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- 公開日:2023年11月2日
- 最終更新日 : 2023年11月3日
目次
- 伝え方の工夫を意識する
- 自己分析を徹底的に
- 面接練習を重ねる
- リラックスして臨む
- まとめ
ポイント1:伝え方の工夫を意識する
理系学生は、自分の考えを相手に伝えることに苦手意識を持つことがあります。しかし、面接では自分の思いや経験を的確に伝えることが求められます。ここで大切なのは、コミュニケーション能力を一から高めることではなく、伝え方を工夫すること。
例えば、話す前に簡単にポイントをまとめてから話す、または、相手の反応を見ながら話すペースを調整するなどの工夫をしましょう。面接練習で取り組むだけでなく、日常のコミュニケーションでもこれらの工夫を意識してみると、面接時にもスムーズに自分の考えを伝えやすくなります。
ポイント2:自己分析を徹底的に
面接では「自己PR」や「学生時代に頑張ったこと」など、自分自身に関する質問が多く出ます。しっかりと自己分析を行い、自分の強みや弱み、経験を明確に理解しておくことが重要です。細かい状況まで振り返り、成功体験だけでなく困難を乗り越えたことや、時には乗り越えられなかったこと。
その際の行動・結果だけでなく、思考したことや感じたこと、それが今の自分へどのように繋がっているのか追求すると深掘ることができます。自分自身を深掘り、分析したことは就職対策としてはもちろんのこと、今後のキャリアや生き方を考える上でも大いに役立ちます。
自己分析の1つとして長所・短所の見つけ方については下記記事でも取り上げているので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント3:面接練習を重ねる
理論だけでは面接は乗り切れません。実際に友人や家族、もしくはキャリアセンターなどのプロフェッショナルに面接練習をお願いし、フィードバックをもらいながら改善していくことが大切です。自分ではしっかりと答えられたつもりでも、聞き手側からすればあなたの良さが分かりにくい場合もあります。第三者に見てもらうことで、この点は改善できます。
また面接では「自己紹介」「ガクチカ」「長所短所」など、多くの会社から共通して質問されることがあります。これらに対する回答は、スムーズに答えられるように練習しておきましょう。理系学生向けの面接質問集を以前作成したので、家族や友人にはこの中から質問をしてもらうのもおすすめです。
ポイント4:リラックスして臨む
緊張は誰にでもありますが、過度な緊張はパフォーマンスを低下させてしまいます。深呼吸をしてリラックスし、普段通りの自分を出すことを心がけましょう。他にも部活サークルやアルバイトなど、何らかのシーンで自分なりに実施している緊張対策を試してみるのも効果があるかもしれません。
とはいえ、理屈では分かっても面接本番で緊張してしまうこともありますよね。企業人事もそのことは理解しており、緊張して言葉が詰まったとしても、裏側では気にしていないことも多くあります。緊張しながらでも「笑顔で話しているか」「自身の取り組みをわかりやすく整理して伝えているか」「質問の意図に沿った答えができているか」など、面接の合否は様々な評価軸から総合的に判断したうえで決まります。「緊張して言葉が詰まる」はそのうちのほんの一部分に過ぎません。
面接は一度、二度のミスで決まるものではないので、仮にミスをしたとしても引きずらずに気持ちを切り替えて臨んでいきましょう。また、実は面接官も表情や声には出さないだけで緊張していることもあります。企業が学生を選ぶ立場であると同時に、学生も企業を選ぶ立場でありますので、一方的な評価ではなく、お互いにコミュニケーションを取る場と捉えてみるのもいかがでしょうか。
まとめ
面接は多くの学生にとって悩みが付きまとうことです。「ハキハキと元気よくコミュニケーションができる」「飲み会で場を盛り上げられるくらい話が面白い」みたいなことは別に必須ではありません。物静かな人でも「技術に対する追求が凄い」「結果を出すための努力量や工夫が凄い」「自身の取り組みを論理的に、わかりやすく伝えられる」などの強みを持ち活躍している事例は数えきれないほどあります。
面接に苦手意識がある場合、まずはこの記事で掲げたポイントを入念に事前準備するだけでも改善に繋がると思います。この記事が、面接に苦手意識を持つ理系学生の一助となれば幸いです。