理系学生のためのプログラミングスキル向上ガイド:大学での学習と実践の組み合わせ

  • ITエンジニア
  • プログラミング
  • 公開日:2024年1月3日

プログラミングはIT業界だけでなく製造業や小売業など多くの業界で求められているスキルです。求人倍率がコロナ前後を問わず高いことや2020年にプログラミングが小学生の必修科目になるなど、重要性を感じることも多くありました。では、理系学部の大学生がプログラミングスキルを磨くために何ができるのか。この記事では具体的な方法について詳しく解説します。

目次

  • 講義による学習
  • 自主学習
  • 課外活動
  • コンテストやイベントへの参加
  • インターンシップの参加
  • GitHubやQiitaの活用
  • まとめ

講義による学習

情報系の学科ではプログラミングの講義や実習が多くありますが、機械・電気電子・物理・数学等の学科でもプログラミングを講義で学ぶ機会があります。実習で利用する開発言語は大学により異なりますが、リケイマッチ(本メディア運営の就活サイト)に登録している学生だとPython/Java/C/C++/PHP/HTML/CSS/JavaScriptを講義で学ぶ学生が直近は多い傾向です。また講義では実習だけに限らず、プログラミングの基礎からアルゴリズム、データ構造などの基本的な概念を学ぶことができることも利点です。

 

自主学習

理系とは一括りに言っても、中にはプログラミングを講義で学ばない学科もあります。そのような際には自主学習から始めてみましょう。初心者向けのテキストやオンライン教材を使うなどして、特定のプログラミング言語や技術について深く学びましょう。昨今の教材だと座学だけでなく実際に簡単なプログラムを書くことから始められるものが多く、実践を通して身に着けることができます。

 

課外活動

大学によってはプログラミング系のサークルや部活があるので、そのような団体に所属することもおすすめです。学内に該当の団体がない場合、学外にも目を向けてみましょう。学外には様々な大学の方々が集まった団体(サークル、学生団体等)も存在します。同じ興味を持つ仲間と知識を共有し、時には共同プロジェクト(例:チームで実際に動作するゲーム)に取り組むこともできます。

 

コンテストやイベントへの参加

プログラミングコンテストやハッカソン、LT(ライトニングトーク)会への参加は、実践的なプログラミングスキルを磨く絶好のチャンスです。コンテストでは問題解決能力、ハッカソンではチームワークやプロジェクト管理能力を試すことができます。また、LT会では自分の学んだことや作成したプロジェクトを短時間で効果的に伝えるプレゼンテーションスキルを磨くことができます。

 

これらのイベントでは、制作物・アウトプットを出し、フィードバックを得ることができます。イベントによっては社会で活躍する著名なエンジニアから評価されることもあり、エンジニアとして更に成長するための気づきを得ることができます。

 

インターンシップの参加

実際の企業や研究機関でインターンシップを行うことで、実務におけるプログラミングを学ぶことができます。企業によっては学習するための場だけでなく、1人のメンバーとして仕事における成果を求める場を提供することがあり、学生は実務ならではの開発やチームにおける連携を通して成長することができます。

 

GitHubやQiitaの活用

GitHubとQiitaはITエンジニアの多くが活用しているツールであり、スキルアップに役立ちます。GitHubは、世界中の開発者が使用するコード共有・管理プラットフォームです。さまざまなオープンソースプロジェクトやライブラリを閲覧し、実際のコードを学ぶことが可能です。

 

一方、Qiitaは日本発の技術者向け情報共有サービスであり、プログラミング関連の知識やノウハウが豊富に投稿されています。特定のプログラミング言語やフレームワーク、ツールの使い方、エラー解決の方法など、具体的なテクニックが多くのユーザーによって共有されています。また、自身の学びや経験をQiitaに投稿することで、他のユーザーと知識を共有し、フィードバックを受けることも可能です。

 

まとめ

プログラミングスキルを習得するためには様々な手段があります。未学習の場合、自分自身に合っていると思うものをまずは1つやってみましょう。実際にコードを書いてみて気づけることや、のめり込めることもあるので、第一歩を踏み出すことが肝心です。また、プログラミングは自身の経験や実力を可視化できるので、様々な学びや活動を通してスキルアップしたこと自体が就職活動でも大きなプラスになります。

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