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- 公開日:2024年1月13日
目次
- 自社開発の特徴
- 自社主導のプロジェクトでできること
- 部門間協働:企画、営業、カスタマーサクセスなど様々な部門との連携
- ユーザーの声が直接届く環境
- 日々のアップデート:開発の継続性
- 働き方の柔軟性:リモート・フレックスの普及
- まとめ
自社開発の特徴
自社開発とは自社が保有するプロダクト(製品・サービス)の開発を行うことを意味します。開発形態として自社開発、受託開発、SES(システムエンジニアリングサービス)の3つに分かれる中、受託開発・SESの場合は他社が保有するプロダクトの開発に取り組みます。
応募する企業が自社開発かどうか見極める場合、シンプルに自社のプロダクトを保有しているかどうかが判断基準になります。企業の開発方針によって例外はありますが、自社開発だと企画から開発、運用までを一貫して手掛けることができ、プロダクトに対して様々な視点から深く関わることができます。
自社主導のプロジェクトでできること
自社開発では外部環境、ユーザーの声、プロダクトの利用状況などの全体像を見ながら、自社主導で方針を決めた上で仕事に取り組むことができます。技術選定においても、新しい開発言語やフレームワークがトレンドになったら試しに使ってみるなど自由度も高いです。
また、日々開発に取り組む中で「もっと~~な機能があると便利」「この機能はもっと~~な改善ができる」等の提案をすると取り入れられることもあります。その分、1人1人に主体性が求められますが、自己のスキルアップとともに企業の成長に直接貢献することができます。
部門間協働:企画、営業、カスタマーサクセスなど様々な部門との連携
自社開発ではプロダクト企画、営業、マーケティング、カスタマーサクセスなど、様々な部門との協働が必要となります。新機能開発や既存機能の改善では、思い付きのアイデアをそのまま実行するのではなく、顧客の声を聞き、データに基づいて様々な軸から分析する必要もあります。またユーザー満足だけでなく売上・利益を追求する必要もあることから、様々な役割を担う部門と連携することも欠かせません。
ユーザーの声が直接届く環境
自社開発では、製品を使用するユーザーの声が直接開発チームに届きます。声だけでなく裏側の利用状況をデータで可視化することもできますので、ユーザーが抱える潜在的な課題を追求することも可能です。ユーザーとの距離が近いことや、開発した機能がすぐに利用されて「使いやすい」「~~がだいぶ便利になった」等にような嬉しい声が届くこともエンジニアにとって魅力的です。
日々のアップデート:開発の継続性
自社開発では、プロダクトや新機能をリリースすることで全てが終了という訳ではありません。「むしろリリースした後が本番である」と声に出す企業もあるくらい、アップデートや機能改善を継続的に行っていきます。「リリースしたが想定よりも全然利用されない」「想定とは違った利用をされており、新たなニーズに気づくことができた」等の思いがけない事態になることもあり、スピード感を持って方向転換をすることもあります。ユーザーにとってより良いプロダクトにするため向き合い続けることができるのも、自社開発ならではの魅力です。
働き方の柔軟性:リモート・フレックスの普及
自社開発において注目されるのが、働き方の柔軟性です。多くの企業ではリモートワークやフレックスタイム制度を採用するなど、柔軟性の高い働き方を提供しています。背景として自社主導で開発を進められることから自由に進めやすいことがありますが、他にもエンジニア採用の求人倍率が年々高まっていることもあります。優秀なエンジニアの採用や定着・活躍は企業にとっても大きな課題であり、働き方の満足度を重視するケースが年々増加しています。ただ、働き方は企業によって特色が出る点でもありますので、各社ごとに調べていきましょう。
まとめ
自社開発は自社主導で柔軟性もって取り組める点やユーザーの声を踏まえて開発・改善に向き合い続ける点などが魅力的です。一方で外部環境の激しい変化に影響されることもあり、主体性や変化に対する柔軟性が求められます。ただ、エンジニアの中には自社開発が好きでのめり込んでいる方々が多く、新卒就活だけでなく中途採用(転職活動)においても年々人気が高まっています。
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