理系学部生の就活は楽?難しい?:文系や理系大学院生と比較して解説

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  • 公開日:2024年3月30日

理系の就活と一括りにされがちですが、学部生と院生で実態が異なる事は多々あります。本記事では理系(理系学部生、理系院生)の中でも、理系学部生に焦点を当てて、就活における有利な点や乗り越える点など記述していきます。

目次

  • 理系の就職活動の特徴
  • 理系学部生の就職活動が「楽」ではない理由
  • 推薦応募のメリットとデメリット
  • まとめ

理系の就職活動の特徴

まず、理系(院・学部問わず)と文系を比較して見ていきましょう。理系学生は、その専門性を活かして多様な仕事に挑戦できるチャンスがあります。例えば、文理問わない総合職(営業・マーケティング・バックオフィス等)へ応募できることはもちろん、理系だけを歓迎する技術職や研究開発職へ応募できます。

 

特に理系歓迎の職種では自由応募に加えて推薦応募という手段を選択できることも理系ならではの強みです。理系であることが歓迎される背景として、大学の講義・実験実習・研究活動を通して学んできたことが、直接的に仕事で活かすことができることが大きな理由の1つでもあります。

 

理系学部生の就職活動が「楽」ではない理由

しかし、これらの利点にもかかわらず、理系学部生の就職活動が「楽」とは言えない理由があります。主な理由は以下の通りです。

 

・専攻分野によって難易度が異なる

理系とは一括りに言っても、機械工学や情報など専攻分野ごとに求人数が異なることから、分野によっては求人の増減が生まれます。その結果、分野に応じて就職活動の難易度にも影響が出てきます。

 

・企業によっては理系大学院生を歓迎することがある

特定の技術や研究分野において、より高度な専門性を求める企業は、学部生よりも大学院生を好む可能性があります。ただし、募集対象を「理系大学院生」に限定していなければチャンスはあるので、その場合は気にせず応募しましょう。

 

・研究活動をESや面接でアピールできない場合がある

就活の早期化に伴い、理系学部生は研究室配属や研究テーマが決まる前にインターンシップや本選考が始まることも珍しくありません。そのため専攻について質問されても研究活動をアピールできない場合がありますが、研究で挑戦したい事や講義・実験実習で励んだ事はアピールできます。研究活動だけに縛られず、今の自分で話せることを前向きにアピールしていきましょう。

参考記事:【理系学生向け】学業に関するガクチカ集を作りました!

 

・大学推薦で院生を優先されることがある

推薦応募の際、募集要件や募集枠の兼ね合いから、大学教員によっては院生を学部生よりも優先して推薦する場合があります。そのような際、推薦だけにとらわれずに自由応募から挑戦しましょう。

 

推薦応募のメリットとデメリット

推薦応募は、面接回数の削減や内定率が高い事など、多くのメリットがあります。しかし、これはあくまで一般論であり、企業によっては推薦であっても選考数が変わらず、内定率も自由応募と差がない場合もあります。そのような企業に推薦応募することは機会損失にもなり兼ねないので、これまでの傾向などを大学教員に事前確認した上で判断しましょう。

 

また推薦による応募は他の選考への応募を制限される場合があるなど、一定のデメリットも存在します。企業研究を重ねた上で入社意欲が高い場合は効果的ですが、そうではない場合は制約も生まれてしまうのでしっかりと考えてみてください。

 

まとめ

理系学部生の就職活動は、多くのチャンスとともに、特有の課題を抱えています。利点を最大限に活かしつつ、就職活動における障壁を乗り越えるためには、余裕をもった準備と行動が大切です。実態として理系学部生を歓迎する企業は非常に多く、自身の学んできた事に自信を持ち、就活へ取り組んでいきましょう!

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