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- 理系就活
- 公開日:2024年4月22日
目次
- 資格取得は内定可否に繋がるのか?
- 理系ならではの専門資格
- 文理問わず役立つ資格
- まとめ
資格取得は内定可否に繋がるのか?
資格は自身の学びや専門性を可視化する点では効果的です。一方で、資格を保有していることだけで内定可否が決まるわけではなく、人柄なども含めて総合的に評価されます。就職みらい研究所の調査記事によると、企業が採用活動において重視する点として「人柄」が93.8ポイントと最も高い一方、資格は16.1%に留まる結果でした。
一方で、資格そのものをPRするのではなく、資格取得に至るまでの過程や思考を含めて自身の努力や克服してきた事をPRするなど、伝え方によっては効果的になることもあります。特に「難易度が高く、応募企業にも関連性のある資格」は、企業にとっても無関心ではないため、面接で話題が広がることも想定されます。
理系ならではの専門資格
理系とは一言で表現しても様々な分野がありますが、ここでは機械・電気電子・情報・数物科学を中心にご紹介します。また、下記に限らず膨大な数の資格がありますので、自分自身の専門性や興味関心に応じて調べてみることもおすすめです。
・電気工事士
電気工事に関する専門知識と技能を認定する資格です。
・電気主任技術者
電気設備の設計、運用、保守に必要な高度な技術力を証明する資格です。
・高圧ガス製造保安責任者
高圧ガスの製造や取扱いに関する専門知識を認定する資格です。
・ガス主任技術者
ガス設備の設計、施工、維持管理に関する高度な知識と技術を認定します。
・危険物取扱者資格
危険物を安全に取り扱うための知識と技術を認定します。
・CAD利用技術者試験
CADソフトウェアを用いた設計技術を認定します。
・機械設計技術者試験
機械設計に関する専門知識と技能を認定する試験です。
・ITパスポート
IT分野の基礎知識を認定する資格です。
・基本情報処理技術者
IT業界での基礎的な知識と技術を問う試験です。
・情報セキュリティマネジメント
情報セキュリティに関する管理能力を証明する試験です。
・知的財産管理技能士
知的財産に関する管理技術を証明する資格です。
・弁理士
特許や商標などの知的財産権を専門的に取り扱う法的資格です。
・アクチュアリー
保険数理に関する専門知識を証明する資格で、リスク管理や金融商品開発に関わる職種で求められます。
・技術士
幅広い工学分野にわたる高度な専門知識を認定します。
文理問わず役立つ資格
以下は、理系・文系を問わず役立つ一般的な資格であり、企業によっては重視している資格も含まれます。
・普通自動車運転免許
新卒採用だけでなく中途採用でもこの資格を最低限必須にしている企業は多いです。時間のある学生のうちに取得するに越した事はありません。特にメーカーだと取引先へ出向く際、必要とされる事が多いです。
・TOEIC
資料調査や海外取引先と打合せなど企業によっては英語を頻繁に使う機会があります。企業によって評価基準は異なりますが、少なくとも600点以上だと一定の基礎力があり、800点以上だとビジネスでも通用する資質があると評価することが多いです。
・日商簿記
企業の会計や財務を理解するための基本的な資格で、2級または3級を持っていると、非財務職でも企業の経済状態を理解するのに役立ちます。
・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
Microsoft Office製品(Word, Excel, PowerPointなど)を効率的に使用する技術を証明する資格です。ほぼ全ての業界で広く利用されているため、効率的な文書作成やデータ処理能力が求められる職場で非常に有利に働きます。
まとめ
資格取得は必ずしも就職活動に効果があるとは言えませんが、企業によっては仕事に関連するため評価されることがあります。ただ、資格を保有しているだけで合否に繋がる事はないので、選考で資格の話をする際には取得した事実だけでなく、資格取得までのプロセスを通してどのような努力をしてきたのか等、自分の人柄をPRできるよう伝えるなど工夫していきましょう。