- 志望動機
- 就活準備
- 公開日:2024年7月18日
- 最終更新日 : 2024年8月5日
志望動機作成の重要性
志望動機は就職活動の中で重要な要素です。特に履歴書・エントリーシートの志望動機欄は、採用担当も合否判断のために読み込んでいます。その中で応募者が自社にどれだけ関心を持っているか、そしてどのように貢献できるかを知りたがっています。
働きたい理由だけを単純に述べるのではなく、具体的な理由や背景を含めることで、より説得力のある志望動機を作成することが求められます。
福利厚生や働き方に偏らない内容にする
福利厚生や働き方の良さに触れることもNGではないですが、それだけに偏ってしまうと、企業にとってメリットの薄い内容だと判断される可能性があります。
例えば、「貴社の福利厚生に魅力を感じました」「リモートワークの制度があることが魅力的です」「規模が大きいことに魅力を感じました」等の言葉を多くの就活生から受け取っています。これらの理由はその企業に応募する就活生のほとんどが思っている事を採用担当者も理解しているので、他の就活生との差別化にならないです。
一方で、自分のスキルや経験がどのように役立つのか、どのように貢献できるのかを具体的に示すことができると、採用担当者も興味深く読み進めます。福利厚生や働き方は補足的な要素として触れる程度にとどめ、企業にメリットのある内容を強調しましょう。
自分ならではの原体験や思いを盛り込む
自分だけのオリジナルな志望動機を作成するためには、過去の経験や原体験を織り交ぜることが効果的です。なぜその企業に応募したいと考えたのか、原体験に紐づくことがあればその点を深掘りしてみるのも良いでしょう。
例えば、学生時代の研究やプロジェクトでの経験、困難を乗り越えた体験などを具体的に述べることで、説得力が増します。また、その経験がどのように企業の業務や目標に直結するのかを明確にすることが重要です。
一方で他の就活生でも同じことが記載できる内容にならないよう注意しましょう。例えば、「私は大学で機械工学を学んでいたことから、貴社の〇〇事業に興味を持ちました」等の内容で完結すると、他の同学科の学生も同じことが記載できてしまいます。自分ならではの原体験や思いを盛り込むことで、他の応募者との差別化を図ることができます。
企業理解と自己分析の深め方
志望動機を作成するには、企業理解と自己分析が不可欠です。企業理解では、その企業だけの価値を見いだせるまで深く調べることが重要です。企業のビジョン、ミッション、業績、競合との違いなどを詳細に調べ、自分がその企業にどのように貢献できるかを考えます。自己分析では、自分の強みや価値観、キャリアの軸を明確にし、企業とのマッチ度を確認します。
参考記事:【企業研究ガイド】IT・メーカー企業の調べ方:志望動機作成にも役立つポイント
志望動機をわかりやすく伝える手順
志望動機を効果的に伝えるための手順の一例を紹介します。
1. 企業への志望理由を最初に述べる:
まず、なぜその企業を志望するのか、具体的な理由を述べます。
2. 志望理由の背景やきっかけとなるエピソードを述べる:
次に、その理由に至った背景や、自分の経験やエピソードを具体的に述べます。
3. 入社後のビジョンや働く意欲を伝える:
最後に、入社後にどのように貢献したいのか、具体的なビジョンや意欲を伝えます。
まとめ
志望動機は企業に自分の人間性や価値観を伝える重要な手段です。企業研究を徹底し、自己分析を行い、自分ならではのエピソードを盛り込むことで、説得力のある志望動機を作成しましょう。企業はES(エントリーシート)、履歴書、そして面接を通して沢山の就活生から志望動機を伺っているので、企業にとっても魅力的な応募者として印象を残すために、しっかりと準備をして臨みましょう。
また面接では、志望動機以外に様々な質問をされます。ES研究所の『就活の面接で最低限準備しておくべき15の質問と答え方』で他の質問に対する答え方も解説されているので、ぜひチェックしてみてください。