2025年3月1日(更新:2025年3月1日)
本日3月1日の広報解禁を迎え、26卒理系学生にとっては本格的な就職活動がスタートしました。すでにインターンや早期選考が活発化している一方、まだ動き出していない学生でも十分にチャンスがあります。多くの企業が短いスパンで説明会から面接へと進む今だからこそ、理系ならではの強みを活かして就活に臨みましょう!
広報解禁日(2025年3月1日)の意味
2025年3月1日は、政府の要請する就職・採用活動の広報活動開始となる日です。就活解禁日、広報解禁日、本選考解禁日等、X(旧Twitter)でも様々な用語で会話が飛び交っていますが、このことを指しています。
本日より、企業の採用情報公開や説明会の正式な開催がこれまで以上に活発化します。このタイミングに合わせ、ナビサイトでは求人情報や説明会情報が大々的に公開されるだけでなく、幕張メッセ等の大規模な会場で合同説明会も活発になります。
しかし、近年はインターンシップや早期選考で3月1日以前から選考を進めていた企業も少なくありません。下記は学情による2025年1月末時点の調査結果ニュースですが、この時点で高い内々定率が出ている事から、実態として早期選考が活発だったことが裏付けられます。
参考ニュース:26卒学生の内々定率は「48.2%」 就職活動は8割が継続
ただし、理系学生は今から情報収集を始めても決して遅くはありません。この機会に興味のある業界や企業を洗い出したり、説明会へ参加してみるなどスタートを切りましょう。
説明会・面接スケジュール
25卒を振り返ると、多くの企業では解禁日以降から説明会だけでなく、そのまま本選考へと一気に進む傾向が強まっています。
■25卒採用で実際にあったスケジュール例
・説明会参加者に選考案内。1~2週間以内に本選考を実施。約1~2ヶ月で内々定へ。
・説明会と同時にWeb適性検査や1次面接を実施。
・説明会から内々定まで2週間以内など、短期間で選考を実施。
など、このようなスケジュールで進むことも珍しくありません。
そして人気のある大企業や募集枠の少ない企業などは、早期選考の影響も踏まえて、採用枠が加速的に充足していく可能性があります。
「志望した時には募集が終わっていた」となる前に、企業ごとのスケジュールをしっかり把握した上で、余裕もってエントリーを心がける必要があります。
理系歓迎のメーカー・IT企業の動き
メーカーやIT業界では、理系学生の採用に積極的な企業が多いです。インターンに参加できなかった学生でも、説明会や本選考への参加を歓迎しているケースが多く、むしろ新たな出会いを期待している企業も沢山あります。
例えば、ものづくり企業(自動車・精密機械・ロボット・電子部品など)やIT企業(Web、SIerなど)は、実験実習・研究・プログラミング等で培った論理的思考や課題解決力を高く評価する傾向にあります。3月1日以降の説明会で企業研究をしっかり行い、理系ならではの専門性をアピールできれば、行きたい企業の内々定を獲得できるチャンスが多々あります。
※参考:25卒理系採用の動向から振り返り
理系新卒採用は文系と比較すると求人倍率が高いことが特徴で、25卒では多くの企業が夏から秋にかけても理系歓迎の求人を公開していました。一方で夏になると、企業・採用担当者は26卒インターンへ注力するようになり、採用活動は消極的になるケースも多々ありました。また、残り1~2名の募集枠しか残っていない時は選考ハードルを初期段階より高める事例もあったことから、気になる企業には早めのエントリーを推奨します。
早めに押さえておきたいポイント
1、自己分析、実験実習、研究活動の棚卸し
ガクチカや自己PRに活かせる実験・プロジェクトを再整理し、アピールの軸を明確にしておきましょう。理系学部生の場合、研究はまだ取り組めていないことも珍しくありません。その際には、「取り組む予定の研究テーマや研究内容」「大学卒業迄に研究で成し遂げたいこと」など整理して、前向きに話せるようにしましょう。
2、スケジュール管理
短期間で選考が進むケースも多いので、エントリー締切や選考日程をこまめに確認しましょう。スケジュールの工夫次第では、行きたいと思う企業を同時に多く受けることや、無理のない就活活動にも繋がります。大学4年から本格化する研究活動と両立するためにも、計画的に動きましょう。
3、インターン未参加でも問題なし
インターンに参加できなかった学生でも歓迎する企業は少なくありません。本選考へ進んだ時点で、インターン参加有無が決定打となることはほとんどないので、今の自分に自信を持って挑んでください。
4、専門性のアピール
実験データや専門用語をわかりやすく整理し、理系ならではの強みを具体的に伝えられるよう準備することも大切。人事・採用担当者は文系出身であることも多いので、専門用語を誰でも分かる表現で話せるようにしておきましょう。
5、志望企業リストアップ
各企業によって本選考の本格化時期が異なるため、気になる企業のエントリー受付や説明会日程を早めにチェックしましょう。「行きたい企業の説明会が気づいたら終わっていた」とならないようにすることがポイントです。
6、自己分析や面接対策
事前に想定される質問や受け答えのポイントをまとめ、本番で焦らずに自己PRができるよう準備しておくことが大切です。面接では理系として学んだことだけでなく、文理問わない質問も頻出するので、友人や大学キャリアセンター担当者等と練習を重ねるのもおすすめ。
まとめ
今日3月1日の広報解禁とともに、26卒の理系学生にとってはいよいよ本格的な就活シーズンが始まりました。既にインターンや早期選考を進めていた企業も多いですが、理系の需要は非常に高いことから、インターンに参加していなかったとしても決して遅くはありません。
メーカーやIT企業を中心に理系学生を歓迎する募集枠は豊富にあります。実験や研究などで培った論理的思考力や課題解決スキルを軸に自己分析を徹底し、興味のある企業のスケジュールをしっかり押さえながら、新卒就活を乗り切りましょう!
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