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2025年12月24日(更新:2025年12月24日)
27卒・理系就活で「出遅れたかも」と感じている方へ。インターンに参加していない、周囲が動き始めていて焦る、何から手を付ければいいかわからない。12月時点でこう感じている理系学生は、実は少なくありません。
結論から言うと、27卒理系就活はこの時期からでも十分に間に合います。本記事では、今からでも間に合う就活準備について整理していきます。
27卒・理系就活は今からでも間に合う理由
理系学生の採用は、文系と比べて選考期間が長くなりやすい傾向があります。製造業(メーカー)を中心に、企業が見ているのは就活に早くから取り組んでいるかどうかよりも、機械・電気電子・化学など特定分野の基礎力や考え方が身についているかという点です。
更に、インターンシップ経由だけでは必要な人数を確保しきれず、年明け以降も新規で理系学生を探し続ける企業が多く存在します。特に27卒では、次のような事情が重なっています。
・理系人材不足が依然として解消されていない
・インターン参加者が一部の積極層に偏っている
・通年採用や複数ルートでの選考を導入する企業が増えている
・研究や課外活動で活躍する一方、就活に時間を割けていない理系学生もいる
このため企業側は、「冬から動き出す学生」も想定した上で採用活動を行っています。12月時点でのスタートは決して遅いわけではなく、ここから本格的に企業を比較・検討する学生も十分に採用対象となっています。
※注意点:企業によって動向が異なることも
沢山の理系就活生が応募する人気企業だと、早い段階で募集枠が充足してしまうことも珍しくありません。気になる業界や企業がある場合は、チャンスを逃して後悔しないよう、今からでもチェックしておきましょう。
インターン未参加は本当に不利なのか
インターンに参加していれば、企業理解が進んでいる点は評価されやすくなります。ただし、それが選考の決定打になるかというと、理系では必ずしもそうではありません。
実際の選考では、以下のような点がより重視されます。
・研究内容や専門分野への理解度
・実験・演習での考え方や工夫
・課題に対する向き合い方
・専門外にも伝えようとする姿勢
「なぜインターンに行かなかったのか」を厳しく問われるケースはほとんど無く、それよりも「今、何を考えているか」「どこに興味を持っているか」の方が見られやすいのが実情です。
27卒から変わり始めている就活トレンド
27卒では、ここ1〜2年で見られる変化がよりはっきりしてきています。
一つは、選考の前倒しと同時に「長期的な採用活動」が増えていることです。企業は早期に動いた学生と接点を持ちつつ、後から動き出す学生に対するアプローチも意欲的に行っています。
また、以下のような動きも目立ちます。
・スカウト型採用の比重増加
・研究テーマ確定前の理系学部生へのアプローチ
・生成AIを使った選考・マッチングの導入
・冬季インターンと早期選考の同時進行
結果として、「早いうちから準備できている学生」だけでなく、「途中からでも思考を整理し、行動できる学生」も同時に評価される対象です。完璧な準備よりも、動きながら整える力が問われます。
年末年始から理系学生がやるべきこと
今から就活を本格化する場合、やることを広げすぎないのがポイントです。
まずは以下のようなことを意識してください。
・志望する業界・職種を3〜4つに絞る
・研究・実験・授業でやってきたことを整理する
・インターン・説明会・面談に出ながら考える
・一人で悩み続けない
自己分析や業界研究は、机上で完璧に終わらせる必要はありません。企業と話す中で軸が見えてくるケースも多く、むしろその方が現実的です。
12月後半〜年明けは、冬インターン・早期選考が同時に走る時期です。この流れに乗れるかどうかが、春以降の選択肢の幅を左右します。
理系特化サービスを使う意味
27卒のこの時期から動く場合、総合型の就活サービスだけに頼ると情報が分散しがちです。
理系特化型の就活サービスでは、以下のようなメリットがあります。
・技術職・研究職前提の求人が多い
・インターン未参加でも声がかかりやすい
・専門分野を見たスカウトが届く
・企業側の温度感が比較的高い
当社が運営するスカウト型の理系就活サイト「リケイマッチ」でも、12月以降に登録し、年明けから面談・選考に進む27卒学生が増えています。出遅れたかどうかよりも、「今の自分に合う企業とどう出会うか」が重要です。
まとめ
27卒・理系就活は、年末年始の時点からでも十分に間に合います。インターン未参加やスタートの遅れだけで、選択肢が消えることはありません。
理系就活では、専門性、考え方、伸びしろが重視されます。完璧な準備よりも、動きながら整理し、言語化していく姿勢が評価されやすいのが今年の特徴です。
焦らず、止まらず、今できる一歩から始めてみてください。27卒の就活は、ここからが本番です。
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