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- 調査レポート
- 公開日:2023年9月5日
リケイマッチの記事を書いている筆者は複数名いますが、今回書かせていただくのは皆さんと同じように理系として大学で学んでいる女子学生です。同じ大学で女子の比率が少なく、学内だけではあまり良い情報も得られないので思い切って調査をすることにしました!今回はリケジョの卒業後のキャリアについて調べたことを紹介していきたいと思います。
目次
- リケジョを増やそうとする動きが活発!
- リケジョは卒業後どのような仕事に着く?
- 理系に進むことで得られるものは?
- まとめ
1. リケジョを増やそうとする動きが活発!
1900年代に比べ、高校を卒業後大学に進学する人の割合は増加傾向にあります。しかし、関係学科別に入学者数を見ると工学、理学での人数に大きな変化はありません。2021年にOECD(経済協力開発機構)から日本の高等教育機関でSTEM分野(Science、Technology、engineering、Mathematics)を専攻する学生の中で、女子の比率は17%だったことが発表されました。
研究者の大部分は男性を占めており、工学分野では、女性比率が12.5%でした。
研究においては多様性が重要になります。日本政策投資銀行によると、男女両方の発明者がいるチームの方が男性だけのチームよりも特許の経済価値が1.54倍高くなっていることがわかりました。
そのため、近年、各大学では積極的に女子枠を導入や、女子中高生が理系を選択するようさまざまな取り組みが行われています。
例えば、東京工業大学では24年度入試から総合型選抜と学校推薦型選抜で物質理工学院など4学院を対象として58人の女子枠を初めて設けることは大きな話題になりました。他にも、2022年度には奈良女子大学が国内の女子大学としてはじめて工学部を開設するなど、日本全体でリケジョを増やそうというトレンドが活発です。
2. リケジョは卒業後どのような仕事に着く?
マイナビと日本経済新聞が共同で調査した2024年卒理系女子学生の就職企業ランキングでは、食品・IT通信・自動車・電機・化粧品・ゲームなど多様な業種の企業がランクインしています。
理系に進んだからといって、就職活動できる企業が少ないような印象はありません。自分が大学で学んだことを活かし就職に繋げる人も多くいます。
それぞれの業界の特徴については当サイトの記事でまとめていますのでぜひこちらからご覧ください!
https://rikeimatch.com/contents/corporate-information/
3. 理系に進むことで得られるものは?
理系に進むことで、科学的思考として論理的な考え方や、問題解決能力を養うことができます。また、プログラミングや実験技術など技術的なスキルを身につけることができます。
日経経済新聞によると、以前OECDが行った学部卒の年収分布に関する調査では、理系に進んだ女子は文系に進学に比べ、年収で上位25%に入る人が多いことがわかりました。その裏側には理系人材が各企業で不足していることも挙げられ、男性・女性関係なく強く必要とされています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33338830U8A720C1000000/
4. まとめ
理系に進んだからといって、職業選択の幅は狭まらないことがわかりました。理系学生は研究、レポートに追われる人が多く忙しいイメージがあります。また、男性が多く女性は肩身せまいイメージもあります。このようにマイナスな印象を私も感じることがありましたが、これからの時代はリケジョを増やす取り組みにより、今よりもさらに女性の活躍が期待できます。
リケジョの方は理系に進んだことに自信持って、自分の進みたい業種に就きましょう!