理系就活生必見!プロセスエンジニアの仕事内容と活かせるスキルを紹介

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  • 公開日:2022年12月26日
  • 最終更新日 : 2023年12月31日

プロセスエンジニアの仕事は、製品の材料の選定や製造方法、装置の稼働条件などを決める仕事です。

 

メーカーや業界によっても異なりますが、場合によっては生産設備の導入や選定などに携わるため、製造プロセスの仕事だけでなく装置の設計なども担当します。

 

この記事では理系出身者が携わるプロセスエンジニアの仕事内容や活かせるスキルを紹介します。

 

理系就活生やこれから就活を始める学生でもわかりやすい内容となっているため、業種への理解が深まり、納得のいく就活への一歩となります。

目次

  • プロセスエンジニアとはどんな仕事?
  • プロセスエンジニアの具体的な仕事内容
  • プロセスエンジニアで活かせるスキルは?
  • まとめ

プロセスエンジニアとはどんな仕事?

プロセスエンジニアとは、製品の量産化の生産工程を考えるエンジニアです。

 

生産技術は量産化のための装置の設計や導入を行う一方で、プロセスエンジニアは製品に使用する材料や製品の製造方法、条件の設定などを行います。

 

料理で例えるなら、カレー作りに使用する鍋やおたまを選ぶのが生産技術、カレーの材料や分量、加熱時間などを決めるのがプロセスエンジニアです。

 

企業によっては、プロセスエンジニアが生産技術の仕事も同時に行う場合もあります。

 

プロセスエンジニアは半導体や太陽光、液晶、化学プラント業界などで活躍します。

 

特に半導体や太陽光、液晶業界では化学だけでなく物理や電気、機械の知識も重要となるため、機電系出身者が活躍しています。

 

プロセスエンジニアの具体的な仕事内容

プロセスエンジニアの仕事は、業界によって内容がさまざまです。

 

この記事では半導体業界を例に具体的な仕事内容を紹介していきます。

製品の製造方法の計画や設計

最初に、開発や設計部門で作られた半導体を量産化するための設計を行います。

 

開発された半導体の量産化で使用する材料の選定、場合によっては設備や装置の導入も行います。

 

材料の選定や設備の導入には製品の品質だけでなく、製造にかかるコストやスケジュールなども考慮する必要があります。

製造方法の分析や評価

製造ラインが稼働したら、選定した材料を使用し装置で試作を行います。

 

このとき設定された温度などの条件や試作した製品の評価からデータをとり、装置の生産性や半導体の品質を確認します。

 

得られたデータは製造工程の改善や品質データとして重要な判断材料となります。

製造方法の最適化

試作により得られたデータから、製造方法や稼働条件、材料などを見直し、目標とする品質や生産性に近づけていきます。

 

製造業ではコストと品質が重視されるため、これらを最適化するために何度も試作と検証を行います。

 

最適な製造方法を選定したら、いよいよ本格的な量産に向けた稼働が始まります。

 

稼働後もトラブル発生時や品質異常などで、プロセスの改善を行います。

 

プロセスエンジニアで活かせるスキルは?

プロセスエンジニアの仕事で活かせるスキルについて紹介します。

 

入社後に仕事をする中で身につくスキルもあるため、就職活動の時点で当てはまらなくても悲観する必要はありません。

粘り強さがある

プロセスエンジニアの仕事はPDCAサイクルを回し続ける仕事であるため、常にトライ&エラーの繰り返しです。

 

試作、評価、検証、改善を繰り返しながら目標の生産性や品質を達成します。

 

そのため何度も挑戦し続けることができる粘り強さを持った人が大きく活躍できるでしょう。

試行錯誤が得意

プロセスエンジニアの仕事には決められた方法や答えがありません。

 

つまりアイデア次第では、コストを大幅に抑えることや生産性を格段に向上させることができます。

 

最適なアイデアを出すためには、繰り返し試行錯誤する必要があります。

 

そのため試行錯誤を繰り返し最適な答えを探すことが得意な人は、プロセスエンジニアとして大きく活躍できるでしょう。

コミュニケーション能力が高い人

プロセスエンジニアの仕事では、コミュニケーション能力が求められます。

 

製品の試作の段階でも、材料の選定や装置の条件について、プロセスエンジニアの中で話し合いをしながら決めていく必要があります。

 

さらに試作をし評価や改善をする際には、設備部門や開発部門の人とも話し合いをし、より最適な条件を導いていきます。

 

このようにプロセスエンジニアの仕事でも高いコミュニケーション能力が求められるのです。

気持ちの切り替えが早い

製品や使用する材料によっては、顧客が求めるレベルや社内規格を満たすことが難しいものもあり、基準を満たすまで何度も試作・評価・修正を繰り返すこともあります。

 

何度挑戦しても上手くいかないことや原因がわからないことも多いです。

 

そのような場合でも落ち込まず気持ちを切り替えて何度も挑戦し続ける力がある人は、プロセスエンジニアの仕事で大きく活躍できるでしょう。

まとめ

プロセスエンジニアの仕事は、製品の材料の選定や製造方法、装置の稼働条件などを決める仕事です。

 

場合によっては生産設備の導入や選定などに携わるため、製造プロセスの仕事だけでなく装置の設計なども担当します。

 

プロセスエンジニアは試作を何度も行い目標のコストや品質を達成する必要があるため大変な仕事ですが、その分やりがいや達成感を感じることができる仕事です。

 

この記事を読んで、プロセスエンジニアの仕事に興味を持った理系就活生はエントリーしてみることをおすすめします。