周りの人はどれくらいインターンシップに参加している?自分も参加した方がいい?

  • インターン
  • 就活
  • 就活準備
  • 公開日:2023年8月2日
  • 最終更新日 : 2023年10月26日

「インターンシップ」という言葉を耳にしたことはありますか?本格的に就職活動を進めていくと、この言葉が登場してきます。今回はインターンシップの位置付けと、同じ学生でどれくらいの人が参加しているのかを紹介していきたいと思います。自分の将来に向けて考える際の判断材料として、ぜひインターンシップの参加を検討してみてください!

目次

  • インターンシップの位置付け
  • どのようなインターンシップがあるの?
  • どれくらいの人がインターンシップに参加してるの?
  • まとめ

1.インターンシップの位置付け

就職活動について調べていくと、インターンシップに参加している学生がたくさんいることがわかります。そこで、「インターンシップに参加するとどんな良いことがあるの?」とこのような疑問が生まれてくると思います。 インターンシップへ参加するメリットは学生のみならず、実施する企業の方にもあります。

 

① 大学等及び学生にとっての意義:

・キャリア教育、専門教育としての意義:インターンシップは学生に実践的な職場経験を提供することで、専門知識だけでなく実務能力を身につける機会となります。これは学生のキャリア形成に役立ちます。

・教育内容、方法の改善、充実:学生がインターンシップを通じて実務経験を積むことで、大学や専門学校の教育内容や方法の改善につながります。実践的な要素を取り入れた教育を促進します。

・高い職業意識の育成:インターンシップは学生に職場のリアルな状況を経験させるため、職業意識を向上させます。自身の目標や興味に合った職業を見つける手助けとなります。

・自主性、創造性のある人材の育成:インターンシップは自ら考え、行動する力を養います。問題解決や提案など、自主性と創造性を持った人材の育成に寄与します。

 

② 企業等における意義:

・実践的な人材の育成:インターンシップを提供することで、企業は学生に実務経験を積ませることができます。これにより、即戦力となる実践的な人材を育成することが可能となります。

・大学等の教育への産業界等のニーズの反映:インターンシップを通じて、企業は教育機関と連携し、求める人材像やスキルを伝えることができます。これにより、教育内容が現実のニーズに合致したものになります。

・採用選考時に参照し得る学生の評価材料の取得:インターンシップは学生の実務能力や適性を評価する重要な指標となります。企業はインターンシップを通じて学生を評価し、将来の採用選考に参考材料として活用することができます。

 

以上のように、インターンシップは学生と企業の両方にとって非常に重要な意義を持っています。学生は実務経験を通じて自身のキャリア形成や職業意識の向上に役立ち、企業は将来の人材を育成し、採用選考において有益な情報を得ることができます。インターンシップへの参加は、両者の成長と発展にとって貴重な機会になります。

 

2.どのようなインターンシップがあるの?

理系におすすめのインターンシップとは?インターンの種類・特徴を解説
こちらの記事には、インターンシップの種類についてまとめてありますので、ぜひ一読してみてください。

3.どれくらいの人がインターンシップに参加しているの?

ではどれくらいの人がインターンシップに参加しているのでしょうか?

文部科学省が令和3年度(対象期間:令和3年4月1日〜令和4年3月31日)に行ったインターンシップの実施状況についての調査結果の一部を以下にまとめます。

図1は単位認定を行うインターンシップの実施校数を示し、図2は参加学生数を示したものです。全国で650校近くの学校がインターンシップにおいて単位認定を行っていることがわかります。

国公立別を見ると、私立大学が最も単位認定している場所が多いことがわかります。しかし、全国において国立大学は86校あり、その中で75校が単位認定を行っているため国立大学の単位認定を行うインターンシップは高い実施率になっていることがわかります。

 

図3に単位認定を行うインターンシップと行わないインターンシップを合計した実施校数、参加学生数のデータを示します。単位認定を行わないインターンシップの実施校数、参加学生数は学校経由でインターンシップに応募した数になります。

 

 

調査より、一度でもインターンシップに参加したことのある学生は少なくともでも8万人いることがわかりました。

 

文部科学省「大学・短期大学・高等専門学校におけるインターンシップの実施状況について」https://www.mext.go.jp/b_menu/internship/1387151.htm

4.まとめ

今回は、インターンシップへ参加した学生数について紹介しました。学校経由せず、就活サイトからインターンシップに応募する方もいます。そのため、実際に参加している学生はもっと多いと考えられます。インターンシップは、自分が希望する業界の方の声を聞く貴重な場や周りよりも少し早い社会経験を積む場として利用し、活かせるものをどんどん有効活用していきましょう!