【理系就活】スーツは入学式の一着、そのまま使える?買い替え?迷ったときの判断ポイント

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就職活動の準備を進める中で、意外と悩むのが「スーツ、どうする?」という問題。入学式のときに買ったスーツがあるけれど、それで就活も乗り切れるのか? それとも買い直した方がいいのか?さらに、最近はレンタルという選択肢も増えてきています。

 

この記事では、当社のアンケート結果やスーツ専門店の情報も参考にしながら、就活スーツの選び方と気を付けたいポイントを5つの視点で解説します。

就活スーツはどうする? 学生のリアルな選択とは

リケイマッチのインスタグラムで今年5月に実施した学生アンケートでは、次のような結果が出ました。

 

・入学式のスーツを使い回す:49%
・新しく買い直す:26%
・レンタルを利用する:17%
・家族などのおさがりを使う:9%

 

約半数の学生が「入学式のスーツをそのまま使う」と回答しており、必ずしも“新しく買う”のが主流ではないことがわかります。

ただし「サイズが合わなくなっていた」「シルエットが就活向きではなかった」という理由で買い直す人もいるので、状態確認や着心地のチェックは必須です。スーツが与える印象は、面接官の第一印象にも直結します。

 

就活スーツで気を付けたいポイント【見た目=信頼感】

就活スーツは、ただの「服」ではなく、第一印象=信頼感を左右します。

特に面接では、話す前から「この人は信頼できそうかどうか」が無意識のうちに判断されていると言われています。

スーツ専門店では「就活用」として最初から基本をおさえたモデルが多く販売されていますが、選び方や組み合わせ次第で印象は大きく変わります。以下のポイントをチェックしておきましょう。

 

■ ジャケット|「シンプル・落ち着き・清潔感」が基本軸

・色:黒 or 濃紺(ネイビー)が就活の定番。明るいグレーやストライプ入りは避けた方が無難です。黒はよりフォーマルな印象、紺は少し柔らかく親しみやすい印象になります。
・形:シングル2つボタンのものを選びましょう。ダブルや3つボタンはフォーマルすぎたり古い印象を与えがち。
・シルエット:ベーシックで体に合っているものを。特に就活生向けのモデルは「細身すぎないけどスマート」に見えるよう設計されています。
・ベント(背中の切れ込み):センターベントが主流。サイドベンツはビジネス寄り、ノーベントはやや古い印象に。

 

■ ワイシャツ|迷ったら「白・無地・レギュラーカラー」

・白の無地シャツが鉄板。一番フォーマルで清潔感が出ます。ブルー系など色柄は企業によってはOKですが、一概には言えません。
・ボタンダウンはカジュアル寄りで、ビジネスシーンには不向きとされます。
・シワや透け防止対策も大事。形態安定シャツや肌着の色(白orベージュ)にも気を配ると好印象です。

 

■ ネクタイ|色や柄にも「印象」がある

・色:ネイビー・エンジ・グレー系が基本。信頼感や誠実さを感じさせる定番色です。
・柄:無地・ストライプ・小さなドットなど控えめに。大柄や派手な配色、キャラものは避けましょう。
・結び方:面接での印象を整えるために、ネクタイの結び方にも気を配りましょう。おすすめはセミウィンザーノット。左右対称できれいな結び目ができ、緩みにくいため、面接にふさわしいとされています。とはいえ、結び方に慣れていない方や、時間がないときは、もっともシンプルなプレーンノットでも問題ありません。就活では基本中の基本とされており、清潔感さえあれば十分です。

 

■ 靴・バッグ|実は見られている「足元」と「持ち物」

・靴:黒の革靴(内羽根式)が定番。つま先が尖っていたり、装飾が多いものは避けましょう。
・ローファーやスニーカーはNG。革靴は履き慣れておくことが大切です(新品は靴擦れ注意)。
・バッグ:A4書類が入る黒のビジネスバッグを選ぶ。リュックやトート、カジュアルなブランドものは避けた方が無難。
・バッグは自立するタイプが好印象。床に置いたときに形が崩れない、荷物が整理しやすいものを。

 

▼ プラスで気を付けたいポイント

・サイズは店舗で試着して確認を(ネット購入なら返品可能なものを選ぶ)
・靴、バッグ、ネクタイを含めた“全体のバランス”を見ること
・「無難=地味」ではなく、「安心感と清潔感がある」ことが大切

 

リクルートスーツは、おしゃれを競うためのものではなく、「この人と一緒に働けそう」と思ってもらうための服装です。選び方に正解があるわけではありませんが、「第一印象=信頼感」を意識することで、就活がぐっと前向きなものになります。

参考記事:理系女子の就活服装に迷ったらこれ!パンツスーツとスカートスーツの選び方ガイド

 

購入かレンタルか、それぞれの選び方

スーツの準備方法は「購入」「レンタル」「手持ちのスーツを使い回す」の3通り。就活スタイルや予算に合わせて選びましょう。

 

◆ 購入

向いている人
・面接が多い/活動期間が長い
・サイズ感や着心地にこだわりたい

注意点
・コストはやや高めだが、就活後も使える(入社後・冠婚葬祭など)

費用の目安
・就活セット:2万円前後〜(シャツ・ネクタイ・靴など込みのことも)

 

◆ レンタル

向いている人
・短期間だけ活動する
・できるだけ費用を抑えたい

注意点
・事前にサイズや着心地の確認が必要

費用の目安
・1週間で約5,000円が相場

 

◆ 手持ちのスーツを使い回す(例:入学式スーツ)

向いている人
・スーツの状態が良く、サイズも今の体型に合ってい

注意点
・違和感のあるシルエットや色合いでないか確認を
・リクルートスーツらしい“清潔感・無難さ”があるかチェック

 

専門店の就活セットは2万円前後〜からスタートすることが多く、コスパ重視のセットも豊富。逆にレンタルは1週間で5,000円前後が相場なので、活動量に応じて選ぶのが◎です。

 

入社後も使える? 就活スーツの“その後”

リクルートスーツは「就活専用」なので、入社後に着続けるにはやや堅すぎる印象を与えることもあります。

 

ただし、内定式・初出社・研修など、初期段階ではそのまま使えるケースも多く、すぐに無駄になるわけではありません。最初から「兼用できそうな一着」を選ぶのも一つの考え方です。

 

将来的にはグレー・ネイビーなどの落ち着いたビジネススーツに移行していく企業が多く、昨今ではスーツ必須ではなくオフィスカジュアルを推奨する事例も増加傾向です。

 

まとめ

入学式のスーツでもOKだが、サイズや印象は要チェック!

 

・清潔感、落ち着きのあるデザインが第一印象に直結
・購入/レンタル/使い回し、それぞれのメリットを知って選ぶ
・就活スーツは入社後の場面でも一部活用可能

 

「スーツ=正解は1つ」と思いがちですが、就活の進め方と同じように、自分に合った選択をすることが大切です。まずは一度、クローゼットにあるスーツを見直してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

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