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- 公開日:2023年7月25日
企業に応募する際、採用フローを確認すると面接や適性検査など入社するにあたり多くの企業が就職試験を設けています。
就職試験は大きく3種類あります。
・民間企業は入社試験
・公務員は公務員試験
・教員は教員採用試験
この記事では民間企業で行われる入社試験について紹介します。
目次
- 入社試験の目的
- 適性検査って何?
- 適性検査以外はどんな試験がある?
- まとめ
入社試験の目的
入社試験の目的は「応募者が会社の求める人物像に近いかどうか」を確認するために行われます。つまり、企業が求める理想的な人材に合致しているかどうかを評価します。そのため、合格基準は会社の方針や応募者によって左右されます。会社によって選考フローが変わるため、志望している会社でどのような入社試験が行われているか把握する必要があります。
就職活動における基本的な流れはこのようになっています。
エントリー→企業説明会への参加→エントリーシートの提出
→選考(面接・適性検査・筆記試験 等)→最終面接→内々定
適性検査って何?
多くの企業では、適性検査としてSPIという試験を導入しています。SPIとはSynthetic Personality Inventory(総合適性検査)の略で、1974年に「学歴や職歴などの表面的な情報だけではなく、個人の資質をベースとした採用選考に寄与したい」という考えからリクルートマネジメントソリューションが提供を始めました。9割以上の企業が新卒採用で活用していると言われ、2023年3月期で年間15500社、受検者は217万人に上ります。
SPIは「性格検査」と「能力検査」の2つに分けられます。会社によってはどちらも実施、または性格検査だけ実施する場合があります。
性格検査では、約300の質問をし、性格を4側面18種類に分類します。その結果より仕事上での人柄や、職務・組織の適応力を知ることができます。
一方、能力検査では基礎能力の評価を行います。基礎能力とはどの仕事にも共通して求められるスキルや知識を獲得する際の能力のことです。
能力検査ではさらに「言語分野(国語)」、「非言語分野(数学)」に細分化され、企業によってはオプションとして英語を実施しているところもあります。
選考の一番初めに実施する企業が多いため事前にしっかり対策を行う必要があります。
適性検査以外はどんな試験がある?
適性検査以外の就職試験として面接、筆記試験などが一般的です。技術職のエンジニア採用ではコーディングテストを行う場合もあり会社によって異なります。
筆記試験では、業界知識や社会問題に対する理解が問われることがあります。
コーディングテスト(コーディング試験)とは、応募者のプログラミング能力を試し、会社の求めるレベルに達しているか確認するためのテストです。エンジニア採用の際の技術テストに当たります。
まとめ
自分の志望する会社の会社説明会に参加し、求めている人物像、選考フローを確認した上でそれに合った対策をすることが重要です。SPIの対策には過去問を活用したり、書店で参考書を手に入れて学習することが役立ちます。
就職活動は準備と努力が必要ですが、適切な対策を講じて自信を持って挑戦すれば、成功への道が開けるでしょう。幸運をお祈りしています!