履歴書とエントリーシートの違いとは?それぞれの役割や書き方を紹介

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  • 公開日:2023年5月14日

インターンシップや就職活動の応募においてほとんどの企業から提出を求められる「履歴書」と「エントリーシート」。

 

履歴書とエントリーシートはどちらも応募者がどのような人であるかを示す書類ですが、企業の立場から見たそれぞれの書類の役割は異なっています。

 

この記事では「履歴書」と「エントリーシート」の役割の違いや書き方のポイントを紹介していきます。

目次

  • 履歴書は「個人情報や過去の経歴、資格などを示す書類」
  • エントリーシートは「自分の能力やスキルなどを企業へアピールする書類」
  • 履歴書とエントリーシートの違いと書き方のポイント
  • まとめ

履歴書は「個人情報や過去の経歴、資格などを示す書類」

履歴書はより個人的な情報が書かれた、応募者が何者であるかを確認するための書類です。履歴書のフォーマットはJIS(日本工業規格)にしたがったものが多いため、記載内容は下記の内容であることが多いです。

  • 氏名、住所(実家の住所も記載する場合あり)、生年月日、電話番号
  • 学歴、職歴
  • 資格・免許
  • 志望動機・特技・アピールポイントなど
  • 本人希望欄(勤務時間や勤務地等)

 

履歴書は選考時に使用されるだけでなく採用後も保管される場合があるため、非常に重要な書類となっています。

エントリーシートは「自分の能力やスキルなどを企業へアピールする書類」

エントリーシートは自分の能力やスキル、将来性などをより具体的に企業へアピールするための書類です。

 

フォーマットは企業ごとに決められており、場合によっては自分で一から作成することもあります。

 

記載内容は企業によっても異なりますが、以下の内容であることが多いです。

 

  • 氏名、住所(実家の住所も記載する場合あり)、生年月日、電話番号
  • 学歴
  • 資格・免許
  • 自己PR
  • 志望動機
  • 長所・短所
  • 研究テーマ・研究内容
  • 学生時代に頑張ったこと
  • 入社後の目標やキャリアビジョン

 

エントリーシートは書類選考での判断材料となるだけでなく、書かれた内容をもとに面接時により深く質問することで、応募者の人柄やスキルを見極める面接官も多いです。

 

そのため企業研究や自己分析をしっかり行い、一貫性のある受け答えができるように準備しておく必要があります。

 

理系の場合は学習内容(講義/実験実習/自学習)、研究テーマ、そして学習・研究に対する取り組みの姿勢を重視する会社もあります。そのため理系として培ってきた専門的な内容についても面接でしっかり答えられるようにしておきましょう。

履歴書とエントリーシートの違いと書き方のポイント

履歴書は「過去から現在の事実に基づいた情報を企業に提供する書類」であるのに対し、エントリーシートは「現在から未来の自分の強みやビジョンを企業に知ってもらうための書類」であるという違いがあります。

 

これらの違いを踏まえ、それぞれの書き方のポイントを紹介します。

履歴書は個人情報や経歴を正確に書く

 

履歴書は変えようのない事実を記載する項目がほとんどであるため、どの企業に対しても履歴書の内容はほぼ同じであることが多いです。

 

個人情報や経歴、資格などは噓偽りなく、簡潔かつ正確に書きましょう。

 

また、志望動機やアピールポイントを書く項目では、エントリーシートの内容と一貫性をもたせつつ簡潔に内容をまとめましょう。

 

エントリーシートは自分を最大限にアピールする

 

エントリーシートでは、企業にとって自分がどれだけ魅力のある人材であるかを示す必要があります。

 

しかし企業ごとに経営理念や求める人物像などは異なるため、アピールするポイントや方法も企業によって異なってきます。

 

例えば、自動車業界のいくつかの企業のエントリーシートに志望動機や自己PRなど共通する項目があったとしても、記載する内容は応募する企業によって変わってきます。

 

そのためエントリーシートを書く際は応募する企業ごとに企業分析や自己分析をしっかり行い、自分の強みや将来性をしっかりアピールしましょう。

 

履歴書とエントリーシートの内容は一貫性を持たせる

 

履歴書とエントリーシートでは記載する項目は異なりますが、アピールするポイントには一貫性を持たせましょう。

 

例えばエントリーシートの自己PRでは協調性をアピールしている一方で、履歴書の志望動機ではリーダーシップを強調している場合、応募者の人物像が上手くつかめず企業側に強みが伝わりません。

 

履歴書とエントリーシートでアピールポイントがずれていないかを意識しながら内容を考えましょう。

 

また内容に一貫性を持たせることで、履歴書とエントリーシートの志望動機が同じ内容になることがあります。

 

その場合は履歴書には簡潔に、エントリーシートにはより具体的なエピソードや経験を交えて書くなどの工夫をしましょう。

まとめ

履歴書は「個人情報や過去の経歴、資格などを示す書類」、エントリーシートは「自分の能力やスキルなどを企業へアピールする書類」といった役割の違いがあります。

 

履歴書はJIS規格に則ったフォーマットに書いていきますが、エントリーシートはエントリーする企業によって書き方や押さえるべきポイントが異なります。

 

この記事を参考に履歴書とエントリーシートの違いや書き方のポイントを押さえ、インターンシップや就職活動の選考をスムーズに進めていきましょう。