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- 公開日:2022年10月20日
- 最終更新日 : 2023年12月31日
とある大学内における就活講演会でもお話をしたコンテンツであり、盛り沢山であるため前編・後編で分けています。
今回は後編であり、特定の企業を調べる際のチェックポイントについて書きました。
※前編の記事はこちらからご参照ください。
目次
- (前編)なぜ企業研究が必要なのか?
- (前編)業界研究の方法
- (前編)企業研究の方法
- (後編)企業研究のチェックポイント ←今回はこのテーマ!
④企業研究のチェックポイント
1、会社概要
まずは会社概要を確認します。以下に挙げた企業の基本情報を押さえましょう。
・企業理念
・企業の沿革
・従業員数
・売上、資本金
・事業所の所在地
・事業内容
・製品情報 など
~メーカーの場合~
・自社製品開発、受託(請負)開発、技術派遣(アウトソーシング)など、どのような事業形態なのか。
・特に力を入れている領域は何か(製品分野、 技術分野など)
※製品分野:自動車、家電、産業機械、プラントなど 。
※技術分野:研究開発、設計、生産技術、製造など。
~IT 企業の場合~
・自社サービス開発、 受託開発、派遣・ SES(アウトソーシング)など、どのような事業形態なのか。
・特に力を入れている領域は何か(顧客属性、技術分野など)
※顧客属性:自動車向け、不動産向け、金融向け、もしくは個人向けなど。
※技術分野:Web 開発、ハード系開発(組み込み、制御)が強みなど。
ホームページだけで分かりにくい場合は、ナビサイトの求人情報がシンプルでおすすめです。
更に深堀る場合、中途入社(転職)向けの採用情報や IR 資料の決算説明書など確認することも有効です。
中途入社(転職)向けだと、事業内容や業務内容が詳細に記載されていたり、IR 資料では株主向けに分かりやすく記載される事が多く参考になります。
2、仕事内容
・どんな役割を任されるのか(メーカーだと設計、実験、生産技術、製造など。IT 企業だと要件定義、設計、プログラミング、テストなど)
・どこまでの範囲を任されるのか(設計に特化、設計~製造、テストまで広くなど)
・キャリアパス(中長期で見た際、どのような道があるのか)
3、競合企業(同業他社)の確認
次は競合となる企業を把握しましょう。競合とはいわゆる“ライバル会社”のことで、同じ課題を解決するための商品やサービスを提供する企業を指します。
競合を把握すると、その企業の強みや業界内での立ち位置を知ることができます。企業研究の段階で、同業他社ではなくこの企業を志望する理由を明確にできると、志望動機を答える際にも役立ちます。
4、求める人物像
続いて、企業が求める人物像をチェックしましょう。企業がどんな人材を求めているかは、企業 HP の採用情報ページに記載されていることもありますが、企業理念や事業内容から推測しなければならない場合もあります。また、インターンシップで感じ取ったり、説明会や OB・OG 訪問で質問したりするのも一つの手です。
5、社風
同じ業界でも企業によって社風は異なり、アットホームな企業があれば、チャレンジ精神旺盛な企業もあります。入社前に社風を把握し、自分の性格に合った環境なのかを考えておくことは大切です。また、参考程度に口コミサイトや SNS などで調べてみてもいいでしょう。
6、企業の動向
本や新聞、ニュースで企業の動向をチェックし、企業の将来性・成長性を見極めましょう。本当にその企業で大丈夫なのか、倒産する可能性はないかなどを確認しておきましょう。
7、他にも自分自身が大事にしていることを確認
「どんな企業が自分にとってベストなのか、1 人 1 人によって違います。」
1~6だけに限らず、企業を選ぶ上で欠かせない軸がある場合は、必ずチェックしましょう。
例えば、人によっては下記からいずれかを大事にされるケースもあります。
・企業としてどのような目標を掲げているのか
・一緒に働く社員は、何を大切にしているのか
・どのような社員が活躍しているのか
・年齢に関係なく、努力や実力が評価されるのか
・リモートワークの制度、副業可否など
これらは一例であり、自分自身が就職する上で大事なことを確認しましょう。
以上、企業研究の方法について前編・後編においてそれぞれまとめてみました。
この記事に記載している事に限らず、企業は日々さまざまな情報を発信しています。
気になる企業は色々な角度でチェックしてみましょう!