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2025年3月19日(更新:2025年3月19日)
理系学生の就職活動において、新卒向けの就活エージェントの活用は悩むところ。特に理系学生は研究や実験の都合で時間が取りづらいケースもあり、「エージェントに手伝ってもらうと楽」という声もあれば、「自分のペースで進めたい」という意見もあります。この記事では、新卒就活エージェントの基本や利点、気をつけたい点を整理し、理系就活の観点から解説していきます。
新卒就活エージェントとは?
新卒就活エージェントは、企業と学生の仲介役を担うサービスです。エージェント側が学生に求人を紹介し、応募企業とのやり取りや面接調整などをサポートしてくれます。
理系学生の場合、実験や研究と同時並行でスケジュール調整をする必要がありますが、エージェントを利用すると書類提出やスケジュール管理の負担を軽減できるかもしれません。
ただし、紹介される企業はそのエージェントが保有する募集情報に限られることから、依存しすぎるのは要注意。自分で探していれば出会えたであろう会社を知ることなく、就活を終えてしまうリスクもあります。
ビジネスモデルと理系向けの特徴
エージェントの収益源は、学生を採用した企業から支払われる紹介手数料(成功報酬)です。つまり、学生側は費用がかからず利用できるのが一般的。理系で専門職における採用の場合、紹介手数料が100万円以上と高めに設定されているケースも昨今では少なくありません。
一方で、学生に対しては基本的には無料でサービスを提供していますが、極まれに有料の事例もあります。上記の収益モデルから、大手~中小問わずほとんどのエージェントが無料で対応してくれるので、有料はあまり推奨できません。
エージェントを使うメリット
1. 求人マッチングのサポート
自分の専攻や興味に合う求人をリストアップし、書類推薦や面接調整を代行してくれます。応募したい企業を依頼しておくことで、面接日を決めてもらえる等のサポートは魅力の1つです。
2. 就活アドバイス
エージェントの担当者による面接対策や自己PRのアドバイスを受けられ、資料添削もしてもらえる可能性があります。書類作成が苦手な場合、文章構成や表現など一緒に考えてもらえることも珍しくありません。
※昨今ではキャリアセンターも書類作成や面接対策に力を入れていることも多く、身近にもこのような支援をしてくれる方々がいることも押さえておきましょう。
3. スケジュール管理
理系学生は研究や実験と並行して就活を進めなければなりません。エージェントが企業との連絡を引き受けることで、時間のロスを減らせることもあります。
エージェント利用時のデメリット・注意点
1. 取り扱う求人が限定的
エージェントが提携している企業の求人だけに絞られます。理系採用に注力する企業は、ナビサイト/オファー型就活サイト/大学訪問(学内推薦)/合同説明会等で新卒採用を完結させることも珍しくありません。
『大学を卒業してから魅力的な企業を知り、自分で探しておけばよかった』と後悔しないよう自分で動くことも大切です。
2. 担当者の思惑
エージェントは企業から紹介手数料を得ており、1人1人の担当者が売上目標として紹介手数料を掲げていることが多いです。
担当者によっては学生の志向よりも自分たちの収益を優先して求人を勧める場合がないとは言い切れません。
参考:大学生の就活に「就職エージェント」、学生3割が利用…「意に沿わない就職迫られた」と苦情も(読売新聞オンライン)
3. 自己判断力の低下
エージェントに頼りきりになると、自分で情報収集や比較検討をする習慣が薄れてしまう懸念があります。
新卒就活という機会は最初で最後なので、これまで受験や理系として講義・実験など励んできたことを発揮すべく、自分なりに思考と行動をし続けることも重要なことです。
理系学生が気をつけたいポイント
一方的に押し付けられないか
「とりあえず10社受けてみては?」など、関心のない企業に対して応募を迫られる場合は自分の意思をしっかり伝えましょう。
合わないと思った場合、別のエージェントへ切り替えるか、求人サイトや学校推薦など別の手段で探すことも時には効果的です。
過度な依存を避ける
エージェントの提示する求人だけが選択肢ではありません。技術職や研究開発職の新卒採用においては、エージェントを使わない企業も多くあります。
また、理系学生ならではの特権として、自身の大学・所属学科・研究室に対して企業から求人が沢山届いているので、学内求人に目を向けてみるのも1つの選択肢です。
情報の真偽を確認
エージェントを通じて得る企業情報が常に正確とは限りません。
自分でも調べてみたり、大学のキャリアセンターやOB・OG訪問など裏付けを取るなどして、総合的に判断するのがおすすめです。
まとめ
理系学生がエージェントを利用するのは、研究や実験で忙しい中でも効率的に就職活動を進める有力な手段です。一方で、エージェント独自のビジネス構造があるため、求人が限定的だったり、担当者の思惑が入り込む可能性は否めません。
最終的に自分の進路を決めるのはあくまで自分自身です。納得のある企業で働けるよう、自分にとって最適な手段は何か考えた上で取り組んでいきましょう!