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2025年4月5日(更新:2025年4月5日)
就活生にとって、内定が出る瞬間は大きな達成感があります。しかし、「納得できる企業選び」をしないと、入社後にミスマッチを感じてしまうことも少なくありません。
厚生労働省の調査では、新卒社員の1年目離職率が10%以上という現状が示されています。この記事では「内定がゴールではなく、その先のキャリアを見据えて就活を進める」ことの重要性を解説します。
内定がゴールではない理由
企業から内定をもらうと、就活の成功と考えがちです。しかし、入社後に「想定していた仕事や環境と違う」というミスマッチが起きる可能性は十分あり得ます。
理系就職においても様々な理由から、短期の離職が起きることも珍しくありません。理由は人によって異なりますが、4つの実例を紹介します。
■短期離職に繋がった実例
・技術職のポジションで採用されたので製品設計ができると思っていたが、実際には製造や品質管理の業務がメインであった。
・自動車の開発ができると思っていたが、実際の業務は搭載検討がメイン。開発はサプライヤーが行っており、理想と異なった。
・プログラミングができることを期待していたが、プロジェクトマネジメントが仕事の大半だった。
・入社9か月後に希望に沿わない転勤の辞令があった(入社前に転勤有無について確認していなかった)
内定を最終目標にするのではなく、自分が納得できる企業と出会うまで思考や行動を止めないことこそ、大切なポイントです。
厚労省の統計が示す離職率
厚生労働省の調査によると、新卒社員の1年目離職率は10%以上にのぼります。令和5年卒は10.9%、令和4年卒や令和3年卒でも10%を超える数値が発表されており、短期離職が珍しくないことがわかります。
このデータは「会社を早々に離職する人が毎年一定数いる」ことを示しており、就活時点で企業を十分に研究・検討しないと、入社後のミスマッチへ繋がるリスクが高まるとも言えます。
理系学生が注意したいポイント
就職後のギャップを防ぐためにも、以下のような点を理系学生は特に意識しましょう。
・仕事内容はイメージ通りか
自分が想像する業務(設計、研究開発、実験など)と、実際に配属される業務が合っているかを説明会や面接で確認する。
・自身の期待することが実現できる環境か
特定分野を探究したいのか、幅広い業務を経験したいのかといった希望が実現できるのかを見極める。
・将来のキャリアパス
技術のスペシャリストを目指すのか、ゆくゆくはマネジメントに挑戦するのかなど、自分のキャリア像を企業でどのように描けるかを確かめる。
・入社後の教育体制
研修やOJTで理系ならではの専門知識をどう活かせるか、未経験の知識をどう習得するのかをチェックする。
・働き方
リモートワークやフレックスタイム制度を希望する場合、会社全体だけでなく部署や職種によって変動がないか確認する。
納得感のある就活をするためのヒント
・自己分析をしっかり行う
自分の強み・弱み、関心や将来の目標を明確にしておけば、企業選びや面接での軸が定まりやすくなる。
・企業研究を深める
企業のホームページや採用情報だけでなく、IR資料やインタビュー記事を読み、事業展開の方向や社風などを掴んでおく。
・インターン/説明会/面接で積極的に質問する
「設計や実験は1人で幅広く行っているのか」「熱力学を活かせる場面はあるのか」「開発言語でGoとPHPとあるが、それぞれどのように使い分けているのか」等、具体的な質問をすることで解像度が高まる。
・内定後も比較検討を続ける
一社の内定をもらったからといって就活を終えなければいけない訳ではない。少しでも悩むようなら複数のオファーを比較することで、自分により合う企業を選びやすくなる。
・複数の情報源を活用する
大学のキャリアセンター、OB・OG訪問、信頼できる教員や先輩などから情報を仕入れ、実際の職場環境をよりリアルに把握する。
まとめ
内定は就活において達成感のある瞬間ですが、ゴールではありません。新卒社員の1年目離職率が10%以上という現実があるため、入社後も納得できる選択をするには、じっくり企業と自分自身を見つめ直す必要があります。
周りに就活を早くに終えた友人が居て焦ることがあるとしても、入社時期は皆さん平等に大学卒業後です。自分自身が納得行くまで取り組むことが大切なので、企業研究と自己分析を怠らずに進めていきましょう。