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2024年9月27日(更新:2025年9月13日)
早期選考とは、通常の選考スケジュールよりも早い時期に行われる選考のことです。企業によっては夏・秋冬インターンシップ後などに早期選考がスタートする場合もあり、一般的な選考時期よりも先行して動き出すことが特徴です。「早期選考を受けるべきかどうか」と悩んでいる方も多いと思いますが、この記事では早期選考を受けるメリットとデメリットを解説していきます。
早期選考のメリット
①企業の募集枠が多く空いている状態で選考に進める
早期選考には多くのメリットがあります。まず、企業によっては通常の選考よりも早い時期に行われるため、募集枠がほとんど埋まっておらず、企業によっては後半よりも内定を出す意欲が高いことがあります。
②精神的な余裕が生まれる
早期に内定をもらうことで、他の企業の選考スケジュールに余裕を持って挑むことができます。早期内定を得ていれば、他社の選考でも「一つ内定がある」という安心感があり、精神的に余裕を持って活動できるのも大きなメリットです。
③志望度の高さが伝わる
早期選考を受けることは、企業に対して自分の志望度の高さをアピールする良い機会でもあります。企業側も早期に応募してくる学生に対しては、「この企業に本気で入りたい」という意欲を感じることが多く、プラスの印象を与える可能性があります。
④早期選考から募集枠の大半が埋まることもある
「募集人数が少ない企業」「人気の高い企業」では、早期選考経由で過半数以上の枠が埋まってしまうことがあります。また、職種別採用で専門性の高いポジション(例:研究/AI・機械学習/社内DX推進/プロダクトデザイン等)もこの傾向が強いです。
※マメ知識:技術系は「理系学生数」より「求人数」の方が多く、就活解禁後も求人が豊富
技術・エンジニア系の職種は、規模問わず多くの企業が採用に苦戦しており、就活解禁後も求人は豊富に存在します。特にメーカーやIT、インフラ系などは採用規模が大きく、理系限定のポジションは追加募集や通年採用を行うケースも少なくありません。ただし、人気企業や特殊な専門職は早期で枠が埋まってしまうこともあるため、「全体として求人が豊富=安心」という訳ではなく、早めの行動で選択肢を広げておくことが賢明です。
早期選考のデメリット
一方で、早期選考にはいくつかのデメリットもあります。
①準備不足で不採用になると、再チャレンジできない場合がある
早期に選考を受けることで、自己分析や企業研究が不十分なまま挑んでしまう可能性があります。後々になって、万全の状態になってから選考を受けたかったと後悔する学生も一定数います。早期選考のリスクとして、不採用になってしまった場合は就活解禁後であっても再チャレンジができない場合もあります。
②内定承諾の期日を早期に設けられる場合がある
早期選考で内定を得ても、他に受けたい企業がある場合は悩みどころです。そのような時に、企業から期日付きの内定通知を提示されることがあります。選考を受けた企業が自分にとって最良かどうか、じっくりと見極める時間がないまま内定を承諾してしまうリスクもあるでしょう。このような場合、返答期日を延長できないか個別に相談することで、延長が可能なケースも多いため、無理せず相談することをおすすめします。
③学業が疎かになる場合がある
早期選考に熱中するあまり、講義や実験、実習を疎かにしてしまい、単位を落としてしまう可能性があります。もし留年に繋がってしまうと、内定を獲得していても入社ができなくなるリスクがあるため、就活と学業のバランスは意識しましょう。
④志望業界以外に進路が固定されてしまう懸念がある
早期に内定を得た場合、その安心感から他業界や他職種の選考を十分に受けないまま進路を決めてしまうことがあります。結果として、後から「やはり別の分野も見ておきたかった」と後悔につながる可能性もあります。早期内定は大きな魅力ですが、キャリアの選択肢を狭めすぎないよう注意が必要です。
まとめ
早期選考には、多くのメリットがある一方で、準備不足や見極め不足によるデメリットも存在します。募集枠が多く、採用意欲の高い時期に挑戦できる一方で、準備が不十分であれば再チャレンジできないリスクもあるため、しっかりと自己分析や企業研究を行った上で早期選考に挑むことが重要です。早期選考を受けるかどうかは、個々の準備状況や志望企業の状況に応じて検討しましょう。
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