- 最終面接
- 面接対策
- 公開日:2024年1月21日
- 最終更新日 : 2024年5月4日
目次
- 最終面接の概要と意義
- 最終面接で不採用になる主な理由
- 最終面接に向けた事前準備
- まとめ:最終面接の重要性と対策
最終面接の概要と意義
最終面接は、企業が候補者を最終的に評価するための場です。一連の選考プロセスを経て、企業は候補者の能力・適性・企業文化への適合性など総合的に判断します。
また、企業は学生に選ばれるかという視点も持ち合わせていますが、この記事では割愛します。最終面接は、企業と候補者双方にとって重要な意味を持っています。
最終面接で不採用になる主な理由
最終面接で不採用になる理由は多岐に渡りますが、具体的には以下のような点が挙げられます。
・企業文化への適合性欠如:企業と候補者の仕事に対する価値感が合致しないと判断された場合。
・能力のミスマッチ:専門性、技術スキル、コミュニケーション能力など求める能力の不足があると判断された場合。
・他候補者との相対評価:他の候補者と比較して、特定の能力や経験が劣っていると評価された場合。
・意欲や熱意の不足:自分自身の言葉による熱意が感じられない、または企業への強い希望が見られない場合。
・一貫性の欠如:これまでの面接で回答してきた事と、真逆の回答や大きく乖離する回答がある場合。
・企業都合の事情:採用予算や人員計画の縮小など。
企業によって最終面接に対する向き合い方は異なるため一概には言えませんが、上記のような理由が想定されます。最終面接では役員クラスが面接を担当することが多く、上記のうち「企業文化への適合性」「意欲や熱意」「一貫性」は特に重視している傾向です。また、技術出身の役員が面接官だと技術スキルについてこれまで以上に深掘りされる可能性もあります。
この中でも注意したい事の1つに「一貫性の欠如」があります。最終面接だからと気合いを入れすぎるがあまり、これまでの面接とは伝える事や伝え方などを大きく変え、結果的に前評価とは別人のように見えてしまう事があります。最終面接官もこれまでの選考評価を人事担当から細かく伺っている事が多く、この点を踏まえた上で話していきましょう。
そして、最後の「企業都合の事情」についてはどうしようもできないため、気持ちを切り替えて他社の選考へ全力を注ぎましょう。
最終面接に向けた事前準備
最終面接でベストを尽くすには、以下のような準備準備ができます。
・情報収集:面接官、リクルーター、OBなど選考で関わる方々から最終面接で重視される点、想定される質問を教えてもらえることがあります。他にも内定者の口コミサイトなどWEB上で調べる事もできますが、情報の取捨選択は意識しましょう。
・面接官のリサーチ:最終面接官が「社長」「取締役の〇〇さん」「事業部長の〇〇さん」など特定できる場合、その方の経歴や価値観をリサーチしましょう。「企業名 氏名」で検索してインタビュー記事、SNS、書籍などヒットすれば読み込む事を推奨します。
・選考の振り返り:これまでの面談・面接で話した事は最終面接官にも伝達されている場合があります。「一貫性の欠如」にならないよう、振り返った上で対策しましょう。
・逆質問の準備:逆質問を求められた時、スムーズに回答できるよう2~3個は用意しましょう。逆質問の内容で合否が決まる事はほとんど無いですが、何も質問しないと関心が少ないと捉えられる懸念があります。「役員の視点で話してほしい事」「まだ疑問に残っている事」「意思決定で欠かせない事」など、知りたい事を聞いてみましょう。
・シミュレーションとフィードバック:友人や家族、キャリアセンターのスタッフ等に協力してもらい、実際の面接を想定した練習を行い、フィードバックを受けてみましょう。
・体調管理:面接当日は最高のパフォーマンスを発揮できるよう、前日から十分な休息を取り、健康管理に気をつけましょう。
最終面接だとインタビュー記事を検索すればヒットするような方が担当になることも多く、事前リサーチは効果的です。記事内における何気ないやり取りから「仕事において大切にしている考え方」「社員に求める事」などが垣間見えることもあります。その中で気になる事があれば逆質問の時に質問することもできます。
まとめ:最終面接の重要性と対策
最終面接は、就職活動の最終段階であり、これまでの面談・面接やSPIなどの努力が報われるかどうかの瞬間です。最終面接での不採用は、様々な要因によって引き起こされる可能性がありますが、事前準備で対策できることが多いです。
そして最終まで進んだということは、それまで選考で関わった方々は一緒に働きたいと思っていただけたという裏付けにもなります。そんな自分に自信を持って、普段通りの自分を出せるよう努めていきましょう。