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- 公開日:2024年4月13日
目次
- ガクチカにおける一般的な誤解
- NG例1: 集団が主役の活動内容
- NG例2:講義で学んだ事だけを伝える内容
- NG例3: 高校以前の経験
- NG例4: 誇張された実績
- NG例5: 期間が短く、成果の出なかった活動
- まとめ
ガクチカにおける一般的な誤解
ガクチカにおいて最も陥りやすい誤解は、活動内容や肩書で結果が左右されると考えがちな点です。「〇〇部で活動」「部長やサブリーダー等の役割を任された」等の形式的な事だけでは、企業は採用の合否を判断していません。
企業が重視するのは「その活動において、どのような役割を担い、どのような行動を通して成果に貢献したのか」「その中で何を学び、どのような成長に繋がったのか」等の具体的な行動過程や思考を含みます。
NG例1: 集団が主役の活動内容
部活サークル、アルバイト、大学の実験実習などの経験において、「私たちが行ったプロジェクト」のように集団での成果を個人のガクチカとして語るのは避けましょう。面接では「集団で行った事に対して、個人がどのように貢献し、どのようなスキルを磨いたか」を明確にする必要があります。集団での活動も語る場合は、自分の役割と具体的な成果を詳述してください。
NG例2: 講義で学んだ事だけを伝える内容
「機械工学」「プログラミング」など、大学の講義で学んだ内容だけを淡々と伝えることは避けましょう。講義の学習内容を伝えることがNGではなく、伝え方で工夫が求められます。例えば、その講義を受講した同級生が全く同じ事を語れてしまうと、結果的にあなた自身の個性や良さが伝わりません。
理系就活では講義や実験実習など、大学で学ぶことそのものを企業が評価することも多くありますので、この内容でガクチカを考える場合も自分ならではの努力・工夫・成果・学びなどを引き出す事を意識してみてください。
参考記事:【保存版】理系学部生のガクチカ事例集や作成に役立つ記事をまとめました!
NG例3: 高校以前の経験
中学校や高校初期の経験だけをガクチカとして語るのは、ほとんどの場合適切ではありません。企業が知りたいのは今の学生の資質であり、高校時代のガクチカだけを語ると、「大学生になってからそれ以上に力を入れた事がないのか」と疑念を抱きます。
一方で高校以前の経験を記載することが必ずしもNGではなく、工夫次第な側面もあります。例えば、「高校から今に至るまで続けていること」「多大な努力を費やし、結果を残したこと」等を大学生活におけるガクチカを補完する形で利用することは、今の自分を表現するうえで効果的な場合もあります。
NG例4: 誇張された実績
自身の役割や成果を過大に表現するのは非常にリスキーです。誇張された内容は、詳細な質問に対して一貫性を持って答えることが困難であり、信頼性を失う原因となります。具体的な数字や結果を示す場合は、正確性を期して正直に述べることが重要です。
万が一、誇張された実績で面接を通過したとしても、入社後にはその時に受け答えした内容をもとに重要な仕事を任される場合もあり、後々のトラブルに繋がることも珍しくありません。
NG例5: 期間が短く、成果の出なかった活動
短期間参加しただけで具体的な成果や学びがない活動は避けることを推奨します。例えば、1~3年間努力してきた事がある中で、1~2週間なんとなく参加した活動だけでPRすると、面接であなた自身の良さを伝えられない懸念があります。
面接では活動を通じて何を励み、どのように自己成長につながったのかを具体的に説明する必要があります。活動自体に意義はあっても、それが自身の成長にどのように寄与したかが不明確な場合は、他の経験がないのか振り返ってみましょう。
まとめ
改めてガクチカを考える際には、「その活動において、どのような役割を担い、どのような行動を通して成果に貢献したのか」「その中で何を学び、どのような成長に繋がったのか」等、自分ならではの個性や良さを表現することが大切です。理系学生の場合は学業をガクチカにする事もありますが、その際にも自分ならではの体験や学びを深掘りすることを意識しましょう。
企業も様々なガクチカを日々確認しているので、他の学生でも同じことを書けてしまうものは見慣れている状態です。ガクチカは自身の個性をPRできるチャンスなので、具体的な行動・成果・学びなどを通した自分ならではの良さを引き出すことが大きなポイントです。