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2025年1月21日(更新:2025年1月21日)
しかし、理系学部生だと研究活動が始まっておらず、何をテーマにすれば良いのか悩むことがあります。理系大学院生だと学部3~4年や院1年の間に取り組んだ研究活動を話す方々が多くいる中、学部生だとどのようなアピールができるのか解説していきます。
学部生のガクチカ選びの悩み
昨今の早期選考のスケジュールから、大学3年生で研究活動が始まる前からガクチカを求められることがあります。しかし、理系学部生の場合、大学院生に比べて研究活動の経験が浅い、ないしは研究室の配属さえ未だ決まっていないケースもあるため、何をテーマにすれば良いのか悩むケースが少なくありません。
そのため、「まだ研究活動を本格的に始めていないため、ガクチカにできる成果がない」「研究開発職、技術職などの理系職に応募する自信がない」と感じる学生も多いようです。
一方で企業も研究活動が始まっていない場合は、他の視点から掘り下げようとすることも多く、結果的に学部生として理系職の就職に成功する方々もたくさんいます。ガクチカとして取り上げるべきテーマを見つけるためには、自分の経験を幅広く見直し、どの活動で努力や工夫をしたのかを整理することが重要です。
ガクチカの候補例
理系学部生がガクチカとして取り上げられる候補には以下のようなものがあります。
1. 学業、実験、実習
学業は、特に理系学部生にとってアピールしやすいテーマです。授業で優秀な成績を収めた経験、実験や実習でチームとして取り組んだ経験、習得したスキルなど様々な話について説明することができます。
例えば、プログラミング言語を活用して演習課題で何か作った経験、CADを使って設計から図面作成まで取り組んだ経験、実験器具を使いこなしてデータ分析に取り組んだ経験などが挙げられます。中でも実験や実習でチームで取り組んだことがあれば、自分自身が集団の中でどのような役割を担い、どのような強みを発揮したのか等、詳細に伝えると説得力が増します。
参考記事:【理系学生向け】学業に関するガクチカ集を作りました!
参考記事;実験・実習のガクチカを作成するポイントとは?自分ならではのガクチカを作ろう!
2. 部活、サークル、学生団体における活動
部活やサークル活動では、リーダーシップや目標達成に向けた努力を強調できます。例えば、部活動での試合に向けた練習計画の経験、サークルのイベント企画においてチームマネジメント、メンバーのフォロー、企画実行などの経験があります。
また、取り組んだ内容や結果だけでなく、その過程でどのような思考を重ねて課題を乗り越えたのか、メンバーとどのように協力したのか、自分自身はどのような役割を担って行動したのか等を具体的に示すことがポイントです。
3. アルバイト、長期インターンシップ
アルバイトや長期インターンシップの経験もガクチカのテーマとして適しています。例えば、接客バイトで顧客対応に工夫を加えて顧客満足度の向上に貢献した経験や、IT企業の長期インターンで機能実装や改善に向けて貢献した経験などがあります。
さらに、長期間続けてきた場合は、継続力や責任感をアピールするのも良いでしょう。具体的なエピソードを交えて、どのように成長したのかを伝えることが大切です。
アンケート結果で見るガクチカの傾向
理系学部生を対象に「ガクチカに何をテーマにするか?」というアンケートを2025年1月に実施した結果、以下のような傾向が見られました。
下記の4拓で確認を行い、結果とあわせて記載します。
- 部活、サークル、学生団体の活動:52%
- 学業:29%
- アルバイト、長期インターン;19%
- 趣味:0%
学業をテーマに選んだ学生が29%いることから、部活サークルやアルバイトの課外活動経験がない場合でも、理系特有の専門知識、実験実習、そして自主的な学びに対する努力をテーマに伝える余地があることは理系学部生ならではの強みだと思います。
また、趣味は0%という結果でしたが、内定者の中には趣味をガクチカにした方も少数ながらいます。例えば、「趣味のゲームで大型大会に出場して〇位を獲得し、そのプロセスを具体化」「写真撮影の趣味で、とある企画に応募したら〇〇賞を獲得。その過程の撮影に対するこだわりを伝える」などが過去にありました。
まとめ
理系学部生にとってガクチカを何にするかは悩ましい問題ですが、自分の経験を掘り下げることで適切なテーマを見つけることができます。学業、部活サークル、アルバイト、長期インターン、その他の取り組みから、自分の強みを最大限にアピールできるエピソードを探してみましょう。
また、アンケート結果からもわかるように学生によってアピールすることは様々ですので、自分の努力や工夫を具体的に示すことが成功の鍵となります。このメディアではガクチカ作成に役立つ記事も投稿していますので、そちらもあわせてぜひ参考にしてみてください!