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2026年3月7日(更新:2026年3月7日)
生成AIを様々な場面で使う機会が増えてきましたが、就活も例外ではありません。近年では、ChatGPT・Gemini・Claudeなどの生成AIを使ってエントリーシートやガクチカを作成する学生も増えています。
一方で企業側も生成AIの活用状況を把握しており、採用担当者の多くはAI文章の特徴をある程度理解しています。この記事では、生成AIを使ったガクチカ作成のコツや注意点を解説します。単なるツール紹介ではなく、理系就活の実例や採用担当者の視点も踏まえながら整理していきます。
生成AIの活用について
理系の就職活動では、企業探しだけでなく、エントリーシート作成、ガクチカ整理、自己分析など、やるべきことが多くあります。
さらに理系学生の場合は、実験実習や研究活動が忙しく、就活に割ける時間が限られることも少なくありません。こうした状況の中で、生成AIを活用する学生が増えている主な理由として、次のような点が挙げられます。
・短時間で文章をまとめられる
・自分の考えを整理できる
・普段とは違う視点のアイデアが得られる
・文章作成が苦手でも簡易的にできる
特に理系のガクチカでは、研究内容や技術的な課題などを分かりやすく説明する必要があり、文章構成に悩む学生も多いです。そのため、ChatGPTやGemini、Claudeなどの生成AIを使い、複数の文章パターンを生成して参考にするという使い方は一定のメリットがあります。
ただし重要なのは、AIはあくまで補助ツールであり、完成した文章をそのまま使うものではないという点です。
生成AIを使う際の基本的なコツと注意点
・具体的な情報を入力する
「ガクチカを書いて」といった曖昧な指示では、抽象的な文章しか生成されないことが多くあります。例えば以下のような情報を整理して入力すると、より実用的な文章が生成されやすくなります。
・主題(実験実習、研究テーマなど)
・取り組んだ期間
・苦労した点
・自分が工夫したこと
・成果や結果
生成AIは入力された情報をもとに文章を作るため、情報量が多いほど精度の高いアウトプットになりやすいです。
・AIの文章をそのままコピペしない
現在では多くの学生が生成AIを使っており、採用担当者もAI文章を見慣れています。
そのためAIが生成した文章をそのまま提出すると、
・よくある構成
・ありきたりな言い回し
・具体性の薄いエピソード
などから、AI生成の文章だと判断され、そのまま不通過となってしまう可能性があります。
生成AIは文章の下書きや構成整理に使うツールとして活用し、最終的には自分の言葉に置き換えて仕上げることが重要です。
・面接で説明できない内容は書かない
生成AIで作成した文章は見た目が整っているため、そのまま使いたくなることがあります。
しかしエントリーシートの内容は面接で深掘りされることがほとんどです。
例えば、
「記載の(専門用語)についてわかりやすく教えてください」
「この課題をどうやって解決したのですか?」
「その判断をした理由は?」
といった質問に対して、自分の言葉で説明できないと違和感が生まれます。
生成AIを使う場合でも、必ず自分で内容を理解し説明できる状態にしておくことが必要です。
・機密情報は入力しない
共同研究や特許出願前の研究テーマなど、外部に公開できない情報をAIツールに入力するのは避けましょう。
・最終責任は自分にある
生成AIは便利ですが、時には誤った情報や不自然な説明を含む文章を生成することもあります。
特に理系分野では、
・専門用語の使い方
・研究内容の正確性
・数値やデータの扱い
などを必ず自分で確認する必要があります。
ガクチカ作成:基本的な始め方
・ステップ1:生成AIツールを準備する
ChatGPT、Gemini、Claude、Grokなど、いくつかの生成AIサービスがあります。Googleアカウントなどを使えば簡単に利用を開始できます。
・ステップ2:まずは簡単な質問から試す
最初は、
「理系就活で評価されるガクチカの特徴は?」
「研究経験をガクチカにまとめるコツは?」
といった簡単な質問から試し、AIの回答傾向を理解してみましょう。
・ステップ3:自分の情報を整理して入力する
例えば以下のように、箇条書きで情報を整理するとAIが理解しやすくなります。
・研究テーマ
・取り組んだ期間
・苦労した点
・工夫した点
・成果
さらに、
「300文字でまとめてください」
「チームワークを強調してください」
など、仕上がりイメージを具体的に伝えることも重要です。
プロンプトの実例
実際に生成AIでガクチカの作成を試した例を紹介します。
■プロンプト
私は機械工学科の大学3年生で、学内のロボット制御実験を半年間行いました。
3名のチームで作業しています。
・実験の計画を率先して考えた
・センサーのノイズ除去に苦戦
・時間がかかっても諦めずに取り組んだ
・最終的に制御精度を20%向上させた
この情報を元に、300文字のガクチカを作ってください。チームワークと技術的課題へのアプローチを強調してください。
■AIの回答(一例)
「私が所属する機械工学科では、学内のロボット制御実験に3名のチームで半年間取り組みました。実験の計画づくりを率先し、センサーのノイズ除去に苦戦しても諦めずに改善策を模索。メンバー同士で問題点を共有し、定期的なミーティングで対策を検討しました。その結果、制御精度を20%向上させることができました。」
このように、箇条書きの情報からガクチカの文章を作成することは可能です。
ただし、
・文字数不足(300文字で指示したのに147文字だけ)
・具体性不足
・成果の背景説明が弱い
などの課題がこのAI回答には残っており、このままESに書いて提出することはおすすめできません。
AIの作成した回答は下書きとして参考にし、自分で考えた上で補足・修正していくことが重要です。
人事はAI文章を見抜けるのか
結論から言うと、完全に見抜くことは難しくても、違和感を感じるケースは多くあります。
採用担当者がAI文章だと感じるポイントとして、次のようなものがあります。
・抽象的な表現が多い
・具体的な行動や背景が少ない
・テンプレート的な構成になっている
・言葉が整いすぎている
また、ESだけではなく面接での回答との整合性もチェックされています。
例えば、ESでは「論理的に課題解決した」と記載があって文章も整っているのに、面接では具体的な説明ができない場合などは、自分で書いていない可能性を疑われることもあります。
生成AIを使うこと自体は問題ありませんが、自分の経験や考えをベースに文章を作り、自分の言葉で最終的には完成させることが重要です。
まとめ
生成AIを活用することで、ガクチカの文章を効率よく整理することができます。
特に、
・文章構成を考える
・複数の表現パターンを作る
・文章を添削する
といった用途では非常に便利なツールです。
ただし、AIが作った文章をそのまま使うのはおすすめできません。現在では採用担当者もAI文章に慣れており、テンプレート的な構成やありきたりな表現は見抜かれる可能性があります。
また、エントリーシートの内容は面接で深掘りされるため、自分の言葉で説明できる内容に編集しておくことが重要です。
生成AIは「答えを作るツール」ではなく、考えを整理する補助ツールとして活用しましょう。自分の経験や思考をベースにブラッシュアップすることで、説得力のあるガクチカを作ることができます。
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