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- 公開日:2023年9月15日
- 最終更新日 : 2024年7月4日
※インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方
1. 採用直結インターンとは?
採用直結インターンとは、一定の条件(項目2で紹介)を満たす場合に限り、企業がインターンシップで取得する学生の情報を採用選考で利用できることが大きな特徴です。
ただ、2024年卒までの就職活動を見ていると、実態としてインターンシップの内容が選考に加味されていることがありました。今回の改訂は既に行われていた実態に合わせたものであるとも言えますが、正式に明文化されて公認されることは初めてのことです。企業のインターン企画における指針にもなるため、25卒・26卒以降の就活において影響のあるものだと考えます。
2. どのようなインターンが採用直結になるの?
冒頭に紹介した文部科学省・厚生労働省・経済産業省の「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」から、具体的な定義を引用します。
インターンシップが4つの種類へ分類されており、その中でタイプ1とタイプ2は採用活動への活用が不可。タイプ3とタイプ4が採用活動で活用可能となっています。
タイプ3の「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」では、就業体験を通して自らの能力を見極めつつ、企業も選考における評価材料を取得します。タイプ4の「高度専門型インターンシップ」は修士課程学生に向けたものであり、就業体験を通して自らの専門性をさらに向上させつつ、企業も選考における評価材料を取得します。
3. 従来のインターンシップとの違い
・目的の変化
従来のインターンは学生の職業体験や企業研究の場としての側面が強かったですが、採用直結型ではその名の通り、採用を直接的に視野に入れた内容にもなっています。
・期間、実施時期、内容
期間としては、タイプ3の「汎用的能力活用型」が5日間以上、「専門活用型」は2週間以上の実施が必要不可欠となっています。
実施時期としては、学部3年・4年ないしは修士1年・2年の夏休み、冬休み、入試休み、春休みの長期休暇期間。
内容としては、座学・職場見学だけでなく、グループワークや実務を伴うものが中心になります。
・採用のスピードアップ
「大学3年3月から採用広報解禁」「大学4年6月から採用選考解禁」という就活スケジュールは今回の改訂でも変更はありません。
ただ、24卒までの実態として大学3年の秋~冬や大学4年の春には事実上の内々定を出す企業が多くあったことから、タイプ3・4のインターン参加者へ早期選考や特別案内をするようなケースは増加するのではないかと予想しています。この点は企業ごとに方針が異なるため、自身の興味のある企業については個別個別に調べることを推奨します。
4. まとめ
今回の記事では25卒・26卒から注目されている「採用直結インターン」について取り上げました。25卒から適用されるため、一部の企業ではまだまだ試行錯誤している最中でもありますが、これまで以上に長期的かつグループワークや実務を伴うようなインターンシップは増えることが見込まれます。
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