【タイプ別で解説】理系就活生の面接対策|苦手パターン別の乗り越え方

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理系就活生の面接対策は、「よくある質問への答え」を準備するだけでは不十分です。「実験・研究は得意だが説明が苦手」「論理的だが会話が硬い」「明るく話せるが中身が浅くなる」など、タイプによってつまずくポイントは大きく異なります。

本記事では、理系学生に多い面接タイプを整理し、それぞれに合った対策の考え方を解説します。

研究・専門の説明が難しいタイプ

研究内容や専門知識には自信がある一方で、面接官に伝わりきらないと感じやすいタイプです。専門用語が多くなり、背景説明が不足すると「何をやっているのか分からない」印象になりがちです。

 

・専門用語を前提に話してしまう
・背景や課題設定を省略しやすい
・自分の工夫や思考プロセスが伝わらない

 

意識したいのは、研究そのものを説明するだけではなく「研究における自身の行動や考えを共有する」ことです。背景 → 課題 → 自分の役割 → 工夫 の順で話すだけで、理解度は大きく変わります。

 

論理的だが硬くなりやすいタイプ

話の構成は整っているものの、人柄や温度感が伝わりにくいタイプです。正解を言おうとする意識が強く、無駄を削ぎ落としすぎてしまう傾向があります。

 

・結論と理由だけで話が終わる
・感情や迷いの過程を省きがち
・会話というより説明になりやすい

 

このタイプは、あえて「悩んだ点」や「失敗した場面」を一つ足すだけで印象が柔らぎます。判断に至るまでの思考が見えると、人物像が伝わりやすくなります。

 

話せるが内容が浅くなりがちなタイプ

受け答えはスムーズで会話も成立しますが、印象に残りにくいタイプです。抽象的な表現や一般論で終わり、「他の学生でも言えそう」に見られやすくなります。

 

・具体的な条件や数字が出てこない
・比較や選択理由が曖昧
・経験の解像度が低く見える

 

このタイプは、「なぜそれを選んだのか」「他と何が違ったのか」を一段深く掘るのが効果的です。少し具体性を足すだけで、内容の評価は大きく変わります。

 

質問意図とズレやすいタイプ

準備はしているものの、質問の狙いから外れた回答をしてしまうタイプです。伝えたいことを詰め込みすぎて、評価ポイントがぼやけやすくなります。

 

・質問に対して話題を広げすぎる
・別の設問で使う内容と混ざる
・結論が見えにくくなる

 

改善のポイントは、まず「この質問で何を見られているか」を整理することです。結論を先に置き、理由と具体を後ろに足すだけでズレは減ります。

 

緊張で頭が真っ白になるタイプ

準備していても、本番になると言葉が出なくなりやすいタイプです。理系学生には特に多く、能力不足ではなく、実際の対話や発表の経験が足りていないケースがほとんどです。

 

・想定外の質問で思考が止まる
・完璧に話そうとして詰まる
・沈黙を過度に恐れてしまう

 

このタイプは、回答内容を丸暗記しないことに加え、場数を踏むことも重要です。実際の面接だけでなく、模擬面接や研究発表、人前で話す機会に積極的に取り組むことで、多少詰まっても立て直せる感覚が身につき、安定しやすくなります。

 

まとめ

理系就活生の面接対策では、話し方のテクニック以前に「自分がどのタイプか」を把握することが重要です。苦手を無理に克服するより、ズレやすい点を少し調整するだけで評価は安定します。
 
・研究や専門性の伝え方
・論理と人柄のバランス
・質問意図の捉え方
 
まずは自分の傾向を知り、対策の方向性を定めるところから始めてみましょう。

 

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