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2025年8月22日(更新:2025年8月22日)
ITエンジニアに関心のある理系学生向けに、夏休みの時間を使ったプログラミング学習について記述します。まとまった時間を確保しやすい時期である一方、「何か挑戦したいけど思いつかず、時間を持て余している」などの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
長期休暇を活用してプログラミング学習へ打ち込むことで、思いがけないキャリアの選択肢が広がる可能性もあります。この記事では、理系学生向けに「夏休みにプログラミング学習を始めるメリット」と「具体的な学習手段」をご紹介します。
目次
夏季休暇プログラミング学習のメリット
夏休みというまとまった期間を使ってプログラミングを学ぶことには、主に以下のようなメリットがあります。
・プログラミングの適性を確認できる
ITエンジニアに興味はあるものの、仕事として続けられるのか不安に思う方も少なくありません。
プログラミングに打ち込んでみると、「時間を忘れるほど楽しい」「できることが増えるとやりがいを感じる」と前向きに思うこともあれば、反対に「ぜんぜん関心を持てない」「プログラミングより〇〇を学んでいる方が楽しい」と気づくこともあります。学習体験したことを踏まえて進路を検討できることはキャリア選択に役立ちます。
・就活でアピールすることができる
プログラミングはGitHubやQiitaなど、学生や社会人を問わずアウトプットを公開できるツールが多くあります。そのため、自分自身の取り組みや制作物を可視化しやすく、内容次第では他の学生に差をつけることもできます。特にWebエンジニアやAIエンジニアなどを求める企業の中には、プログラミングスキルを採用選考でも評価しているケースが多々あるため、アピールポイントとして活かすことができます。
・幅広い職種や業界への道が開ける
Webエンジニア・業務系エンジニア・組み込み系エンジニア・AIエンジニアをはじめ、プログラミングスキルはさまざまな仕事で活かすことができます。ITだけでなくメーカーにおいても、自社製品のソフトウェア開発や社内のデジタル化推進に伴う取り組みでITスキルを求められる場面が増えています。
・新卒採用で即戦力候補として注目される
実際にコードを書いてアプリやツールを開発した経験があれば、「実践的なスキルを持つ学生」として高く評価されやすくなります。実際、リケイマッチを利用するIT企業の中には「プログラミング経験は不問だが、自学習や課外活動など積極的に取り組んできた方は特に歓迎している」という声もあり、講義に留まらず自ら行動して身につけたスキルもしっかり評価の対象となります。
学習手段①:自学習(書籍・動画)
■書籍を活用した学習
じっくり学びたい人には、定評のある入門書を選んで体系的に勉強する方法がおすすめです。文字ベースで学ぶことで、細かな文法や概念を理解しやすくなります。基礎をしっかり固めておくと、応用的な開発に進んだときも混乱しにくくなります。
■動画教材で直感的に理解
近年はYouTubeやオンライン学習プラットフォームに、無料・有料を問わず豊富なプログラミング学習動画が揃っています。動きのある解説や実際の画面を見ながら学べるため、書籍だけではわかりにくい部分を掴みやすいのが利点です。
いずれにしても、「何を作りたいか」「PHPやC言語など、どの開発言語に興味があるか」をあらかじめ考えておくことで、学習効率はさらに上がります。夏休みという期間を設定して、目標を決めながら進めると効果的です。
学習手段②:ハッカソン・勉強会への参加
夏休みは、企業や学生団体によるハッカソンや勉強会が数多く開催される時期です。数日から1週間程度で成果物を作り上げるハッカソンでは、限られた時間でアイデアを形にする力や、メンバーと役割を分担して進めるチームワークが求められます。完成したプロダクトをプレゼンする機会も多く、人前での発表経験やアウトプットを言語化する練習の場としても有効です。
「初心者には難しそう…」と思うかもしれませんが、実は初心者向けのハッカソンや勉強会も数多く存在します。なかには「初心者として参加したハッカソンでベテランエンジニアとチームを組み、刺激を受けてエンジニアを志した」という例もあります。まずは実践から挑戦してみたい方や、一人で黙々と学ぶより仲間と取り組みたい方には特におすすめの選択肢です。
学習手段③:個人開発やポートフォリオ作成
自分でWebアプリやツールを企画・開発する「個人開発」は、プログラミングスキルを実践的に高める方法の一つです。アイデア出しから設計、実装、公開までを一通り経験できるため、開発プロセス全体を学べるのが魅力です。途中で壁にぶつかっても、自分で調べて解決する過程が成長につながります。
作成した成果物はGitHubやQiitaで公開したり、ポートフォリオにまとめたりすることで、就活の強力なアピール材料となります。「本で勉強しました」というだけでなく、「実際にサイトやアプリを自作しました」と示せる方が、企業にとっては格段に魅力的です。夏休みはまとまった時間を確保しやすいため、「小規模でも完成させる」ことを目標に取り組むと達成感も得やすいです。
学習手段④:長期インターンシップ
「実務の現場で学びたい」「企業で開発の流れを体験してみたい」という方には、長期インターンシップに挑戦するのも一つの手段です。実際のプロジェクトに携われるため、単なるコーディングスキルだけでなく、チーム開発やプロジェクト管理の雰囲気を肌で感じられます。また、実際の仕事に取り組むことから、アルバイト同様に報酬が貰える企業が多いことも大きな魅力です。
インターン先によっては、未経験者でも受け入れてくれるところがある一方、一定の知識や経験が求められる場合もあります。興味のある企業をリサーチして、自分に合う条件のインターンを探してみましょう。
インターン経験があると、自学習にはない実際のビジネスの流れやユーザー視点での開発を学べるため、就職活動でアピール材料になる可能性も高いです。特にエンジニア志望の方にとっては、実際にユーザーに使われるシステムを開発した経験は大きな武器になります。
長期インターンのスカウトも届く!学年不問の理系学生プラットフォーム「リケイマッチ」
まとめ
夏休みは研究やアルバイト、サークル活動、旅行など様々な予定が入りやすい時期です。そうした活動と並行してプログラミング学習に取り組むことで、時間管理や自己調整力も養われ、就活や将来のキャリアに一層プラスになります。
今回は、ITエンジニアに関心のある理系学生に向けて、プログラミングに絞って紹介しました。もしIT以外に興味がある場合は、自分の関心に沿った分野の学習に取り組むのも良いですし、勉強以外にも部活・サークル、アルバイト、趣味、友人との時間など、「自分が本当にやりたいこと」に打ち込むことも大切です。
■参考動画:Web業界とSIer業界、エンジニアにとっての魅力って?