【理系就活】そのガクチカ、損してるかも?理系学生がやりがちなNG例まとめ

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理系のガクチカは「研究」「実験」「技術的な話」を書けば評価されると思われることがありますが、実際には内容以前に“伝え方”で評価を落としているケースが多くあります。

27卒理系就活生だとエントリーシート(ES)・履歴書による書類選考や、1次面接~最終面接でガクチカを伝える機会も増えていることから、本記事ではガクチカで「評価が伸びない共通点」を整理し、なぜそれが不利になるのかを就活目線で解説します。

理系ガクチカで評価が伸びない理由

理系学生のガクチカは、題材そのものが原因で評価が低くなることはほとんどありません。

評価が伸びない最大の理由は、「企業が見ている観点」と「学生が書いている内容」がズレていることです。

 

企業がガクチカで見ているのは、主に以下の5点です。

・どのような課題に向き合ってきたのか。
・どのように考え、意思決定してきたのか。
・実際に行動として何をやったのか。
・その結果、何を学んだのか。
・これらを、チーム全体ではなく自分自身の視点で語れているか。

 

特に最後の「自分の視点で語れているか」は重要です。チーム成果を語ること自体は問題ありませんが、「チームとして〇〇を達成した」で終わってしまうと、あなたの判断力や行動力が見えません。

 

以下では、先ほど整理した5つの評価ポイントが、どのような書き方だと評価されにくくなるのかを具体例とともに解説します。自分のガクチカと照らし合わせながら読み進めてみてください。

 

抽象的すぎるガクチカ

「主体性を持って取り組みました」「工夫を重ねました」といった表現は、評価されているようで実際にはほとんど伝わっていません。理由は、行動と判断が一切見えないからです。

 

■評価が伸びない表現の例

・主体性を持って研究に取り組んだ
・工夫を重ねて実験を進めた
・試行錯誤しながら課題を解決した
・周囲と協力して成果を出した
・粘り強く取り組んだ

 

これらはすべて、「何をしたのか」が分かりません。どの課題に直面し、どの選択肢の中から何を選び、どんな行動を取ったのかが書かれていないため、評価できないのです。

 

理系ならではの研究や実験のガクチカを伝える場合、

・実験条件をどう変更したのか
・手法をなぜ切り替えたのか
・データをどう解釈したのか

など、具体的な判断と行動は必要となります。

 

結果だけで過程が書かれていない

「〇〇を達成しました」「△△の成果を出しました」という結果中心のガクチカも評価は伸びません。企業は成果そのものではなく、再現性のある思考と行動を見ています。

 

理系のガクチカは結果だけでなく、以下のような過程も含めて伝えましょう。

 

■ガクチカで伝える過程(プロセス)の例

・なぜその課題が問題だと考えたのか。
・どの仮説を立て、なぜそう考えたのか。
・うまくいかなかった原因をどう分析したのか。
・別の方法に切り替えた理由は何だったのか。

 

これらが書かれていない場合、「偶然うまくいっただけ」「次も同じ成果を出せるか分からない」等と判断されやすくなります。結果は必ず、過程とセットで書く必要があります。

 

チーム成果なのに自分の役割が不明

研究やプロジェクトはチームで行うものなので、チーム成果を書くこと自体は問題ありません。ただし、自分の役割が書かれていないガクチカは評価されません。

 

評価されないガクチカでは、

・自分が担当していた範囲が分からない
・どんな判断を自分が行ったのか不明
・責任を持っていた部分が見えない

という状態になっています。

 

企業が見たいのは「優秀なチームにいたか」ではなく、「そのチームの中で何を考え、何を担っていたか」です。自分の判断・行動・責任範囲は必ず明確に書く必要があります。

 

技術用語を並べすぎて伝わらない

書類選考を担当する採用担当者の多くは、その分野の研究者ではありません。メーカーやIT企業で技術系職種の採用を担当している場合でも、文系出身であるケースは珍しくありません。

 

そのため、専門用語を多用したガクチカは、一見すると高度で専門的に見える一方で、「結局、何に取り組んで、何を考え、何をしたのか」が伝わらない状態になりがちです。内容が理解できないガクチカは、評価のしようがないため、結果として評価が下がります。

 

問題視されているのは、専門性そのものではありません。専門性を、相手に伝わる形で説明できていないことが問題です。

 

■専門性をわかりやすく表現するためのチェックポイント

・専門用語だけで済ませず、前提や背景を補足できているか。
・初めて聞く人でもイメージできる言い換えや説明を入れているか。
・その技術を使って、どんな課題を解決したのかが明確か。
・複数の手法がある中で、なぜその技術を選んだのかを説明できているか。
・技術そのものではなく、自分の判断や工夫が伝わる構成になっているか。

 

専門用語は多いほど評価されるわけではありません。必要最低限に抑えた上で、「背景」「目的」「判断」を分かる言葉で説明できているかどうかが、評価を分けるポイントになります。理系のガクチカでは、「詳しい説明」よりも「伝わる説明」が求められていることを意識する必要があります。

 

※マメ知識:入社後も、分かりやすい説明スキルが多々求められる

実際の仕事でも、専門知識をそのまま使う場面ばかりではありません。技術内容を、上司・他部署・営業・顧客など、専門外の人に説明する機会は多くあります。その際に重要なのは、正確さだけでなく「相手に伝わるかどうか」です。就活でのガクチカは、その説明力や思考整理力、そして相手の視点に立てるかどうかを事前に見られている場でもあります。

 

「頑張りました」で終わる構成

「大変でしたが頑張りました」「努力を続けました」で終わるガクチカは、内容があっても評価につながりにくくなります。

企業は、努力の結果として何が変わったのか、どんな力が身についたのかといった点も気になっています。

 

評価されるガクチカには、次のような要素が書かれています。

・課題に向き合う中で、考え方がどう変わったのか。
・同じ課題が再び発生した場合、どのように対応するか。
・この経験を、仕事の中でどのように活かせると考えているか。

 

努力が「経験」として整理され、その先の行動や成長につながっているかが評価の分かれ目になります。努力の量や大変さだけに留まらず、試行錯誤を通じて得た思考の変化や改善のプロセスも言語化することが重要です。

 

まとめ

理系のガクチカで評価が伸びない原因は、題材ではなく書き方にあります。抽象的な表現、結果だけの記載、自分の役割が見えない構成、専門用語の使いすぎ、「頑張りました」で終わるまとめ。これらはすべて改善可能です。

 

ガクチカは成果を誇る文章ではありません。どのような課題に向き合い、どう考え、どう行動し、何を学んだのか。エントリーシートや面接など、ガクチカを伝える機会があれば、この記事を参考にアップデートしていきましょう!

 

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