理系学生が就活用のポートフォリオを作成するには?5つの重要ポイント

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理系就活を行っていると、ポートフォリオの提出を求められることがあります。履歴書やエントリーシートとは異なるもので、どのように作成すればいいのか悩む方々も多いです。この記事では就活に向けてポートフォリオを作成する際の具体的なポイントを紹介します。

就活におけるポートフォリオとは?

ポートフォリオという言葉は、元々は文書や資料を保管・持ち運びするためのケースを指す言葉として使用されていました。しかし現代では、多様な業界や文脈で特定の意味を持って使用されています。

例えば、芸術や写真の分野では、作品やキャリアのハイライトを展示するためのコレクションとして重宝されています。他にも教育の現場では、生徒の学習の軌跡や成果を示すツールとして言及されます。

 

そして就職活動において、ポートフォリオは「自分のスキル・経験・成果・制作物などをまとめて、就活において自分自身をアピールするための資料」として捉えられています。エンジニアリングやデザインのように成果物やスキルが可視化される職種では、選考過程でのポートフォリオ提出を求められることがあります。

 

この記事は理系学部生向けであることから、今回は「エンジニアリング」に絞って解説していきます。

 

ポートフォリオの構成要素

理系学生がエンジニアリングの分野でポートフォリオを作成する際、以下の5つのポイントを含めることで、自分のスキルや経験をより具体的にアピールすることができます。

 

・自己紹介

自分の名前、大学・学部・専攻、研究テーマを始め、どのような技術に情熱を持ち、どのようなキャリアを志望しているのかを簡潔に述べます。自己紹介は個性が表れる項目でもありますので、これらに限らず自分が更に良いと思ったことがあれば自由に記載してみましょう。

 

・主要プロジェクトの紹介

学内での卒業研究や実験実習、インターンシップでの取り組み、チームでのプロジェクトなど、具体的な内容を紹介します。例えば、機械系であればCADを使用した機械設計、IT系であればアプリやシステムの開発内容など。使用した技術や手法、獲得した結果や改善点を明示することで、そのプロジェクトでの役割や貢献度をアピールします。

 

・技術スキルの一覧

機械系であれば、CADツールの名称、使える実験装置・機器、シミュレーションソフトなど。IT系の場合、得意とするプログラミング言語、フレームワーク、使用経験のあるデータベースなどを具体的にリストアップします。多数ある場合、得意なことは色分けやレベル分けなどの工夫をして強調するのもおすすめです。

 

・推薦状や賞の証明

研究室での成果を評価されたコンテストの受賞歴、インターン先からの評価、所属研究室の指導教員からの紹介文があれば添付。これにより外部からの評価を具体的に示すことで、より強い説得力をもって自身の魅力を伝えられます。

 

・制作物の展示

過去に手掛けた制作物やプロジェクトの成果物を具体的に示す。例として、機械系ではCADの図面や製作したプロトタイプの写真、IT系では開発したWebサイトのスクリーンショットやリンク、さらには研究発表やプロジェクトの際に使用したプレゼン資料など。これにより技術的なスキルや考えを具体的に伝えることができます。

 

ここまで5つのポイントを紹介しましたが、ポートフォリオは個々によってデザインや構成などの自由度が高いゆえに様々なものがあります。今回紹介した内容を参考に留め、自身の魅力を打ち出せる内容へアレンジしてみてください。

 

まとめ

理系学生がポートフォリオを作成する際は、技術スキルを「実験実習の内容や成果」「利用可能なツール」「制作物」などを通して具体的に伝えることが重要です。ポートフォリオを通じて、履歴書やエントリーシートだけでは伝わり切らない自分ならではの魅力を表現し、就職活動を有意義なものにしていきましょう。

 

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