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2026年2月11日(更新:2026年2月11日)
就職活動を進める中で、先輩や友人、口コミサイト、YouTube、SNSなど、さまざまな場所から多くの情報が入ってきます。「大手が良い」「子会社の方が働きやすい」「この業界はやめた方がいい」など、耳にする意見は決して少なくありません。
こうした声は参考になる一方で、すべてをそのまま受け止めてしまうと、自分の判断軸が見えにくくなることもあります。就活では情報収集が重要ですが、それと同じくらい「どう受け止めるか」も大切です。
本記事では、人の意見に振り回されすぎないための考え方と、自分なりの判断軸を持つことの重要性について整理します。
就活は「意見」があふれる環境
就活では、想像以上に多くの情報に触れます。大学の先輩、研究室の仲間、家族、OB・OGだけでなく、口コミサイトや評判サイト、YouTubeなども情報源になりやすい時代です。
例えば、次のような意見を見聞きしたことがある人も多いのではないでしょうか。
■飛び交う意見の一例
・大手企業の親会社に入る方が安定している
・子会社の方が若いうちから裁量を持てる
・スタートアップやベンチャーは不安定
・この業界は将来性が高い
・この会社は激務
情報が多いこと自体は悪いことではありません。視野を広げるきっかけにもなります。ただし、情報量が増えるほど判断が難しくなるのも事実です。だからこそ、「情報を集めること」と「情報を整理すること」の両方が重要になります。
同じテーマでも意見が分かれる理由
就活に関する意見が食い違うのは珍しいことではありません。むしろ自然なことです。例えば、同じ企業についてでも次のように評価が分かれることがあります。
■同じ企業に対する評価例
・若手のうちから挑戦できる環境
・成果を出せば評価に繋がる
・研修制度が整っていない
・上司に気に入られないと評価が上がりにくい
・長期的なキャリアを描きにくい
同じ企業でも、このように異なる意見が飛び交うことも珍しくありません。意見に差が生まれる主な理由としては、次のようなものが考えられます。
・配属された部署や仕事内容が違う
・上司やチームの雰囲気が異なる
・仕事に求める価値観が違う
・働く上での優先順位が異なる
人は自分の経験や価値観をベースに語ります。その意見は参考になりますが、「自分にも当てはまる」とは限らない点を理解しておきましょう。
その意見は自分に当てはまるのかを考える
意見を聞いたときに大切なのは、「正しいかどうか」だけでなく、「自分に合うかどうか」という視点です。例えば、
・スピード感のある環境 → 成長できると感じる人もいれば、負担が大きいと感じる人もいる
・忙しい会社 → 経験を積めると捉える人もいれば、働き方を重視して避けたい人もいる
どちらが正解というわけではありません。重要なのは、自分がどちらを望むかです。意見を参考にする際は、次のような問いを自分に投げかけてみましょう。
・自分自身は何を優先したいのか
・価値観に違和感はないか
・自分がその環境で働く姿を想像できるか
・働く姿を想像した上で、やりがいをもてるか
一度立ち止まって考えるだけでも、情報に振り回されにくくなります。
参考になる情報とノイズを見分ける
多くの情報に触れる就活では、「すべてを同じ重さで受け止めない」姿勢が重要です。参考にしやすい情報には、いくつか共通点があります。
■参考にしやすい情報
・具体的な経験に基づいて語られている
・なぜそう感じたのか理由が明確である
・メリットだけでなく注意点にも触れている
一方で、次のような情報は少し距離を置いて受け止めるとよいでしょう。
■参考にし辛い情報
・極端に良い、または悪いと断定している
・根拠が見えにくい
・企業や働き方を一括りにしている論調
・個人の経験が一般論のように語られている
・発信者の立場が強く反映されている(ポジショントーク)
例えば「大手は院卒じゃないと厳しい」「子会社は裁量がない」「~~業界は激務で残業時間が長い」といった表現は、実態を単純化して捉えてしまう可能性もあります。
同じ業界や企業規模であっても、採用方針や任される役割は企業ごとに異なります。また、同一企業であっても部署や職種、関わるメンバーによって働き方や感じ方は変わるものです。
特に口コミサイトや動画、SNSは短時間で多くの情報を得られる便利なツールですが、その多くは個人の体験や価値観に基づいています。良い情報源にもなりますが、あくまで一つの視点であることを忘れないようにしましょう。
また、いわゆる「ポジショントーク」にも注意が必要です。就職エージェントやメディア、アフィリエイト型の発信などでは、自社サービスや特定の選択肢に誘導する前提で話が組み立てられていることもあります。「どの立場から語られているか」を意識することで、情報の受け取り方は大きく変わります。
すべてを信じる必要も、すべてを疑う必要もありません。大切なのは、「自分なりに考えて納得できるか」という視点を持つことです。気になる情報があれば、企業の公式情報を確認したり、説明会で質問したりするなど、自分自身でも確かめる習慣を持つことで情報を整理しやすくなるでしょう。
ぶれない判断軸を持つために
情報があふれる就活だからこそ、自分なりの判断軸を持つことが大切です。判断軸とは、「どんな環境で働きたいか」「仕事を通じて何を得たいか」といった、自分の中の優先順位を指します。
判断軸を考えるヒントとして、次の観点があります。
・仕事内容や成長機会を重視するのか
・扱う製品や技術を重視するのか
・理念共感や価値観を重視するのか
・働き方や環境を重視するのか
・安定性を重視するのか
最初から明確である必要はありません。説明会や選考を通じて、少しずつ言語化できるようになる学生がほとんどです。
大切なのは、人の意見を出発点にしながらも、最終的には自分で考える姿勢を持つことです。三者三様の価値観がある中で、自分にとって納得できる選択をすることが、入社後の満足度にもつながります。
就活は「情報戦」と言われることもありますが、同時に「思考の積み重ね」でもあります。周囲に流されすぎず、自分の考えを少しずつ育てていきましょう。
まとめ
就活では多くの意見に触れますが、それぞれの声は発信者の経験や価値観に基づいたものです。参考になる情報もあれば、自分には当てはまらないものもあります。重要なポイントを整理すると、次の通りです。
・情報は集めるだけでなく整理する
・意見が自分に合うかを考える
・参考になる情報とノイズを見分ける
・自分なりの判断軸を育てる
完璧な軸を最初から持つ必要はありませんが、自分で考える習慣を持つことで、選択に対する納得感は大きく変わります。周囲の意見を上手に取り入れながらも、最後は自分の意思で進路を選ぶ。その積み重ねが、自分らしいキャリアにつながっていきます。
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