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- 公開日:2023年9月18日
- 最終更新日 : 2024年5月10日
企業視点を把握することでスカウト受信の増加にも繋がりますので、リケイマッチ利用企業にヒアリングしました。なお今回はリケイマッチでスカウト受信率を高めることを目的としており学生ユーザー向けの記事となっていますが、他のサイトでも当てはまることも多いので参考にしてみてください。
目次
- リケイマッチとは?
- 企業がスカウトでチェックすること
- 企業がスカウトを控えるプロフィールの特徴とは?
- まとめ
リケイマッチとは?
リケイマッチは、「学歴だけではなく、学生時代の取り組みや努力を見てほしい」「学んだ事を活かして、思いがけない会社と出会いたい」と考える理系学部生がプロフィールを作成し、企業からWEB上でスカウトを受け取ることができる就活サイトです。「逆求人サイト」「オファー型就活サイト」等のジャンルに属する就活サイトであり、国内で初めて「理系学部生」に特化していることが大きな特徴です。
企業がスカウトでチェックすること
企業が理系学部生のプロフィールをチェックする際のポイントはいくつか存在します。今回は利用企業にヒアリングした中で、複数の意見が出たものだけピックアップします。
①学部学科・専攻分野
「どのような分野を学んでいるのか」を重視する企業が多くあります。企業によっては「理系であれば専攻分野を問わず歓迎」の声もあれば、「機械設計を任せたいから機械専攻の学生」のように特定の分野を探したいとの声もありました。また大学によっては「ロボティクス学科」「システムデザイン工学科」など学科名だけで専攻分野を特定することが難しいことがあり、その際には「専攻分野」の選択肢も重視しています。
②学習(タグ)・学習内容・研究内容
企業は「学習(タグ)」で学んだことや使用ツールなどの大枠を最初に把握します。その上で「学習内容」において具体的なことだけでなく、学習における思考・行動や論理的に言語化できているのか確認します。
また理系学部生だと研究活動よりも先に就活が始まることも珍しくないため、「研究内容」が未記載でも問題ないとの声は複数ありました。一方でどのような研究に関心があって、卒業までに成し遂げたいことがあるのか等、未来に向けた内容も記載があるとプラスです。
③学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
理系学部生を歓迎する企業の中には、学習だけに限らず学生の資質や強みを引き出そうとしています。例えば、部活・サークル・アルバイト・長期インターンのような課外活動、学習内容で記載しきれなかった学業、自主的に時間を費やして励んだこと等を「学生時代に力を入れたこと」に記載しましょう。
④希望条件
リケイマッチには希望職種、希望勤務地、希望企業規模の入力項目がありますが、企業はこれらの項目もチェックしています。企業はスカウトに通数の制限があるため、「居住地が離れているが興味を持ってくれるか」「設計でスカウトしたいが別の仕事を希望していないか」等を意識することがあります。そのため希望条件も入力をした方が、自身に合う企業がプロフィールを閲覧した際にスカウトを送信したくなる可能性が高まります。
⑤プロフィールの充足率
①~④の内容について、「プロフィールが入力されているほど就職に対する意識が高い学生だと認識でき、スカウトを送りたくなる」との声が複数ありました。全体を見渡すと必須項目以外は入力していない学生もいるので、周りに差をつけるためプロフィールをしっかりと埋めることもスカウト受信に繋がるポイントです。
⑥ログイン日
これはシステムの裏話にもなりますが、企業は候補者を検索する際に①~④で絞り込むだけでなく、「ログイン順」で絞り込むことができます。例えばログインが1ヶ月以内の学生と6か月以内の学生であれば、前者の方が説明会・インターンなどに積極的な印象を受け、優先的にスカウトする事例もあります。この仕組みはリケイマッチに限らず、他のスカウト媒体でも同じようにチェックしているとの声もありました。
スカウトのチェックポイントをまとめましたが、中には「プロフィール内容が思いつかない」「時間が取れず入力できてない」等の方々もいらっしゃると思います。そんな方々に向けて、リケイマッチにはAIによる自動作成・添削ができる「AIリケイサポーター」の機能もありますので活用してみてください。
企業がスカウトを控えるプロフィールの特徴とは?
一方、企業がスカウトを控えるプロフィールにはいくつかの特徴があります。同様に複数の声があったものをピックアップします。
①情報が不足している
最もよくある事例として、大学名・学部学科などの必須項目だけが入力されており、他の項目は未記載だとスカウト受信率が低い傾向です。内容はもちろん大事ですが、何らかの記載があるだけでもチェックされやすいです。まずは第一歩として自分なりに書いてみましょう。
②記載内容で曖昧な表現が多い
学習内容、ガクチカなどの自由記述において「自分自身が考え、取り組んだこと」「行動・結果を数値等を用いて具体的に記載」等の内容が盛り込まれず、「~~~の活動を頑張りました」のような短文しか書かれていない場合、①ほどではないですがスカウト受信率が低くなってしまいます。
③情報の不一致
よくある例として、卒業年度と学年の整合性が取れていない場合(例:卒業年度は2025卒だが学年は2年生)、企業としても自社の募集要件に合致するかどうか分からないためスカウトを控えることがあります。このような基礎情報においても誤りがないか、リケイマッチだけに限らず意識しましょう。
④希望条件が限定的
例えば、「希望勤務地:長野県、希望企業規模:大手企業、希望職種:機械設計」だけで絞り込むと、この条件に該当する企業がプロフィールを閲覧すればスカウトをする可能性がありますが、該当しない企業は該当しないと判断してスカウトを控えることがあります。希望条件は第一希望から第三希望まで入力ができるので、明確なこだわりがない場合、複数選択することでスカウト受信率を高めることを推奨しています。また希望勤務地で「全国可」を選択すると、文字通り全国の企業からスカウトを受信できる可能性が高まります。
まとめ
リケイマッチを通じて、多くの企業と理系学部生が出会い、説明会・インターン・面接・内々定へ繋がっています。逆求人サイトはスカウトを受け取ってこそ真価を発揮するため、自分の強みや個性が伝わるプロフィールづくりを推奨しています。
同時にリケイマッチ運営企業としてもスカウトの総量を増やし、学生ユーザーの方々がベストなキャリア選択ができるよう、利用企業の拡大に努めていきます。