- 自己分析
- 就活準備
- 公開日:2024年7月25日
SWOT分析
SWOT分析は、自分の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を明確にする方法です。紙に四象限を作り、それぞれの項目に具体的な内容を書き出してみましょう。
Strengths(強み)
自分の得意なことや他の人よりも優れている点を書いていきます。例えば、プログラミングスキル、CADスキル、物事を論理的に伝える力、ヒアリングを通して課題を発見する力、リーダーシップ能力など。
Weaknesses(弱み)
自分が苦手なことや改善が必要な点を挙げます。例えば、座学が苦手、初対面の人と仲良くなることが苦手、プレゼンテーションがうまくないなど。
Opportunities(機会)
自分が成長できるチャンスや将来的に役立ちそうなことを挙げます。例えば、エンジニア勉強会が活発、1人で裁量広く任せてもらえる、マンツーマンで指導してくれるメンターがいるなど。
Threats(脅威)
自分の成長を妨げる可能性のある外部要因を挙げます。例えば、競争の激しい業界、属人性の強い組織、年功序列、指導は手厚いが責任ある仕事はしばらく任せてもらえない環境など。
例として記載した内容は人によって変わりますので、参考程度に留めて自分ならではの内容を書き出してみましょう。書き出した内容から、自分の強みと成長できる機会を掛け合わせた企業を探すことや、逆に弱みを伸ばせる機会のある企業を探すことなどができるようになります。
モチベーショングラフ
モチベーショングラフは、過去の経験を振り返り、どの時期にモチベーションが高かったか低かったかをグラフにする方法です。これにより、自分がどのような環境や状況でパフォーマンスを発揮しやすいかが分かります。
ステップ1:時期を設定する
まず、振り返りたい期間を設定します。例えば、小学校から高校時代、大学1年生、大学2年生、インターンシップなど。
ステップ2:モチベーションの高低を記録する
それぞれの期間において、モチベーションが高かった時期や低かった時期をグラフに記録します。
ステップ3:記録した点に対し、出来事や感情を記入する
それぞれの点に対し、どのような出来事に直面して感情が揺れ動いたのかメモとして残します。
ステップ4:要因を分析する
なぜその時期にモチベーションが高かったのか、低かったのかを分析します。これにより、自分がどのような環境でモチベーションを維持しやすいかが分かります。
モチベーショングラフは社会人もキャリア形成に悩んだ際に活用することが多く、就活の自己分析方法としても代表的な1つです。時系列で遡ることで、自分自身の行動や感情の変化も含めて分析してみてください。
ジョハリの窓
ジョハリの窓は、自分と他人の視点から見た自分を分析する方法です。自分自身と他者からのフィードバックを基に、自己認識を深めることができます。
ステップ1:自己開示
まず、自分自身が知っている自分の特徴をリストアップします。
ステップ2:他者からのフィードバックを収集
友人、部活サークルのメンバー、バイト先の同僚、家族等に自分の特徴を尋ね、フィードバックを収集します。その中でステップ1と異なる内容や真逆の内容があれば自分から見た自分と他人から見た自分に乖離が出ている状態なので、なぜそう思ったのか聞いてみましょう。
ステップ3:フィードバックを分析
ステップ1と2の特徴を統合して、自分が知らなかった新しい側面を発見し、自分の理解を深めます。
ステップ4:行動計画を立てる
得られたフィードバックを基に、自他ともに認める強みを更に伸ばしたりするなど、就活に限らず今後のキャリア形成も意識した行動計画を立てることもできるようになります。
まとめ
自己分析は就職活動の第一歩です。今回は3つの方法を紹介しましたが、他にも様々な方法を試す学生も多くいます。自己分析を深く行うことで、自分自身の強みや弱み、モチベーションの源泉、他者からのフィードバックを明確にできます。
その後は自分に合った企業選びや面接における質疑応答で自信を持って自己開示できるようになることにも繋がるので、この記事を参考にぜひ取り組んでみてください。