【理系就活】企業が求める自己PRのポイントとは?評価される伝え方も含めて解説!

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自己PRは履歴書・エントリーシートや面接など様々な場で求められます。「自分のことがよくわからない」「どのように伝えるべきかわからない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?そこで本記事では、企業に評価される自己PRの伝え方を解説します。

なぜ自己PRを聞かれるのか?

企業が就活で自己PRを聞くのは、大きく分けて2つの理由があります。

 

1、自己PRからあなたの強みや性格、考え方を知りたい

新卒採用では、企業は人柄や価値観などの内面的な要素を重視しています。学業やアルバイトの経験、課外活動などを通じて培ってきたスキルや知識に加え、どのような性格や考え方を持ち、どのような行動を取る傾向があるのかを知りたいのです。

 

具体的には、困難な状況にも立ち向かう粘り強さ、目標に向けた行動や思考、他者と協力して成果を出すチームワークなど、その人ならではの強みや性格を明らかにすることが目的です。考え方や行動パターンを知ることで、企業の社風や職務に適しているかどうかも判断することがあります。

 

また、技術職や研究開発職における理系採用では、専門的な知識や技術の背景を重視する企業も多く、学業・自学習・研究活動の内容や成果、さらにはそのプロセスに焦点を当てた自己PRを求めることもあります。

 

2、自己分析を念入りに行っているかどうかを確認したい

自己PRは、自己分析の深さを示す重要な要素です。自己PRを通じて自分の強みをアピールするためには、過去の経験や学びを振り返り、価値観や行動特性を深く理解していなければなりません。企業は自己PRを聞くことで、応募者がどれだけ自分自身と向き合い、徹底した自己分析を行っているかを確認します。

 

たとえば、具体的な経験や学び、反省点などを筋道を立てて論理的に説明できる学生は、自己分析がしっかりとできていると判断されやすいです。さらに、自己分析を通して得た自分の強みや弱みを企業の求める人物像とどう結びつけているか、応募先企業でどのように活かせるかを具体的に示すことができれば、より高い評価を得ることができます。

 

企業が見ている自己PRのポイント

企業が自己PRで最も注目しているポイントは、学生がアピールしている強みが、自社が求める人物像と合致しているかどうかです。

 

例えば、行動力のある学生を求める企業に対して、慎重に物事を考える能力をアピールしても、期待通りの評価を得ることは難しいでしょう。そのため、企業がどのような学生を求めているのかを十分に理解し、自分の強みをその企業のニーズに合わせて効果的にアピールすることが大切です。

 

ただし、企業からの評価を得たいがために、虚偽の内容を誇張して伝えるのは避けるべきです。企業の人事担当者は多くの学生を見てきているため、容易に見抜かれます。万が一、仮に内定を獲得できたとしても、期待された役割を果たせず様々なプレッシャーやギャップが原因で早期離職に繋がるリスクもあります。自己PRで伝えるテーマは、自分らしい強みから正直に考えることが重要です。

 

評価される自己PRの伝え方

1. 自己分析を念入りに行う

まず、自己PRを作成する上で最初に行うべきことは自己分析です。これまでの人生を振り返り、自分の本当の強みを見つけ出すために、過去の経験やエピソードを洗い出し、それぞれを深掘りしていきましょう。

印象的な経験やエピソードを思い出しながら、その時どのように頑張っていたのか、何をモチベーションにしていたのかなどを考えます。これにより、自分の強みや価値観が明確になります。自分自身を客観的に理解することが、企業に対して効果的なアピールを可能とする第一歩です。

 

参考記事:理系就活生のための自己分析ガイド:SWOT、モチベーショングラフ、ジョハリの窓を活用しよう

 

2. 企業研究を行う

次に、志望する企業を徹底的に研究し、その企業がどのような学生を求めているのかを分析します。企業の採用情報に記載の求める人物像や、インタビュー記事などから一緒に働きたい社員についてリサーチしましょう。

これらの情報を読み込んだ上で、自分なりに求める人物像を想像してみましょう。その上で、企業に欲しい人材だと思ってもらえるように、自分の強みのうち何をどのようにアピールするのか工夫することが重要です。

 

3. PREP法を活用する

自己PRで伝える強みが決まったら、次に文章に落とし込む際に「PREP法」を活用することをおすすめします。PREP法とは、「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)」の順で伝える手法です。

まず、アピールしたい強み(結論)を冒頭に述べることで、何を伝えたいのかが明確になります。その後、その結論に至った理由と具体的なエピソードを述べることで、強みの説得力が高まります。最後にもう一度結論を述べることで、読み手に納得感を与え、わかりやすい内容になります。

 

4. 具体的なエピソードを盛り込む

自己PRには、アピールする強みを証明できる具体的なエピソードを盛り込みましょう。PREP法でいうところの「理由」や「具体例」に該当します。

ただ単に事実を述べるだけでなく、数値を交えた詳細、課題や目標、具体的な行動や思考などを詳しく伝えることがポイントです。具体的なエピソードは、他の人と横並びにならず、自身ならではの強みが伝わることに繋がります。

 

5. 会社へ貢献する方法をアピールする

企業が採用活動を行う主な目的は、自社で活躍し貢献してくれる人材を見つけることです。そのため、自己PRの最後に、自分の強みを活かしてどのように会社へ貢献できるのかを具体的にアピールしましょう。

例えば、自分の強みを使ってどのような業務に貢献できるのか、どのようなプロジェクトで成果を上げられるかなど、具体的なビジョンを示すことが大切です。

 

まとめ

ほとんどの企業は選考時に学生に自己PRを求めます。企業が自己PRを聞く理由や、自己PRで重視しているポイントをしっかりと理解し、自分らしい強みを効果的にアピールする内容を考えましょう。自己分析や企業研究を通じて、自分の強みを明確にし、それを企業に伝えることで、選考の場で自信を持って自己PRができるようになります。

 

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