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2026年3月15日(更新:2026年3月15日)
理系就活においても、ES(エントリーシート)が通過しても面接で不通過になるケースは珍しくありません。特に一次面接では、専門知識の深さよりも「相手に伝わる説明ができるか」「どのように考えて行動してきたか」が重視される傾向があります。
また、理系学部生の場合は研究室配属前で研究テーマが決まっていない人も多く、「何を話せばよいのか分からない」と感じることもあるでしょう。しかし、講義・実験・課外活動の経験からでも評価につながる話は十分にできます。
この記事では、理系面接で不通過になりやすい人の特徴や、面接官が見ているポイント、そして改善のヒントを解説します。
理系面接で不通過になりやすい人の特徴
理系面接で不通過になる理由の多くは、専門知識の不足ではなく「伝え方」にあります。ここでは、よく見られる特徴を整理します。
① 質問の意図を理解せずに答えてしまう
一次面接では、準備した内容を一方的に話してしまう学生も少なくありません。
例えば、
・質問と少しずれた回答をしてしまう
・自分が話したい内容を優先してしまう
・面接官の反応を見ずに長く話してしまう
といったケースです。
面接はプレゼンではなく「対話」です。面接官は、質問の意図を理解しながら会話ができるかを見ています。
② 研究や学びを専門用語だけで説明してしまう
理系学生の面接では、研究内容や専攻について質問されることが多くあります。しかし、専門用語が多すぎる説明は内容が伝わりにくくなることがあります。
面接官が必ずしも同じ専門分野とは限りません。そのため、
・研究の目的
・取り組んでいる課題
・自分の役割
を、専門外の人でも理解できる言葉で説明することが大切です。
研究室配属前の学部生であれば、
・研究予定、もしくは関心のあるテーマ
・実験実習で印象に残った経験
・自主的に取り組んだ学習
などから話を広げることもできます。
③ 志望動機が企業の事業と結びついていない
理系面接では、志望動機の「具体性」と「事業理解」が見られます。
よくあるのが、
「技術力が高いから」
「製品が魅力的だから」
「大手企業だから」
といった理由だけで終わってしまうケースです。
もちろん企業の技術力や知名度は魅力の一つですが、それだけでは「他社でも同じではないか」と受け取られてしまう可能性があります。
④ 経験の話が整理されていない
面接では、
・学生時代に力を入れたこと
・困難をどう乗り越えたか
・チームでの役割
などの質問がよくあります。
しかし、話が整理されていないと
・何を伝えたいのか分からない
・話が長くなる
・結論が見えない
といった印象になってしまいます。
理系面接では、論理的な説明力も評価されることがあります。
⑤ 受け身に見えてしまう
理系学生の面接においても主体性を見られます。
例えば、
「指示されたことをやりました」
「先生の指示通り進めました」
だけでは受け身の印象になる可能性があります。
自分が
・どのように考えたのか
・どんな工夫をしたのか
を説明できると、主体的な姿勢が伝わりやすくなります。
一次面接で評価されるポイント
理系の一次面接では、専門性の高さそのものよりも、学びや経験をどのように理解し、相手に伝えられるかが見られることが多くあります。企業は「一緒に働くイメージが持てるか」「仕事の中でどのように考えて行動する人か」を知ろうとしています。
そのため、一次面接では主に次のような点が見られています。
・相手に伝わる説明ができるか
専門用語だけに頼らず、専門外の人にも理解できる言葉で説明できるか。研究や学びの内容を分かりやすく整理して話せるかが見られます。
・経験を論理的に整理して話せるか
取り組んだ経験について、「何に取り組んだのか」「どんな課題があったのか」「どう行動したのか」を順序立てて説明できるかが重要です。
・技術や仕事への興味があるか
企業の事業や技術分野について、自分なりの関心を持っているかも見られます。製品や技術の話題に触れられると、仕事への理解や興味が伝わりやすくなります。
・主体的に取り組む姿勢があるか
研究・実験実習・課外活動などの中で、自分なりに考えて行動した経験があるかどうかも評価されます。与えられた課題に対してどのように工夫したかがポイントになります。
・事業や職種への理解があるか
志望企業の事業内容・技術分野・職種の詳細を理解した上で、自分の関心や将来像と結びつけて説明できるかも重要な要素です。
研究テーマの内容そのものよりも、「どのように考え、どのように取り組んできたか」という思考プロセスが評価されることも多くあります。研究がまだ始まっていない学部生の場合でも、講義や実験、課外活動などの経験から、自分の考えや行動を整理して伝えることが大切です。
また、ここまで紹介したポイントに加えて、文理を問わず面接で基本的に見られている要素もあります。
■文理問わず面接で見られる要素
・身だしなみや清潔感
・基本的なマナーや態度
・質問の意図を理解した対話ができるか
・相手の話を聞く姿勢やコミュニケーション
これらは特別なスキルではありませんが、「一緒に働く相手として信頼できるか」を判断するうえで重要な要素です。理系面接であっても、技術的な話だけでなく、こうした基本的な姿勢も評価の前提として見られています。
理系面接のNG回答例
ここでは、面接でよくあるNG回答の例を紹介します。
NG例① 志望動機が抽象的
NG回答
「御社は技術力が高く、有名な企業なので志望しました。」
この回答では、他の企業との違いが見えません。
改善例
「御社が開発している半導体製造装置の技術に興味があります。半導体はスマートフォンや自動車、AIサーバーなど幅広い分野で使われており、その性能を支える製造装置の技術力に魅力を感じました。大学で学んだ電気電子や半導体工学の知識を活かし、将来的には高精度で安定した製造プロセスの実現に貢献したいと考え志望しました。」
NG例② 研究説明が専門用語だらけ
NG回答
「私は高分子材料の相分離挙動を評価するために、GPCとDSCを用いた分子量分布解析と熱特性評価を行っています。」
専門外の面接官には内容が伝わりにくくなります。
改善例
「私は高分子材料の性質を調べる研究をしています。具体的には、材料の分子量や温度による変化を測定し、どのような条件で性能が変わるのかを分析しています。こうしたデータをもとに、より安定した材料設計につながる条件を検討しています。」
NG例③ 受け身の経験
NG回答
「実験では先生の指示に従って実験を進めました。」
改善例
「実験の結果が安定しない問題があったため、原因を考え、測定条件を変更して比較する方法を提案しました。」
まとめ
理系の1次面接で不通過になる理由の多くは、専門知識の不足ではなく「伝え方」にあります。
研究が始まっていない段階でも、講義や実験、課外活動の経験から自分の考えや行動を整理して話すことは十分可能です。
一次面接では、知識量よりも「どのように考え、どう行動してきたか」を自分の言葉で説明できるかが重要になります。
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