2025年5月14日(更新:2025年5月14日)
日本フイルター株式会社 技術コンサルティング室の松場さんに、これまでのキャリア形成についてインタビューを実施しました!松場さんは新卒入社から9年目、現場設備の導入監督や試運転などエンジニアとして経験した後、現在は技術コンサルティングを担う部署で活躍されています。この記事では松場さんの就活や仕事の実体験などを広くお届けしていきます。
学生時代と就活
ーー学生時代の専攻について教えてください。
私は大学・大学院で環境分野について専攻していました。内部推薦で大学院にも進み、環境共生学などの学習・実験・研究に打ち込んだんです。その中でも、研究では「土壌学」をテーマに重金属の実験や論文執筆などを行っていました。
ーー日本フイルター社を選んだ理由を伺いたいです。
「環境・土壌・金属」など研究で携わったことを生かせる分野で企業を探したところ、真っ先に日本フイルターがヒットしました。大手メーカーも候補に挙がりましたが、中小企業だからこそ裁量が大きく、自分の存在感を発揮しやすい点に魅力を感じたんです。
また他の企業によっては高圧的な面接を体験をすることもありましたが、日本フイルターでは社長や部長など選考で会う方々全員とフランクに話せたことも決め手でしたね。
入社後の仕事内容について
ーーこれまでの業務内容について教えてください。
最初の4年間は「テクノエンジニア課」で現場設備の導入監督から試運転までを担当しました。5年目からは「技術コンサルティング室」に異動し、営業担当と連携してプラントの仕様や見積もりを企画し、お客様に対して提案する役割を担っています。
テクノエンジニア課はお客様から発注が決まった後の仕事がメインでしたが、技術コンサルティング室は製品理解を深めた上で、企画段階でお客様と直接やり取りしながら仕様を決める醍醐味があります。
ーー大学・大学院での学びはどのように活きていますか?
研究や実験における考え方や、得た情報でどう説明するか、想像して段取りをした上で取り組んでいたことなどは仕事でも活きています。
ただ就職してから初めて学ぶことも多く、例えばCADを操作して図面作成することなどは入社後に一から覚えましたね。学習内容よりも、学習におけるプロセスや課題を乗り越えてきた体験の方が仕事では役立ってると思います。
ーー今の仕事で感じるやりがいを教えてください!
最初の打ち合せは聞き役に回ることが多かったのですが、今では自分単独でスムーズに技術説明ができるようになり、お客様から信頼してもらえるようになったことが何より嬉しいんですよね。
最近は講演会で排水処理の講演や勉強会の講義も任されることが増えましたが、製品や技術の理解が深まると自信がついて、緊張せずに学んだことを発表できるようになったこともやりがいです。
会社の魅力
ーー日本フイルターの技術的な特徴や強みはなんですか?
当社は水処理プラントの設備を扱っていて、工場からの排水をそのまま流せない状況を解決するための装置を販売しています。
従来の排水処理は、大きな容量のある装置に排水をためて汚れと水を分離する方法でしたが、当社の「マイクロフロー」は30年以上前からこのやり方を置き換えるために開発してきたんです。
「マイクロフロー」はコンパクトなユニット型装置で、『従来の装置を更新したいけど置ける場所がない』と困るような現場でも当社装置で置き換えられるメリットがとても喜ばれています。
実際、お客様からは『昔の装置では物理的にスペースが足りず更新できなかったけれど、マイクロフローなら狭い場所にも設置できて助かった』『処理後の水質が以前より綺麗になった』といった声をいただいていて、SDGsや環境に対して貢献できることも強みですね。
ーー福利厚生や社内の雰囲気なども教えていただきたいです。
社員旅行が盛んです。参加は任意なのですが、今年の9月に予定している北海道旅行では全社員の8割に当たる約100名の社員が参加を希望しています。もちろん費用は会社が全額負担してくれます。規模の大きい旅行は5年ごとに実施していて、これまでに沖縄やタイへ行きました。他にも毎年開催している日帰りバスツアーで、三島や沼津なども行きましたね。
また、会社の売上状況が良いこともあり、今年は一律で給与のベースアップがありました。これまでもそうですが、物価が上昇する中で、市況に合わせた対応をしてくれるので、社員としても安心して働ける環境だと感じています。
雰囲気的なところで魅力をお伝えすると、まずは仕事に集中できる環境が整っているところです。創業70年ということもあり、実績や技術資料、ノウハウが豊富です。
また、比較的休みが多い、かつ残業が少ないので、プライベートが非常に充実しているという点です。他社で働く友人の話を聞くと当社はかなり休みが取れている印象です。
読者に対するメッセージ
ーー理系就活生へのメッセージ
大学生活の苦労は必ず後で活きますし、何より“理系ならではの誇り”を持って就活に臨んでほしいと思います。論文執筆や実験、発表などで鍛えてきたことは社会人になってからも強みになります。
また、学業だけでなく部活サークルやアルバイトなど、色々経験しておくと後で役立つこともあります。何もやらずにいるのは勿体なくて、「これはやった」「あれはやったことがある」などの経験はあればあるほど就職後に発揮できることがあります。
まとめ
日本フイルター株式会社で技術者、そして技術コンサルタントとして活躍中の松場さんに学生時代から就職、会社の魅力まで広くお話いただきました!
同社では新卒採用を積極的に実施しており、理系就活サイト「リケイマッチ」を通して本選考やインターンの募集を行っています。
「SDGs・環境」「水処理・金属・プラント」「技術・研究」「広い裁量で成長」などに関心のある方々は、ぜひチェックしてみてください!
日本フイルター株式会社の新卒採用情報はこちらから
https://www.nihon-filter.com/recruit/