株式会社NJSで働く魅力:水と環境に向き合う設計コンサルタントへインタビュー

東証プライム上場企業で、水と環境に関するコンサルティング事業を展開する株式会社NJSの川村さんに、これまでのキャリアについてインタビューを実施しました!

前職のプラント建設会社にて、施工管理の業務を経てNJSに転職し、就活から転職活動、そして今のやりがいや社内の雰囲気まで幅広く語ってくださいました。

学生時代と就活

ーー学生時代に学んでいたことを教えてください。

日本大学理工学部機械工学科にて、機械工学を専攻していました。卒業研究では粉体工学の研究室に所属し、鉄粉やシリカ等の粉体に超音波を当てた時の、周波数による影響について研究をしていました。理系学部生として卒業後、大学院には行かずに就職をしました。

 

ーー1社目(前職)ではどのような仕事に取り組みましたか?

プラントの建設会社に入社し、発電所(火力・原子力・バイオマスなど)での業務に6年間携わっていました。主に機器、配管の搬入計画や、配管の設計、また自身が現場に入って施工もしておりました。新設や補修など、発電プラントの現場側の業務が中心でした。

 

ーー当時、NJSに転職しようと思った背景を教えてください。

前職は元請けではなかったので、誰かが設計した絵に基づいて施工するのがメインという状況で、「上流から設計する側になりたい」と思うようになりました。そこから転職活動を開始して、NJSに入社することを決めました。

 

ーー上流から関われる会社の中で、NJSを選んだ決め手も伺いたいです。

当時は発電所で働いていたので電力系の設計会社も検討していましたが、NJSと出会って水に関する設計が面白そうだと興味が湧いたのが大きいです。

発電所って、燃料を輸送するコンベヤなど細々した機器がフロー全体で施設を動かしているんです。水処理(下水処理場・ポンプ場)もプラントとして役目を果たすための設計という観点で共通点が多く、興味を持ちやすかったですね。

 

仕事内容について

ーーNJSにおける仕事内容について教えてください。

NJSは浄水場や下水処理場などの上下水道インフラをコンサルティングする会社であり、お客様は主として上下水道の事業者である市町村などの自治体です。

機械担当である私は下水処理場やポンプ場の機械設備に係る設計をしています。昭和の時代に設置された機器は老朽化してきており、新しい機器に交換するための設計を行っています。

各機器を設計する際は、現状・将来で必要な能力の確認などを行います。実際の設計へ落としこんでいきます。また、計画業務では今後5年・10年の予算の使い方、各年度にどのような対策をしていくかをご提案しています。

 

ーー学生時代の学びで仕事に生きていることはありますか?

細かい専門分野の知識を日常的に使う場面は多くないですが、水処理設備メーカーの技術資料を読み解く時に大学で学んだ分野だと頭に入ってきやすいです。特にポンプなど流体要素が強い機器の設計では流体力学の知識が活きることが多いですね。

 

仕事におけるやりがい

ーー今の仕事でやりがいを感じることを教えてください。

NJSに入社して5年目になりますが、業務に慣れてきたこともあり、課題が発生した際に様々な解決案を自分なりに整理し検討できるようになりました。課題を整理してお客様に納得・理解いただき、「それいいね」と言ってもらえること、方向が定まっていくことにやりがいを感じます。

最後に検討結果を報告書にまとめて提出し「ありがとうございました」と感謝されるのも嬉しいですね。最初の1~2年は正直苦労もありましたが、今ではその経験が糧になっています。

 

ーー公共事業に対する仕事の魅力も伺いたいです。

下水道事業は公共事業が主体で、いま老朽化対策が注目されています。

下水管や下水処理場設備の更新など、将来計画や更新設計の需要が高まっています。社会インフラを担う公共事業の上流工程に携わるという意味で、会社としての安定性も大きな強みだと思います。

 

会社の雰囲気・相談文化

ーー社内の雰囲気や一緒に働く人の魅力を教えてください。

風通しが良いと感じています。部長やグループリーダーなど上司にも相談しやすいですし、後輩たちも積極的で、人を巻き込みながら相談して仕事を前に進めようという雰囲気があります。

 

ーー相談の場づくりはどうなっていますか?

部内では週1回、複数名での相談会を設けています。副部長と、そのタイミングで会社にいる部員が集まり、主に若手が業務上の悩みを持ち寄って場で相談&解消します。

時には相談だけでなく過去事例の共有や意見交換もしていますね。もちろんその時間以外でも気兼ねなく相談ウェルカムという雰囲気です。

 

ーーワークライフバランスについてお伺いしたいです。

繁忙期は年度末に向けてで、2月末〜3月中頃が最も忙しいです。最終打合せや成果品(報告書)の取りまとめが重なる時期で、時には21時、22時頃まで仕事をする日もあります。12月も「年内にここまで方針を決定しておきたい」という案件があり忙しくなりがちです。

一方で4〜7月頃は比較的ゆとりがあり、残業は一桁~ゼロの方も多いです。夏休みもしっかり取れて、私自身、毎年どこか旅行に行けています。上流工程寄りの仕事なので、業務工程をしっかり押さえていれば計画的に休みも取りやすい環境かと思います。

前職の現場常駐時は休みが取りづらかったので、その点は現在のワークライフバランスの方が圧倒的に良いですね。また、フレックス制度が取れることも魅力的です。コアタイムが10:00–15:30で、個人的な用事がある時は柔軟に活用できます。

 

ーー社内の勉強会はどんな様子ですか?

勉強会は盛んで、土木・機械・電気・計画など職種ごとに開催されています。私が参加している機械系の勉強会では、社内標準(容量計算など技術計算)のシステム化に向けた取り組みの中で計算事例を整理し、内容理解を深めたり、先輩方の設計事例から検討内容の共有が行われ、理解を深めるといった活動をしています。

先輩方の過去の設計事例を共有して議論することもあります。オンラインで実施した勉強会の場合は動画をレコーディングして社内で共有しているので、他の方も閲覧できます。

 

就活生へのメッセージ

ーー理系就活生に向けてメッセージを頂戴したいです!

私は就活の時、機械系専攻から設計コンサルに挑戦できる業界があることを知りませんでした。研究室の特性からプラントメーカーなどを受けていましたが、もっと広く業界を調べておけばよかったと感じています。

働く環境(出張の頻度・長期出張の有無など)も含め、自分の軸を持って一社一社をしっかり見てほしいです。前職では「機械設計」で入社したつもりが工事計画の配属だったこともあり、プロジェクトの流れ(計画→設計→工事)を理解した上で、自分がどこに携わりたいかを整理して臨むのが良いと思います。

 

ーーNJSではどんな方が活躍できると思いますか?

お客様の前で説明することがあるので、コミュニケーションが好きな方、社内では土木・建築、電気など他工種と調整しながらひとつのものを仕上げていくので、チームワークが得意な方が向いていると思います。

逆に「人と話すのが苦手で、できれば図面だけと向き合っていたい」というスタンスだと合わないかもしれません。機械系は技術革新も速いので、技術へのアンテナを張れることも大事です。

 

まとめ

株式会社NJSで水処理分野の計画・設計に携わる川村さんに、学生時代から前職、そして現職でのやりがいまで幅広くお話いただきました!

同社では新卒採用を積極的に行っており、理系就活サイト「リケイマッチ」を通じて本選考やインターンの募集も展開しています。

「公共インフラの安定した分野で働きたい」「上流工程から社会に関わりたい」「学びの場が豊富な環境で成長したい」そんな想いを持つ方は、ぜひチェックしてみてください!

 

株式会社NJSの新卒採用情報はこちらから

https://www.njs.co.jp/recruit/index.html