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2025年8月24日(更新:2025年8月24日)
大学における学び
ーー自己紹介からお願いします。
私は中央大学で情報工学を専攻しています。ITについて広く深く学び、ネットワーク技術やアルゴリズムのような学問や、プログラミング演習を通して実際にコードを書く機会もありました。
高校生の頃、日常的にスマートフォンアプリを使う中で「もっと便利な機能があればいいのに」と感じることがあり、そこから自分でアプリを作れるようになりたいと思ったことがきっかけで、情報工学を専攻することを決めました。
ーー大学で講義以外に打ち込んだこともありますか?
はい。自主的にアプリ開発に取り組んだことがあります。授業で学んだ知識を応用して小さな機能を実装してみたり、実際に動く形にしてみることでプログラミングの面白さや難しさをより実感できました。
また、アルバイトでは家庭教師をしており、中学生に数学や理科を教えてきました。人に説明することで自分の理解が深まる経験も多く、論理的に物事を整理する力が養われたと感じています。
就活の取り組み
ーー就活を意識し始めたのはいつ頃ですか?
3年生になる前の春休み頃から本格的に就活を意識し始めました。もともとITエンジニアという仕事に関心があり、業界地図を購入してIT業界がどのような分野に分かれているのか、どんな企業があるのかを調べていました。そのうえで、サマーインターンシップから実際に活動をスタートし、SIerやWeb系の企業を中心に応募を進めていきました。
ーー応募企業はどのように絞っていったのでしょうか?
「自分がプログラミングに熱中できるかどうか」を軸に就活を進めました。最初は「IT企業ならどこに入社してもプログラミングができるだろう」と想像していましたが、インターンシップやOB訪問を通じて話を聞くうちに、IT企業と一口にいっても「顧客折衝やプロジェクト管理が中心」「テスト業務に特化」など、特色はさまざまであることを知りました。
合計で20社にエントリーしましたが、プログラミングに直接携われないと分かった企業は途中で辞退し、最終的にはSIer2社とWeb系1社から内定をいただくことができました。
ーー最終的に承諾したのはどのような企業ですか?
最終的にはSIer企業への入社を決めました。理由は、コードを書きながら経験を積める環境が整っていることに加え、エンジニアとして成長するための研修やサポートが充実していたからです。さらに、身近な社会で利用されているサービスの開発に関われる点にも魅力を感じました。加えて、安定した事業基盤を持つ企業であることが将来を考える上で大きな安心材料になりました。
理系学部生として就活に挑んだ所感
ーー就活を通じて印象に残っていることはありますか?
情報工学を学んでいたことは自分の強みになったと感じています。プログラミングに関する質問をされることも多く、大学の演習や課題で取り組んできた経験を具体的に話せたことで、面接でも評価につながったと思います。
ただ、企業ごとに質問内容は大きく異なり、中には理系としての専門分野よりも私自身の人柄や考え方を徹底的に深掘りされることもありました。そのときに「学んできた知識だけでなく、自分自身をどう表現するか」も重要だと実感しました。
ーー面接で苦労したエピソードなどありますか?
自分自身の経験や価値観について深く聞かれたときに、うまく言葉にできず答えが浅くなってしまったのは苦労した点です。特に「あなたの強みをどう活かせますか?」という質問では、強みや弱み自体は準備していたものの、それを仕事にどう結びつけるかまでは考え切れておらず、自分の浅さを痛感しました。
面接を重ねるたびに「もっと具体的に答えられたはずだ」と反省する場面も多く、終わった後に振り返って改善点を探すことを繰り返していました。
ーー学部生として大変だったことはありましたか?
学部生だからといって特別に大変だと感じたことはありませんでした。大学院に進学する同級生もそれなりにいましたので少し不安に思ったこともありましたが、結果的には無事に内定へとつながりました。
プログラミングについては大学での学びに加えて自習にも取り組み、簡単なアプリを作った経験もあったため、学業面では自信を持ってアピールできたのが良かったと思います。
この記事を読んでいる方々へ
ーーリケイマッチを使ってみてどうでしたか?
リケイマッチは「プログラミングにしっかり向き合えるエンジニア募集」が多く、実際に内定承諾に至った企業と出会うきっかけにもなり、とても良かったです。スカウトの内容も「○○のアプリを自ら開発したことが魅力的」など、自分のガクチカに触れていただけることが多く、モチベーションにつながりました。
ただ、他の就活サイトにも共通して言えることですが、リケイマッチだけでは出会えない企業もあるので、自分自身でも積極的に業界全体を調べて、どんな企業があるのかを見落とさないようにすることも大切だと思いました。
ーーこれから就活をする理系学生にアドバイスをお願いします。
自分がどんな環境で一番力を発揮できるのかを意識することが大切だと思います。私の場合は「プログラミングに熱中できるか」という軸を持って就活を進めたことで、最終的に納得のいく選択ができました。
面接に臨む際は「実際に自分が取り組んできたこと」「他人から見たときの自分の長所と短所」「これまでに下した決断と、そのときに考えたこと」などを具体的に話せるよう準備しておくと安心です。就活は大変な面もありますが、振り返れば自分の強みや価値観を整理できる良い機会になったと感じています。
総括
Kさんには、プログラミングや家庭教師などの学びを活かしながら、SIer企業・Web企業を中心に就活を進め、最終的にSIer企業への入社を決めた体験をお話しいただきました。
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※参考動画:Web業界とSIer業界の魅力とは?