【理系学部生向け】学業のガクチカってどうやって作成するの?選定方法と記述方法について

  • 理系就活
  • ガクチカ
  • 公開日:2024年4月28日

理系学部生に向けて、学業に関するガクチカの作り方について解説します。理系学部生は、研究テーマが決まる前に就活が始まることが多いため、講義・実験・実習をもとにガクチカを求められる場合があります。ここでは、具体的なステップとポイントを紹介し、効果的な作成方法を学びましょう。

目次

  • ガクチカの定義と重要性
  • ガクチカの選定方法
  • 具体的な記述方法
  • まとめ

ガクチカの定義と重要性

ガクチカとは、「学生時代に頑張ったこと」を意味する言葉で、就職活動においてあなたの能力や適性をアピールするための重要な要素です。特にエンジニア(技術者)を目指す理系学部生は、講義や実験実習など学業のガクチカを求められることも多く、具体的な成果や過程をアピールすることが重要になります。

 

なお、学業のガクチカ事例集については別の記事で取り上げており、下記を参照してください。

【理系学生向け】学業に関するガクチカ集を作りました!

 

ガクチカの選定方法

ガクチカを選定する際は、以下の点を考慮してみましょう。

 

・関連性:

応募する業界や職種に直接関連する経験が理想的ですが、直接関連がない場合は、その経験がどのようにして応募職種のスキルや知識につながるかを考えて選びます。例えば、自動車業界への応募で自動車関連の実習実験が経験がない場合、力学・CAD技術・プロジェクト管理・チームリーダーシップ・技術革新など、職種に貢献可能な他の経験を強調します。

 

・成果と影響:

具体的な成果やプロジェクトがもたらした影響を明確に示します。例えば、何らかの技術改善で生産効率を向上させた、または新しいソリューションを開発してコストを削減したなど、成果を数値で表すことが望ましいです。数値化することで自身の努力が実際に結果を生んでいることを証明します。

 

・困難の克服:

実験や実習において直面した課題をどのように解決したかを具体的に述べます。この際、どのような戦略を立て、どの技術や方法を用いて問題を解決したかを詳細に記述し、その過程で獲得したスキルや知識がどのように入社後の仕事に役立つかをリンクさせます。

 

これらのポイントは、自分の学んできたことや取り組んできたプロジェクトがどのように職業的な能力に結びつくかを効果的にアピールするのに役立ちます。

 

具体的な記述方法

ガクチカの具体的な記述方法を詳しく説明します。効果的に作成するため、以下のステップに従って記述してみましょう。

 

1、導入

・目的と背景:

あなたが取り組んだプロジェクトや研究の背景とその目的を明確に説明します。例えば、「エネルギー効率の向上を目指して、新しいタイプの太陽電池パネルの開発プロジェクトに参加した。このプロジェクトは、再生可能エネルギー源としての潜在能力を拡大することを目指していた。」

 

2、行動

・具体的なアクション:

取り組んだ具体的な活動や行動を詳細に述べます。この部分では、技術的な側面やチームワーク、プロジェクト管理のスキルを具体的に示します。例えば、「2D・3D CADを使用してデザインを作成し、さまざまな材料でプロトタイプを製作。また、週に一度のチームミーティングで進捗を報告し、フィードバックを受けて改善策を実施した。」

 

3、結果

・成果と影響:

行動がどのような結果につながったかを具体的に数値や事実と共に記述します。可能であれば、達成した成果に関するデータや統計を用いて説明します。例えば、「開発した太陽電池パネルは、従来のモデルに比べて20%高いエネルギー変換効率を達成し、試験運用で電力コストの削減に成功した。」

 

4、反省と学び

・成長と適用:

プロジェクトや研究過程での学びや反省点を挙げ、それをどのように今後のキャリアや他の状況に適用できるかを記述します。例えば、「多様な強みを持つメンバーと試行錯誤しながら協働したことを通して、多様な分野の方々と連携することの重要性を理解した。また、時間管理のスキルも向上し、複数のプロジェクトを同時に進行させる能力が身についた。」

 

これらのステップを踏むことで、具体的かつ効果的なガクチカを構築し、就職活動での自己PRに大きな強みとなります。

 

まとめ

ここでは学業ガクチカの作成方法を中心に解説しました。一方で、ガクチカは自己表現の重要な1つであり、この流れに限らず様々な表現方法もあります。学業のガクチカ事例集など参考にしながら、自分ならではの個性や魅力を強調していきましょう!

 

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