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2026年4月7日(更新:2026年4月7日)
28卒の理系学部生から、「大学3年生になったばかりなのに、もう面接が入った」という声が届きました。まだ研究室も決まっていない。自己分析もこれから深めようと思っていた。そんな段階で面接が入ると、「何を話せばいいのか分からない」と戸惑うと思います。
ただ、企業側もこの時期に完成された研究実績や明確な専門性を求めているとは限りません。むしろ見られているのは、現時点での学びや興味、そして将来に対してどのように考えているかです。本記事では、大学3年の春〜夏に早期選考が入ったときに、理系学部生は何を話せるのか、そしてどんなところで差がつくのかを整理します。
目次
この時期の面接で見られていること
まだ大学3年になったばかり。この時期の面接は異例の速さであり、一部の企業が早期化に取り組んでいるに留まります。完成度の高い研究内容や深い専門知識そのものよりも、今の時点での考え方や言語化の力が見られやすいです。
■見られやすいポイント
① 学びや経験を自分の言葉で説明できるか
・講義や実験で学んだことを、相手に伝わる形で話せるか
・知識の量よりも、理解の仕方や伝え方が見られる
② 何に興味があるのかが見えるか
・機械、材料、回路、インフラ、AI、化学、バイオなど、今の関心の方向性があるか
・なぜその分野に興味を持っているのかを説明できるか
③ 将来に対する“現時点なりの軸”があるか
・まだ明確に決まっていなくても、自分なりの考えを持てているか
・その軸を言葉にして伝えられるか
④ 質問に対して対話ができるか
・用意した答えを一方的に話すのではなく、質問の意図に沿って答えられるか
・会話のキャッチボールができるか
この時期は、完成された答えを持っているかよりも、今ある材料をもとに自分なりに考えられているかが重要です。
研究室が決まっていない学部生は何を話せばいい?
研究室未配属でも、面接で話せることはあります。
■話しやすいテーマ
① 講義や実験で印象に残った内容
・どのテーマが面白かったか
・なぜ興味を持ったのか
・どんな気づきがあったのか
② 専攻の中での自分の関心
・同じ学科の中でも、どの領域に関心があるか
・理論寄りか、実験寄りか、実装寄りか
③ 今後やってみたい研究・分野
・現時点の仮説で良い
・「まだ決まっていない」だけで終わらせず、今の考えを添えることが大切
④ 学外も含めた取り組み
・アルバイトやサークルでの工夫
・チームで何かを進めた経験
・自主学習や制作
研究が始まっていない不利ではなく、研究以外の経験からでも自分の考え方や興味の方向性は十分に伝えられます。
差がつくのは「まだ決まっていない」の先まで話せるか
この時期の学生同士で差がつきやすいのは、将来について完璧に決まっているかどうかではありません。
差がつくのは、「まだ決まっていない」という前提の中でも、自分なりの現時点の軸を持ち、それを言語化できるかどうか です。
早期選考の面接では、
・まだ研究テーマは決まっていません
・職種もこれから調べていきたいです
・幅広く見ています
といった答え方になる学生も少なくありません。
もちろん、それ自体が直ちにマイナスになるとは限りません。
ただ、そのまま終わってしまうと、面接官の記憶に残りにくい懸念があります。
一歩踏み込んで、
・まだ研究室は決まっていませんが、講義や実験を通して〇〇に興味を持っており、現時点ではその方向で考えています
・職種は絞り切れていませんが、手を動かしながら課題を改善していく仕事に関心があります
・業界は広く見ていますが、人の生活や産業を支える技術に関わりたいという軸はあります
のように、現時点の考えを自分の言葉で補える学生は印象が変わります。
完成された将来像でなくても構いません。
大切なのは、「まだこれから」の状態でも、自分なりに考えた跡が見えることです。
面接で話しやすい答え方の例
Q. 研究テーマは決まっていますか?
A. まだ正式には決まっていません。ただ、これまでの講義や実験を通して、私は〇〇のように仕組みを考える分野に面白さを感じてきました。現時点では、その関心を深められるテーマを選びたいと考えています。
→ 「未定」で止めず、現時点の関心まで話すことが重要です。
Q. どんな仕事に興味がありますか?
A. まだ職種を一つに絞れているわけではありませんが、学びを通して、条件を整理しながら改善を重ねる過程にやりがいを感じてきました。そのため、設計や開発のように、考えながら形にしていく仕事に関心があります。
→ 明確な職種名がなくても、自分が惹かれる仕事の性質を話せると強いです。
Q. 今後どんなことを大事にして進路を考えたいですか?
A. 現時点では、学んだことを活かせることに加えて、技術を通して何かを改善したり支えたりできる仕事かどうかを大事にしたいと考えています。まだ具体的に詰めきれていない部分もありますが、自分がどんな場面にやりがいを感じるのかを軸に考えていきたいです。
→ 将来像が未完成でも、判断軸があるだけで印象は変わります。
この時期に差がつくポイント
春〜夏の面接で差がつきやすいポイントは、次の3つです。
① 研究がなくても話を組み立てられるか
研究室未配属の段階では、講義・実験・課外活動などから話を組み立てる必要があります。そこで「何を学んだか」だけでなく、「何に興味を持ち、どう考えたか」まで整理できていると強いです。
② 将来の軸を“現時点なりに”持てているか
他の学生が「これから考えます」で終わる中で、自分なりの方向性を言える学生は印象に残りやすいです。完成度よりも、考えている姿勢が重要です。
③ 抽象的な話で終わらないか
「ものづくりに興味があります」「社会に貢献したいです」だけでは弱くなりやすいです。なぜそう思うのか、どんな経験からそう考えたのかまで話せると説得力が増します。
NGになりやすい答え方
この時期の面接では、次のような答え方はやや注意が必要です。
・「まだ決まっていません」で終わる
・「特にありません」「分かりません」が多い
・講義名や専門用語だけを並べる
・将来の話が抽象的すぎる
・受け身で、自分の考えが見えない
決まっていないこと自体は問題ではありません。
ただし、決まっていない中でどう考えているかを話せないと、準備不足だけでなく思考不足にも見えてしまうことがあります。
まとめ
大学3年の春〜夏に想定外の面接が入ると、研究室も決まっていない段階で何を話せばいいのか迷いやすいものです。ただ、この時期の理系学部生に対して、企業が必ずしも完成された研究実績や明確な将来像を求めているとは限りません。
大切なのは、
・講義や実験から何を学んだか
・どんな分野に興味を持っているか
・将来に向けて現時点でどんな軸を持っているか
を、自分の言葉で整理して伝えることです。
特に他の学生が「まだ決まっていない」「これから調べたい」で止まりやすい中で、そこから一歩踏み込み、自分なりの考えを言語化できるかどうかは差別化につながります。
研究室未配属でも問題ありません。今ある学びや興味の中から、現時点の自分なりの軸を整理しておくことが、早い時期の面接対策では重要です。
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