【理系就活】面接の自己紹介では何を話す?評価に繋がる考え方や自己紹介例6選

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面接の冒頭で聞かれることが多い「まずは自己紹介をお願いします」という質問。理系学生の場合、「研究内容を話すべきか」「専攻について触れるべきか」「課外活動でもよいのか」と迷う人も多いと思います。

この記事では、理系就活生向けに、面接の自己紹介で話す内容、応募先に応じたアレンジ方法、自己紹介の作り方のパターン、避けたい注意点などを解説します。

面接の自己紹介は、自己PRや研究説明とは違う

面接で自己紹介を求められると、「自分の強みをしっかりアピールしなければ」と考える人もいます。

 

しかし、自己紹介と自己PRは少し役割が違います。

自己紹介は、面接の冒頭で自分の基本情報や人物像を簡潔に伝えるものです。大学名、学部・学科、専攻、研究テーマ、学生時代に取り組んだことなどを通じて、面接官に「どのような学生なのか」を知ってもらう役割があります。一方で、自己PRは、自分の強みを具体的なエピソードとともに伝えるものです。

 

また、理系学生の場合は研究内容を話すこともありますが、自己紹介は研究発表ではありません。研究背景、実験手法、結果、考察まで細かく説明する場ではなく、あくまで面接の入口として伝える場です。

 

自己紹介では、すべてを話し切る必要はありません。むしろ、面接官が「この経験について詳しく聞いてみたい」と思えるような話題を残すことが大切です。

 

理系の自己紹介に絶対の正解はない

理系学生の自己紹介というと、「専攻分野や研究内容を話さなければならない」と考える人もいます。

 

しかし、必ずしもそうとは限りません。応募先の企業や職種によって、自己紹介で話す内容は変わります。専攻分野や研究内容が仕事に近い場合だとそのまま話せることもありますが、専攻外の仕事であれば課外活動やアルバイトなどの経験の方が、自分の魅力が伝わる場合もあります。

 

理系だからといって、自己紹介で必ず専攻分野や研究内容を中心に話す必要はありません。大切なのは、応募先の企業に応じて面接官にどのような印象を持ってもらいたいかを考えたうえで、話す材料を選ぶことです。

 

応募先に合わせた自己紹介のアレンジ

自己紹介は、どの企業でも同じ内容を話さなければいけないものではありません。むしろ、応募する企業や職種に合わせて、伝える内容を少し変えるのは自然なことです。

 

・専攻分野や専門性を活かせる場合

専攻分野や専門性を活かせる企業・職種では、研究や実験・実習の話を入れることで企業との接点が見えます。たとえば、メーカーの技術職、研究開発職、ITエンジニア職などでは、学んできた分野や取り組んできた研究が、仕事への関心や適性につながって見えやすくなります。

 

この場合は、「何を学んでいるのか」「どのような研究や実験に取り組んでいるのか」「そこからどのような力を身につけたのか」を簡潔に伝えると効果的です。

 

・専攻と職種が直結しない場合

一方で、専攻と応募職種が直結しない場合は、無理に専攻や研究の話をする必要はありません。学業に限らず、課外活動、アルバイト、部活サークル、学生団体、長期インターン、趣味で打ち込んだ活動などでも大丈夫です。特に、相手の企業が重視しそうな力が見える経験であれば、十分に有効です。

 

たとえば、営業職であれば、人と関わる経験や目標達成に向けた行動。企画職であれば、課題を見つけて改善した経験。IT職であれば、授業外での自主学習やチーム制作の経験などです。

 

理系学生の自己紹介では、自身の専門性をどう話すかよりも、応募先との接点をどう作るかが重要です。

 

自己紹介の作り方は大きく2パターン

自己紹介には、いくつかの作り方があります。ここでは、理系学生が使いやすい2つのパターンを紹介します。

 

・パターン1:1つのエピソードで語る自己紹介

1つのエピソードを中心に自己紹介を組み立てるパターンです。これは、自分の強みが明確な場合や、応募先の企業に響きそうな経験がある場合に向いています。

 

■自己紹介で話すエピソード例

・実験実習や研究で粘り強く検証してきた経験

・学生フォーミュラやロボコンなどチーム開発に取り組んだ経験

・長期インターンで実務に取り組んだ経験

・部活サークルの代表として組織運営をした経験

・プログラミングでアプリ開発に取り組んだ経験

 

このパターンのよい点は、印象がぶれにくいことです。自己紹介の段階で、「この学生は検証力がありそう」「チームで動けそう」「主体的に行動できそう」といった印象を作りやすくなります。

一方で、1つの話に絞る分、その後の面接で話題が広がりにくくなる場合もあります。そのため、自己紹介で話すエピソードは、応募先との相性や面接で深掘りされたい内容を考えて選ぶことが大切です。

 

例:「○○大学で機械工学を専攻している○○と申します。学生生活では特に、学生フォーミュラの活動に力を入れてきました。車両の設計だけでなく、チーム内での役割分担やスケジュール調整にも関わり、ものづくりをチームで進める難しさと面白さを学んできました。本日はよろしくお願いします。」

 

・パターン2:複数の要素を凝縮して織り交ぜる自己紹介

2つ目は、複数の要素を短く組み合わせるパターンです。これは、1つの強いエピソードに絞りきれない場合や、面接で話のネタを増やしたい場合に向いています。

 

たとえば、「専攻・研究」「課外活動」「アルバイト」「趣味や継続している活動」「志望職種への関心」などを短く織り交ぜる形です。このパターンの良い点は、面接官が質問しやすい話題を複数作れることです。特に様々なガクチカを持つ学生の場合、面接官に興味を持たれたことで質疑応答を行うことができます。

 

一方で、要素を詰め込みすぎると、何を伝えたいのか分かりにくくなるリスクがあります。そのため、複数の話題を入れる場合でも、「自分はどのような人間だと伝えたいのか」という軸は持っておく必要があります。

 

例:○○大学○○学部情報工学科の○○と申します。大学では情報工学を学び、プログラミングやデータ分析に取り組んでいます。学業以外では、飲食店のアルバイトで新人教育を担当し、相手に合わせて説明することを意識してきました。技術だけでなく、人と関わりながら課題解決を進める仕事に関心があります。本日はよろしくお願いします。」

 

企業から指定がある場合は必ず守る

自己紹介では、企業側から話す内容や時間を指定されることがあります。

 

■指定される内容例

・1分以内で自己紹介をお願いします

・大学で学んでいることに触れながら自己紹介をお願いします

・学生時代に力を入れたことを含めて自己紹介してください

・研究内容を簡単に含めて自己紹介してください

 

このような場合は、必ず指定に合わせて話しましょう。「1分以内」と言われているのに2分以上話してしまうと、内容が良くても印象が悪くなる可能性があります。また、「研究内容に触れてください」と言われているのに、課外活動だけを話してしまうと、質問に正しく答えていないように見えてしまいます。

 

自己紹介で内容を指定される場合、突発的な状況に合わせて柔軟に対応できるかどうかも見られています。特に面接では自己紹介や他の質問に対しても、用意したことに固執せず、質問に応じて対話のように答えることが大切です。

 

自己紹介で話しすぎるのは危険

自己紹介でよくある失敗が、最初から話しすぎてしまうことです。特に理系学生の場合、研究内容を正確に伝えようとして、背景、実験方法、使用機器、結果、考察まで詳しく話してしまうことがあります。

 

しかし、自己紹介で話しすぎるのは危険です。理由は大きく5つあります。

 

・面接官が聞きたい内容とずれる可能性がある

自己紹介で話しすぎると、面接官が本来聞きたい内容とずれてしまう可能性があります。まずは簡潔に全体像を伝え、詳しい内容はその後の質問に合わせて話すことを意識しましょう。

 

・面接官が理解しにくくなる

例えば研究や専門分野について長く話しすぎると、面接官によっては理解が追いつかない場合があります。面接では文系出身の人事が担当することも多く、専門知識があるとは限りません。

 

・その後の面接で深掘りしにくくなる

自己紹介の段階で内容をすべて話し切ってしまうと、面接官が追加で質問しづらくなることがあります。自己紹介は、面接全体の入口です。詳しく話すよりも、「この話をもう少し聞いてみたい」と思ってもらう余白を残す方が、その後の会話につながりやすくなります。

 

・質問に簡潔に答えられない印象になる

自己紹介を求められているのに、長々と研究説明や自己PRをしてしまうと、「質問に対して簡潔に答えるのが苦手なのかな」と見られる可能性があります。面接では、話の中身だけでなく、相手の質問に対して適切な長さで答えられるかも見られています。

 

・面接全体の時間を圧迫する

面接時間は限られています。冒頭の自己紹介に時間を使いすぎると、志望動機、学生時代に力を入れたこと、研究内容、逆質問など、他に重要な質問に使える時間が減ってしまいます。自己紹介は指定がない限り、30秒から1分程度でまとめるのがおすすめです。

 

理系学生が自己紹介で避けた方が良いこと

自己紹介に絶対の正解はありませんが、避けた方が良いことはあります。

 

・用意した文章を丸暗記して棒読みする

自己紹介を準備することは大切ですが、丸暗記した文章をそのまま読み上げるように話すと、不自然に聞こえることがあります。面接官は、きれいな文章を聞きたいというよりも、その学生がどのような人なのかを知りたいと思っています。むしろ「話す内容よりも話している様子を実はチェックしている」なんてケースもあります。

 

・研究内容を専門用語だけで話す

理系学生にとっては当たり前の言葉でも、面接官には伝わらないことがあります。特に、研究室内でしか通じない略語や専門用語を多く使うと、内容が伝わりにくくなります。研究内容を話す場合は、専門外の人にも伝わる言葉に言い換える意識が大切です。

 

・実績だけを並べる

「大会で入賞しました」「資格を取りました」「成績がよかったです」といった実績は、自己紹介の材料になります。ただし、実績だけを並べても、人柄や考え方が伝わりにくい場合があります。大切なのは、何をしたかだけでなく、どのように取り組んだのか、そこから何を学んだのかです。

 

・応募先との接点がまったく見えない

自己紹介は自由に話せるからこそ、応募先との接点がまったく見えない内容になることがあります。もちろん、すべてを企業に寄せすぎる必要はありませんが、「なぜその話をこの企業の面接でしているのか」を意識することは大切です。

 

理系学生向けの自己紹介例6選

例1:研究・専攻を中心に話す場合

「○○大学○○学部機械工学科の○○と申します。大学では○○に利用される○○材料の研究に取り組んでいます。実験条件を変えながらデータを比較し、原因を考察する中で、粘り強く検証する力を身につけてきました。本日はよろしくお願いします。」

 

例2:ITエンジニア職向けに話す場合

「○○大学の○○と申します。私は大学では機械工学を専攻していますが、ITに関心があるので自主的にプログラミングの学習に取り組んでいます。1年前から書籍や動画教材などの座学から始め、今は○○アプリの自主制作に打ち込んでいます。本日はよろしくお願いします。」

 

例3:課外活動を中心に話す場合

「○○大学の○○と申します。私が学生生活に打ち込んだのは、○○サークルの運営です。○○に向けた企画を進める中で、メンバー間の意見を調整しながら、周囲と協力して物事を前に進める経験を積みました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

 

例4:複数の要素を織り交ぜる場合

「○○大学○○学部機械工学科の○○と申します。大学では機械を専攻しており、日々の実験では条件を変えながら結果を比較し、原因を考えることを大切にしてきました。学業以外では、飲食店のアルバイトで新人教育を担当していて、相手に合わせて説明する力を磨いてきました。本日はよろしくお願いします。」

 

例5:研究テーマを指定されたが、研究室配属前の場合

「○○大学○○学部○○学科の○○と申します。私はまだ研究室に配属されておらず研究テーマは未定ですが、○○の研究に強い関心があります。これまで講義や実験を通じて○○を学んできたことや、○○な体験から、この分野に関心を持ちました。本日はよろしくお願いいたします。」

 

例6:1分以内で指定された場合

「○○大学の○○と申します。大学では○○を学んでおり、現在は○○に関する研究に取り組んでいます。研究はチームで取り組んでおり、考察や検証だけでなく、周囲と協働することも大切にしてきました。本日はよろしくお願いいたします。」

 

まとめ

理系学生の自己紹介は、必ずしも研究や専攻を中心に話す必要はありません。応募先や職種との接点を考え、研究・実験実習・課外活動・アルバイトなどから、自分の魅力が伝わる材料を選ぶことが大切です。

 

また、自己紹介に絶対の正解はありませんが、避けておきたい点はあります。話しすぎや専門用語の使いすぎ、企業からの指定を無視するなどはNGです。面接官に「もっと聞きたい」と思ってもらえるよう準備しておきつつ、指定がある場合には臨機応変に対応していきましょう。

 

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