【28卒理系】メーカーとIT業界で迷う人へ|サマーインターン前に考えたい進路選びのヒント

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28卒理系学生の中には、サマーインターンやオープンカンパニーを探し始める中で、「メーカーとIT業界のどちらを見るべきか分からない」と感じている人も多いのではないでしょうか。

メーカー業界とIT業界は、どちらも理系学生に人気の高い業界ですが、仕事内容や働き方、求められるスキルには違いがあります。本記事では、28卒理系学生向けに、メーカー業界とIT業界の特徴を比較しながら、自分に合った進路を考えるヒントを紹介します。

メーカー業界の特徴

メーカー業界は、自動車、電機、半導体、機械、化学、食品、医療機器など、形ある製品や素材を開発・生産する業界です。理系学生にとっては、大学で学んだ専門知識や研究内容とのつながりを感じやすい業界の一つです。

 

1. ものづくりに直接関われる

メーカー業界の大きな特徴は、製品や部品、素材など、実際に形あるものづくりに関われる点です。

 

例えば、自動車、ロボット、電子部品、医療機器、化学素材など、自分が関わった技術が製品として世の中に出ていく可能性があります。研究開発、設計、生産技術、品質管理、実験評価など、製品が完成するまでには多くの工程があり、それぞれに理系人材が活躍できる場があります。

 

「大学で学んだことを活かしたい」「社会を支える製品づくりに関わりたい」と考える人にとって、メーカー業界は魅力を感じやすい業界です。

 

2. 専攻とのつながりを見つけやすい

メーカー業界では、機械、電気電子、化学、材料、情報、物理、生物、建築など、さまざまな専攻の理系学生が活躍しています。

 

機械系であれば機械設計や生産技術、電気電子系であれば回路設計や制御、化学・材料系であれば素材開発や品質管理、情報系であれば組み込みソフトウェアや生産システムの開発など、専攻と職種のつながりを比較的イメージしやすいのが特徴です。

 

もちろん、専攻と完全に一致する仕事だけを選ぶ必要はありません。ただ、自分の学びがどの職種に近いのかを考えやすい点は、メーカー業界の分かりやすさの一つです。

 

3. 長期的に技術を深めやすい

メーカー業界では、一つの製品や技術に長く関わることも少なくありません。

 

製品の開発には、設計、試作、評価、量産、改善など多くの工程があり、短期間で完結しないプロジェクトも多くあります。そのため、時間をかけて専門性を磨きたい人や、技術を深く追求したい人に向いている面があります。

 

また、入社後に現場経験を積みながら、将来的に技術スペシャリスト、プロジェクトリーダー、マネジメント、商品企画などへキャリアを広げるケースもあります。

 

4. 社会インフラや生活に近い製品に関われる

メーカーの製品は、私たちの生活や社会インフラと深く関わっています。

 

自動車、家電、通信機器、医療機器、食品、エネルギー関連設備など、日常生活の中で使われるものや、社会を支える製品に携われる点はメーカー業界の大きな魅力です。

 

「自分が関わったものが実際に使われることにやりがいを感じる」「社会を支える技術に関わりたい」という人は、メーカー業界の仕事に面白さを感じやすいでしょう。

 

IT業界の特徴

IT業界は、Webサービス、アプリ、クラウド、AI、データ活用、セキュリティ、業務システムなど、情報技術を使ってサービスや仕組みをつくる業界です。近年は生成AIやDXの広がりもあり、理系学生からの注目度が高まっています。

 

1. 技術の変化が速い

IT業界は、技術の変化が非常に速い業界です。

 

AI、クラウド、データ分析、IoT、セキュリティ、ノーコード・ローコード開発など、新しい技術やサービスが次々と生まれています。28卒の皆さんが就職活動を進める時期にも、AIを活用した開発や業務効率化、データ活用に関する話題に触れる機会は多いはずです。

 

新しい技術を学び続けたい人や、変化のある環境に面白さを感じる人にとって、IT業界は魅力的な選択肢になります。

 

2. 専攻に関係なく挑戦しやすい職種もある

IT業界というと情報系の学生向けというイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、実際には情報系以外の理系学生がIT業界に進むケースもあります。

 

例えば、数学や物理で培った論理的思考力を活かす人、機械・電気電子系の知識を活かしてIoTや組み込み開発に関わる人、化学・生物系の知識を活かしてヘルスケアや研究データ解析に関わる人もいます。

 

また、新卒採用では入社後の研修を前提に、プログラミング経験が浅い学生、中には文系の学生を採用する企業も多くあります。そのため、「情報系ではないからIT業界は無理」と決めつける必要はありません。

 

3. 働き方が比較的柔軟な企業も多い

IT業界では、リモートワークやフレックスタイム制度を導入している企業も多くあります。

 

もちろん、すべてのIT企業が自由な働き方をしているわけではありません。職種やプロジェクト、顧客対応の有無によって働き方は変わります。ただ、メーカー業界と比較すると、場所や時間にとらわれにくい働き方を取り入れている企業が見つかりやすい傾向があります。

 

働き方の柔軟性を重視したい人にとっては、IT業界の企業研究を進めてみる価値があります。

 

4. サービスづくりや課題解決に関われる

IT業界では、アプリやWebサービス、業務システムなどを通じて、ユーザーや企業の課題を解決する仕事が多くあります。

 

例えば、企業の業務を効率化するシステム、学生や社会人が使う学習サービス、医療や金融、物流を支えるシステムなど、ITは多くの業界とつながっています。

 

「自分の作った仕組みで人の行動を変えたい」「サービスを通じて課題解決に関わりたい」という人は、IT業界に興味を持ちやすいでしょう。

 

28卒理系が今考えておきたいこと

28卒の就活では、サマーインターンやオープンカンパニーをきっかけに、早い段階から業界研究を進める人が増えています。

 

ただし、この時期から「メーカーに行く」「IT業界に行く」と一つに決めきる必要はありません。むしろ、まだ迷っている段階であれば、両方の業界を見ておくことも大切です。

 

1. まずは両方見てみる

メーカーとITで迷っている場合、最初から片方に絞りすぎない方が良いケースもあります。

 

実際に説明会やインターンに参加してみると、イメージと違う部分が見えてくることがあります。メーカーでもソフトウェアやデータ活用に力を入れている企業は多く、ITでも製造業やインフラなどに深く関わる企業も多々あります。

 

「メーカーっぽい仕事」「ITっぽい仕事」と単純に分けるのではなく、どんな技術に関わるのか、どんな課題を解決するのかという視点で見ることが大切です。

 

2. 業界名よりも職種を見る

就活では、業界名だけで判断するとミスマッチが起こることがあります。

 

例えば、メーカーの中にも、機械設計、電気設計、組み込みソフトウェア、生産技術、品質保証、技術営業など多様な職種があります。IT業界にも、Webエンジニア、インフラエンジニア、データサイエンティスト、セキュリティエンジニア、システムエンジニア、ITコンサルタントなどさまざまな職種があります。

 

同じ業界でも、職種によって仕事内容は大きく変わります。28卒のうちから、業界研究とあわせて職種研究も進めておくと、自分に合う仕事を見つけやすくなります。

 

3. 専攻をどう活かしたいかを考える

理系学生の場合、専攻をそのまま活かすのか、専攻で身につけた考え方を別の分野で活かすのかによって、選ぶ業界や職種が変わります。

 

例えば、機械系や電気電子系で学んだ内容を製品開発に活かしたいならメーカーが合うかもしれません。一方で、論理的思考力や数理的な考え方を活かしてITサービスやデータ活用に関わりたいなら、IT業界も選択肢になります。

 

大切なのは、「専攻名に合っているか」だけで判断しないことです。研究で身につけた課題設定力、実験・検証の進め方、データを読み解く力、粘り強く考える力などは、さまざまな業界で活かすことができます。

 

メーカーとITで迷う人の考え方

メーカーとIT業界で迷うことは、理系学生にとって自然なことです。特に近年は、メーカーでもDXやAI活用が進み、IT企業でも製造業や研究開発領域と関わる仕事が増えています。そのため、業界の境界は以前よりも曖昧になっています。

 

1. 形あるものに関わりたいか、仕組みやサービスに関わりたいか

メーカーとITを比較するときは、「自分は何に関わるとやりがいを感じるか」を考えてみると整理しやすくなります。

 

製品、部品、素材、装置など、形あるものづくりに関わりたい人はメーカーに魅力を感じやすいでしょう。一方で、アプリ、Webサービス、業務システム、データ活用の仕組みなどを通じて課題解決に関わりたい人は、IT業界に魅力を感じやすいかもしれません。

 

どちらが良い・悪いではなく、自分がどちらに興味を持てるかが大切です。

 

2. 技術を深めたいか、変化の速い環境で広げたいか

メーカー業界では、一つの製品や技術を長期的に改善していく仕事が多くあります。技術を深く追求したい人や、製品の品質・安全性・性能にじっくり向き合いたい人に向いている面があります。

 

一方、IT業界では、新しい技術や開発手法が次々に出てくるため、学び続けながら変化に対応する力が求められます。幅広い技術に触れたい人や、新しいサービスづくりに関わりたい人に向いている面があります。

 

自分が「一つの技術を深めること」に魅力を感じるのか、「新しい技術を吸収し続けること」に魅力を感じるのかを考えてみましょう。

 

3. インターンで比較してみる

迷っている場合は、サマーインターンやオープンカンパニーを使って比較してみるのがおすすめです。

 

メーカーの技術職体験、工場見学、設計・開発体験、IT企業の開発体験、グループワーク、サービス企画体験など、参加するプログラムによって得られる情報は大きく変わります。

 

説明だけでは分からなかった仕事の雰囲気や、社員の考え方、技術への向き合い方を知ることで、自分に合う業界や職種が見えてくることがあります。

 

4. 迷っていること自体を悪く捉えない

就活初期の段階で迷うのは、むしろ自然なことです。

 

28卒の今の時期は、最初から一つの業界に絞るよりも、複数の選択肢を見ながら自分の興味を整理していく段階です。メーカーとITのどちらにも興味があるなら、その迷いを活かして比較してみましょう。

 

実際に企業を見ていく中で、「この技術に関わりたい」「この働き方が合いそう」「この社員の話に惹かれた」といった具体的な判断材料が増えていきます。

 

まとめ

メーカー業界とIT業界は、どちらも理系学生にとって魅力的な選択肢です。

 

メーカー業界は、形ある製品や技術に関わりながら、専門性を深めていける点が特徴です。大学で学んだ機械、電気電子、化学、材料、情報などの知識を活かしやすく、ものづくりを通じて社会に貢献したい人に向いています。

 

一方、IT業界は、技術の変化が速く、サービスやシステムを通じて課題解決に関われる点が特徴です。情報系だけでなく、論理的思考力やデータを扱う力を活かしたい理系学生にとっても選択肢になります。

 

28卒の就活では、サマーインターンやオープンカンパニーを通じて、早い段階から業界や職種に触れる機会があります。最初から一つに決めきる必要はありません。メーカーとITの両方を比較しながら、自分がどんな技術に関わりたいのか、どんな働き方が合いそうなのかを少しずつ整理していきましょう。

 

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