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2026年9月29日(更新:2026年9月29日)
10月1日以降に内定式を迎える27卒の理系学生も多いでしょう。内定式が終わると就活がひと段落したように感じますが、入社までには内定者研修や同期との交流、配属先の案内、卒業研究、引っ越しなどさまざまな予定があります。
企業によって内容や時期は異なりますが、入社までの約半年をどのように過ごすのか整理しておきましょう。
内定式後から入社までには何がある?
内定式が終わってから4月の入社までは約半年あります。この期間に何が行われるかは企業によって異なりますが、内定者同士の交流、社員との面談、レクリエーション、入社に必要な書類の提出、配属や勤務地に関する案内などが行われることがあります。
企業によっては、入社前に研修や事前学習の機会を設ける場合もあります。オンラインで数回実施したり、集合形式で行ったり、資格取得や学習課題が用意されたりするケースもあります。
一方で、入社前の研修や課題を特に設けない企業もあります。特に理系学生は、秋から冬にかけて卒業研究や卒業論文が本格化し、研究室で過ごす時間が増えやすい時期です。そのため、企業側も学業に配慮し、研修や課題を行わなかったり、交流イベントや勉強会などを任意参加にしたりするケースがあります。
また、定期的な面談を行い、入社までの不安や配属、勤務地などについて確認する企業もあります。どのような予定があるかは企業ごとに異なるため、会社から届く案内を確認しておきましょう。
内定式が終わったからといって急に社会人になるわけではありません。まずは卒業することを大前提にしながら、会社から案内される予定にも対応していく期間と考えておくと良いでしょう。
配属先はいつ分かる?理系採用企業への調査結果
入社前に気になることの一つが、配属先や勤務地です。
リケイマッチ運営企業の株式会社カンビアでは、技術職・研究開発職・ITエンジニア職で理系新卒採用に取り組む104社を対象に、配属先決定に関する調査を2024年6月に実施しました。
調査では、配属先を通知するタイミングとして最も多かったのが「入社後の研修期間」で42.3%でした。一方、募集段階から入社前までに配属先を通知する企業を合計すると55.8%となっており、半数以上の企業が入社前に配属先を知らせていました。つまり、内定式の時点ですでに分かっている場合もあれば、内定式後から入社までに通知される場合もあります。
もちろん、この結果がすべての企業に当てはまるわけではありません。企業の採用方法や職種、事業所の数などによっても配属決定のタイミングは異なります。
内定式で配属先が発表されなかったとしても珍しいことではありません。勤務地や配属について気になる場合は、まず内定者向けの案内や今後のスケジュールを確認しておきましょう。
内定式後、同期とはどう交流する?
内定式や懇親会では、初めて同期とまとまって顔を合わせる人も多いでしょう。「同期と仲良くなれるだろうか」「何を話せばいいのだろう」と不安になる人もいるかもしれませんが、最初から全員と仲良くなる必要はありません。
大学や専攻、研究内容、勤務地、趣味など、話しやすい話題から少しずつ会話すれば十分です。理系学生同士であれば、研究室や卒業研究について話すと共通点が見つかることもあります。
内定者用のグループチャットが作られたり、SNSや連絡先を交換したりすることもあります。ただし、周囲が交換しているからといって無理に合わせる必要はありません。
また、同期の経歴と自分を比較しすぎないことも大切です。大学院で専門的な研究をしている人、プログラミング経験が豊富な人、資格を持っている人など、さまざまな同期がいるでしょう。一方で、入社後に必要な知識や仕事の進め方は、研修や実務を通じて身につけていくものも多くあります。
内定式は同期の能力を比べる場ではありません。これから一緒に働く人たちと少しずつ関係を作っていく機会として考えてみましょう。
入社までの半年で意識しておきたいこと
内定式後から入社までの過ごし方で、最も大切なのは卒業に向けた大学生活です。
特に理系学生の場合、卒業研究や卒業論文、実験、研究発表などが控えている人も多いでしょう。内定者研修や入社準備が始まっても、まずは卒業に必要な単位や研究を確実に進める必要があります。
会社から出される課題についても、学業とのバランスを考えながら計画的に進めましょう。また、会社から届くメールや内定者向けサイトも定期的に確認しておきたいところです。入社書類の提出期限、健康診断、研修日程など、対応が必要な連絡が届くことがあります。
勤務地が現在住んでいる地域から離れている場合は、引っ越しについても少しずつ考えておく必要があります。ただし、配属や勤務地がまだ決まっていない場合は、焦って住居を決める必要はありません。会社から正式な案内が出る時期や、社宅・住宅補助などの制度を確認してから準備を進めていきましょう。
残りの学生生活をすべて入社準備に使う必要はありません。研究や大学生活、部活・サークル、アルバイト、長期インターン、友人との時間など、学生のうちだからこそできることも大切にしながら過ごしましょう。
卒業直前まで親しくしている友人とは、社会人になった後も交流が続いたり、将来的に仕事でつながったりする可能性もあります。また、少しハードルは高いかもしれませんが、卒業までの期間に、これまであまり接点のなかった学生と話してみるのも一つです。
社会人になると、大学時代とは人との出会い方や時間の使い方も変わります。入社準備だけに意識を向けすぎず、残りの学生生活だからこそできる経験や人とのつながりも大切にしてみてください。
内定式後に気をつけたいこと
内定式を終えると安心してしまいがちですが、入社まではまだ数か月あります。
まず注意したいのが、会社からの連絡を見落とさないことです。大学のメールアドレスや就活用のメールアドレスを使っている場合は、卒業まで継続して確認しておきましょう。提出書類や内定者研修などには期限が設定されていることもあります。後回しにせず、予定が分かった段階でスケジュールに入れておくと安心です。
また、内定式や懇親会で知った会社の情報をSNSに投稿する際にも注意が必要です。内定者向けに説明された内容や、同期の氏名・写真などには公開を前提としていない情報が含まれている可能性があります。投稿して良い内容か分からない場合は、公開しない方が安全です。同期同士で配属や研修についてさまざまな情報が共有されることもありますが、正式な情報とは限りません。
「同期から聞いた」「グループチャットで見た」という情報だけで判断せず、配属、勤務地、入社手続きなど重要な内容については、会社からの正式な案内を確認しましょう。
まとめ
内定式が終わると、4月の入社に向けた準備期間が始まります。
内定者同士の交流や面談、研修、配属先の案内、入社書類の提出など、企業によって予定はさまざまです。配属先についても、内定式までに分かる企業もあれば、入社前や入社後の研修期間に決まる企業もあります。
一方、理系学生にとっては卒業研究や卒業論文が本格化する大切な時期でもあります。そのため、企業側も学業に配慮し、研修や課題を設けなかったり、任意参加としたりするケースがあります。
会社からの案内を確認しながら必要な準備を進めつつ、研究や大学生活、部活・サークル、アルバイト、長期インターン、友人との時間など、残りの学生生活も大切にしていきましょう。社会人になった後も続くつながりや、新しい出会いが生まれる可能性もあります。
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