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2026年8月1日(更新:2026年8月1日)
8月〜9月は、理系学生にとって夏休みをどう使うかで就職活動の進み方が変わりやすい時期です。ただし、同じ夏休みでも、27卒、28卒、29卒・30卒では意識したいことが異なります。
就活を継続している人、インターンに参加する人、まだ本格的な就活前の人、それぞれの状況に合わせて、夏休みの過ごし方を整理していきましょう。
目次
8月〜9月は夏休みの使い方で差が出やすい
8月〜9月は夏季休暇へ入ることから、普段よりもまとまった時間を取りやすい時期です。そのため、理系学生にとっては、就職活動を進めたり、インターンに参加したり、将来につながる経験を増やしたりしやすいタイミングです。
一方で、夏休みは予定が自由になりやすい分、何を優先すべきか迷いやすい時期でもあります。インターン、研究、実験、アルバイト、サークル、帰省、旅行などが重なると、思っていたほどやりたいことに時間を使えないこともあります。
また、同じ理系学生でも、学年によって夏休みにやるべきことは大きく変わります。以下では、自分の学年と現在地に合わせて、8月〜9月の時間をどう使うか考えていきましょう。
27卒:就活継続中の人は、応募と振り返りを止めない
27卒の中には、8月以降も就活を継続している人もいます。内々定を獲得できずに続けている人、内々定はあるものの納得できる企業に出会えていない人、研究や進路変更などで動き出しが遅くなった人など、状況は人によって異なります。
この時期に大切なのは、やみくもに応募数だけを増やすことではなく、これまでの選考結果を振り返りながら、応募先や伝え方を見直していくことです。一方で、27卒向けの求人は、今後募集がストップする可能性もあります。考え込んで動きを止めるのではなく、見直しと応募を並行しながら、行動を続けていきましょう。
ただし、これまでと同じ応募先の選び方や選考対策を続けていると、同じ結果を繰り返してしまう可能性もあります。書類選考や面接は、初対面の企業担当者が限られた情報の中で評価しています。自分では良いと思っている伝え方でも、相手には強みとして伝わっていないこともあります。
就活でうまくいかない状況が続いている場合は、一人で原因を決めつけず、大学のキャリアセンター、研究室の先輩、就活を経験した友人などに、ESの確認や模擬面接をお願いしてみるのも良いでしょう。
また、応募先の業界や企業規模が偏っていないかも見直したいポイントです。大手企業を中心に見ていた人は、準大手、大手子会社、中小企業、BtoB企業などにも目を向けることで、自分の専攻や経験を活かせる求人に出会える可能性があります。
27卒が8月〜9月に意識したいのは、諦めずに行動し続けながら、「次に何を見直すか」も整理することです。必要に応じて周囲の力も借りながら、次の行動につなげていきましょう。
28卒:夏インターンを本選考につながる経験にする
28卒の理系学生にとって、8月〜9月は夏インターンへの参加が本格化する時期です。1dayインターン、複数daysインターン、職場見学、技術系ワーク、グループワーク、社員座談会など、企業によって内容はさまざまです。
この時期に意識したいのは、インターンに参加すること自体を目的にしないことです。インターンは、業界名や企業名を知るだけでなく、実際の仕事内容や職種の違いを理解するための機会です。たとえば、同じメーカーでも、研究開発、設計、生産技術、品質管理、品質保証、技術営業、情報システムなど、職種によって働き方や求められる力は大きく異なります。
インターンに参加したら、「雰囲気が良かった」「楽しかった」で終わらせず、どの仕事に興味を持ったのか、どの業務はイメージと違ったのか、自分の専攻や経験がどこで活かせそうかをメモしておきましょう。
特に複数daysのインターンでは、参加中の姿勢がその後の選考に影響することもあります。積極的に発言することは大切ですが、自分だけが目立とうとするのは逆効果になる場合もあります。チームで課題に取り組む場面では、周囲の意見を聞く、役割を整理する、議論を前に進めるなど、協力して成果を出す姿勢も見られています。
理系就活では、専門知識だけでなく、課題を整理する力、分かりやすく伝える力、周囲と協力する力も評価されやすいです。
また、夏インターンに参加した企業だけに絞りすぎないことも大切です。インターンに参加できなかった企業でも、秋冬インターンや早期選考、本選考で応募することができます。夏インターンの結果だけで、就活全体が決まるわけではありません。
8月〜9月は、インターン参加と並行して、自己PR、ガクチカ、研究内容の説明、志望業界・職種の整理も少しずつ進めておきましょう。28卒にとって夏休みは、「インターンに参加する期間」であると同時に、「本選考に向けて自分の軸を作る期間」でもあります。
29卒・30卒:就活を急ぎすぎず、経験を増やす夏にする
この記事にたどり着いた29卒・30卒の方の中には、すでに就活へ少なからず関心を持っている人もいると思います。早い段階から業界や職種を知っておくことで、自分の専攻がどのような仕事につながるのか、どのような働き方があるのかを知るきっかけになります。
ただし、29卒・30卒の理系学生にとって、8月〜9月は本格的な選考対策を急ぐ時期というより、将来につながる経験を増やす時期です。1・2年生のうちから、就活だけに時間を使いすぎる必要はありません。
むしろ、授業、実験、研究、サークル、アルバイト、長期インターン、ものづくり活動、プログラミング、資格取得など、後から自分の経験として話せることに取り組んでおくと、後々の選考で自分自身の力にもなります。
就活が本格化すると、面接では「学生時代に力を入れたこと」「なぜその専攻を選んだのか」「どのような経験からその仕事に興味を持ったのか」といった質問をたくさん聞かれます。そのときに話せる経験は、就活が始まってから急に作れるものではありません。
29卒・30卒のうちは、就活のテクニックを覚えるよりも、自分が打ち込める経験を増やすことを意識しましょう。たとえば、ものづくりに興味があるなら、学生プロジェクトや制作活動に参加する、ITに興味があるならプログラミングやアプリ開発に挑戦する、働く経験を積みたいなら長期インターンを探してみるのも一つの方法です。
また、理系分野に直接関係する活動だけが評価されるわけではありません。飲食店での接客、塾講師、アルバイト先での新人教育、地域活動、スポーツや文科系の部活サークルなども、十分に自分の経験になります。たとえば、周囲と協力して改善した経験、責任を持って継続した経験などは、面接でも評価されます。
一方で、1dayインターンや就活イベントに参加すること自体が悪いわけではありません。業界や仕事を知るきっかけとして活用するのは自分のためにもなります。ただし、参加することだけで満足してしまい、学業や課外活動がおろそかになると、将来の面接で話せる経験が弱くなるので注意です。
29卒・30卒は、夏休みを使って、自分が興味を持てる分野を探したり、少しでも行動してみたりすることが、結果的に将来の就活にもつながります。
まとめ
8月〜9月の理系就活は、学年によって意識したいことが異なります。
27卒で就活を継続している人は、一人で抱え込まず、応募先や選考結果を振り返りながら次の行動を整理しましょう。
28卒は、夏インターンを通じて業界理解や職種理解を深め、秋以降につなげることが大切です。
29卒・30卒は、就活を急ぎすぎず、学業や課外活動、アルバイトなども含めて、自分が打ち込める経験を増やしていきましょう。
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