理系新卒採用の手法11選|ナビ・スカウト・大学連携など主要手法を解説

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理系学生の新卒採用では、「どの手法を使うべきか」で悩む企業も少なくありません。

従来のナビサイト中心の採用に加えて、ダイレクトリクルーティングやSNS、大学との連携など、採用手法は多様化しています。また、理系学生は専攻や研究内容によって志向が分かれやすく、応募数自体も文系と比べて限られるため、単一の手法だけで採用を完結させるのは難しいケースも見られます。

理系新卒採用では、「待つ採用」だけでなく「企業側から接点を作る採用」も含めて、複数の手法を組み合わせて設計することが一般的です。本記事では、理系新卒採用における代表的な手法を整理して解説します。

理系新卒採用の手法一覧

理系学生の採用で活用される主な手法は、以下の通りです。

 

・ナビサイトへの掲載
・ダイレクトリクルーティング(スカウト)
・合同説明会(人材会社主催)
・合同説明会(大学主催)
・人材紹介(就職エージェント)
・リファラル採用
・大学キャリアセンター・研究室への訪問
・自社採用サイト(オウンドメディア)
・SNS採用
・採用広告(Web広告)
・部活・サークルへの協賛

 

それぞれ特徴が異なるため、自社の採用ターゲットや採用人数、リソースに応じて組み合わせて活用することが重要です。以下、1つずつ紹介していきます。

 

ナビサイトへの掲載

新卒採用では最も一般的な手法です。

 

学生が企業を検索し、自らエントリーする形式のため、幅広い層にアプローチできる点が特徴です。特にリクナビやマイナビは多数の学生が利用しており、認知形成の起点として活用されます。

 

一方で、理系は売り手市場であることから求人も多く、企業情報が埋もれやすい傾向があります。掲載するだけでは十分な接点を持てないケースも少なくありません。そのため、原稿の内容や職種の具体性、誰に向けた求人なのかといった設計によって成果が大きく変わる点には注意が必要です。

 

ダイレクトリクルーティング(スカウト)

企業側から学生に直接アプローチする手法です。

 

専攻や研究内容、地域や大学などをもとにターゲットを絞ることができるため、理系採用と相性が良いとされています。ナビサイトが「待つ採用」であるのに対し、こちらは「攻めの採用」として位置づけられます。

 

一方で、媒体ごとに登録学生の特徴や志向、利用企業の傾向が異なる点には注意が必要です。また、ターゲット設定やスカウト文面といった運用面によって成果が大きく左右されるため、戦略設計が重要になります。

 

合同説明会(人材会社主催)

人材会社が企画・運営する合同説明会に参加する手法です。

 

1度に多くの学生と接点を持つことができるため、短期間で母集団形成を行いたい場合に活用されます。ナビサイトでは接点を持てなかった学生と出会える可能性がある点も特徴です。

 

一方で、イベントごとに参加学生の専攻や志向にばらつきがあるため、自社の採用ターゲットと合致しているかを事前に見極めることが重要です。実際に「出展したものの、求める分野の理系学生がほとんどいなかった」といったケースもあり、機会損失につながることもあるため注意が必要です。

 

合同説明会(大学主催)

大学が主催する合同説明会に参加する手法です。

 

在籍学生との接点を持つことができるため、特定の大学や専攻に対してアプローチしたい場合に有効です。人材会社主催のイベントと比較すると、ターゲットの精度が高い傾向があります。

 

また、キャリアセンター主催や学科単位での開催など形式もさまざまで、無料で参加できるケースもあります。一方で、人気の高い大学では企業からの申し込みが集中し、抽選になることも多く、必ずしも参加できるとは限りません。そのため、OB・OGの在籍状況なども踏まえながら、どの大学と接点を持つかを逆算して設計していくことも重要です。

 

人材紹介(就職エージェント)

人材会社が学生を紹介する形式の採用手法です。

 

企業の要件に合った学生を紹介してもらえるため、効率的に選考を進めることができます。採用工数を抑えながらターゲットに近い学生と出会える点が特徴です。一方で、紹介数は時期や条件に左右されやすく、安定した母集団形成には他手法との併用が前提となります。

 

また、理系採用の場合は内定承諾・入社に伴う成果報酬が100万円以上となるケースも珍しくなく、採用単価が大きく上がる点には注意が必要です。転職とは異なり、学生の就活ではエージェント経由が主流とは言い切れない点にも注意が必要です。

 

リファラル採用

社員や知人からの紹介を通じて学生と接点を持つ手法です。

 

企業理解が進んだ状態で選考に進むため、志望度が高く、ミスマッチが起こりにくい傾向があります。採用人数を大きく伸ばす手法ではありませんが、質の高い採用に繋がりやすい点が特徴です。また、内定者から友人を紹介してもらうなど、選考フローの中に組み込んで活用している企業もあります。

 

大学キャリアセンター・研究室への訪問

大学キャリアセンター・研究室への訪問を通じて学生と接点を持つ手法です。

 

特に学科別の就職担当教員や研究室単位でのつながりを活用できる点は、理系採用ならではの特徴といえます。求人の展開だけでなく、個別説明会の実施や推薦の依頼など、特定の分野に絞った採用を行いたい場合に有効です。

 

一方で、「訪問しただけで終わってしまい、具体的な接点に繋がらなかった」というケースも少なくありません。単なる訪問にとどまらず、どのような関係性を築くのか、継続的に接点を持てる設計になっているかが重要になります。

 

自社採用サイト(オウンドメディア)

自社の採用サイトや技術ブログなどを通じて情報発信を行う手法です。

 

仕事内容や企業の考え方、現場のリアルを深く伝えることができるため、志望度の高い学生の獲得に繋がります。短期的に応募数を増やすというよりも、中長期的に採用力を高めていく施策として位置づけられます。

 

ただし、コンテンツの質だけでなく「どうやって見てもらうか」も同時に設計する必要があります。他の採用手法と組み合わせて流入を作ることが前提となります。

 

SNS採用

XやInstagram、YouTube、TikTokなどを活用した採用手法です。

 

企業の雰囲気や働き方を発信することで、認知形成や興味喚起に繋げることができます。特に就活初期の学生や、情報収集段階の層へのアプローチに有効です。昨今の理系学生も、さまざまなSNSを日常的に利用しています。そのため、彼らが普段から触れている媒体で情報発信を行うことは、接点づくりの観点でも重要です。

 

採用広告(Web広告)

SNSや検索エンジンなどに広告を出稿し、採用ページへ誘導する手法です。

 

ターゲットに応じた配信が可能なため、自社を知らない層にもアプローチできる点が特徴です。一方で、広告運用の設計や、遷移先となる採用ページの内容によって成果が大きく左右されます。マーケティングの知見が一定求められる手法でもあります。

 

部活・サークルへの協賛

ロボコン・学生フォーミュラ・プログラミングなど、特定の技術系団体に協賛する手法です。

 

実践的な経験を持つ学生と接点を持てるため、採用ターゲットが明確な場合に有効です。協賛をきっかけに説明会の実施や個別接点に繋げることも可能ですが、あくまで関係構築の側面も強い施策です。そのため、単なる採用目的ではなく、「自社として応援したいか」「相互にメリットを出せるか(資金提供や部品提供など)」といった観点で検討することが重要です。

 

まとめ

理系新卒採用では、単一の手法だけに依存するのではなく、複数の手法を組み合わせて設計することが重要です。

 

また、昨今の理系就活生は、多様な方法で就職活動に取り組んでいます。ナビサイトを使わずスカウトのみで決める学生や、対面イベントではなくオンライン中心で活動する学生なども見られます。そのため、自社が採用したいターゲットを明確にした上で、「どの手法を使うか」ではなく「どこで接点を持つか」という観点で採用手法を選定することが重要です。

 

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