【理系就活】エントリーシートの文字数が足りない・オーバーするときの調整方法

  • 29卒
  • 28卒
  • 早期選考
  • ES
  • エントリーシート
  • インターン
  • 説明会

エントリーシート(ES)を書いていると、「伝えたいことが多くて文字数に収まらない」「400字以内なのに200字程度しか書けない」と悩むことがあります。

特に理系学生の場合、研究や実験、授業での取り組みを説明する際に、専門的な背景や具体的なエピソードをどこまで盛り込むべきか迷うことも。ESでは、指定された文字数を意識しながら、自分の経験や考えを分かりやすく伝えることが大切です。

今回は、ESの文字数が足りない場合とオーバーする場合に分けて、具体的な調整方法や注意点を紹介します。

ESの文字数は何割くらい書けばいい?

エントリーシートでは、「200字以内」「400字以内」など、設問ごとに文字数制限が設けられていることがあります。一般的には、指定文字数の8〜9割以上が一つの目安とされています。例えば400字以内であれば、320〜360字以上を目標にする考え方です。

 

ただし、文字数が多ければ必ず評価されるわけではありません。400字いっぱいに書いていても、同じ内容を繰り返していたり、質問から外れた説明が多かったりすると、伝えたいことが分かりにくくなります。反対に、指定文字数より多少短くても、設問に対して具体的かつ十分に回答できていれば、内容が伝わる場合もあります。

 

大切なのは、文字数を埋めること自体を目的にせず、必要な情報を過不足なく盛り込むことです。なお、「400字以内」は400字を超えないことが条件ですが、「400字程度」は400字前後で書くことを想定した指定です。設問の表記によっても、文字数の考え方は変わります。

 

文字数が足りない場合の3つの工夫

ESの文字数が足りない場合、単純に文章を引き伸ばすのではなく、説明が不足している部分を探す方法があります。特に研究活動やガクチカでは、取り組んだ事実だけでなく、その過程にある考え方や工夫を具体化することで、内容を充実させられます。

 

① 行動した理由や課題を加える

例えば、研究活動について次のように書いたとします。

 

修正前:「研究活動では、測定精度を高めるために実験方法を改善しました。」

 

この文章だけでは、なぜ改善が必要だったのかが分かりません。

 

修正後:「研究活動では、同じ条件でも測定結果にばらつきが生じることが課題でした。そこで、測定精度を高めるために実験方法を改善しました。」

 

課題を加えることで、取り組みの背景が伝わりやすくなります。研究だけでなく、授業のグループワークやプログラミング、ものづくりの経験などでも、行動に至った理由を具体化することで、文章に厚みが生まれます。

 

② 自分なりの工夫を具体化する

「試行錯誤しました」「チームで協力しました」といった表現は便利ですが、それだけでは具体的な行動が伝わりにくいことがあります。

 

例えば、プログラミングの経験であれば、エラーの原因をどのように調べたのか、どのような順番で検証したのかなどを加えられます。実験であれば、条件の変更方法や記録の工夫、チーム活動であれば役割分担や意見をまとめるための行動などが考えられます。

 

実際に行った工夫を掘り下げることで、文字数調整だけにとどまらず、経験の具体性も高まります。

 

③ 結果だけでなく学びを加える

取り組みの結果を書いて終わっている場合は、その経験から何を学んだのかを加える方法もあります。

 

例えば、「実験の再現性を改善できました」という結果に加え、「原因を一つずつ切り分けて検証することの重要性を学びました」と書けば、経験を通じた気づきまで伝えられます。

 

一方で、「大きく成長できました」「貴重な経験になりました」といった抽象的な表現だけでは、具体的な学びが伝わりにくいこともあります。経験を通じて何を学び、どのように考え方が変化したのかを言葉にすることで、内容の充実につながります。

 

文字数がオーバーする場合の3つの工夫

実験・研究内容やガクチカを詳しく説明しようとして、指定文字数を超えてしまうケースもあります。この場合は、文章を短くするだけでなく、伝えたい情報の優先順位を整理することで、内容を維持しながら文字数を減らせます。

 

① 研究や取り組みの背景説明を短くする

理系学生のESでは、研究テーマや実験の内容を正確に伝えようとして、背景説明が長くなることがあります。例えば、研究室の概要、研究分野の歴史、テーマを選んだ経緯などを詳しく説明すると、自分自身の行動や工夫を書く余裕がなくなってしまいます。

 

研究概要を問われている場合は、研究目的や手法の説明が必要ですが、ガクチカでは自分が何に取り組み、どのように工夫したのかを中心に書く方が適していることもあります。

 

設問の意図に合わせて背景説明を短くすることで、重要な情報に文字数を使えるようになります。

 

② 重複した表現や長い言い回しを整理する

文章の意味を変えずに、表現を短くする方法もあります。

 

修正前:「私は研究活動を進める中で、実験結果を分析することが重要であると考え、さまざまなデータを比較しながら検証を行いました。」

 

修正後:「研究活動では実験結果の分析を重視し、複数のデータを比較・検証しました。」

 

このように、冗長な表現を整理するだけでも文字数を減らせます。「〜することができました」を「〜しました」に変更するなど、意味を変えずに短縮できる表現は少なくありません。

 

ただし、省略しすぎると文章が不自然になったり、意味が伝わりにくくなったりすることもあるため、読みやすさとのバランスも重要です。

 

③ エピソードを詰め込みすぎない

学生時代に頑張ったことが複数ある場合、研究、アルバイト、サークル活動などを一つの回答に盛り込みたくなるかもしれません。しかし、限られた文字数で多くのエピソードを紹介すると、一つひとつの説明が浅くなりがちです。

 

例えば400字以内のガクチカであれば、一つの経験に絞り、課題・行動・結果を具体的に説明する方法があります。また、一つの研究活動の中でも、取り組んだことをすべて列挙する必要はありません。

 

最も伝えたい工夫や行動を中心に構成することで、文字数を抑えながら自分らしさを伝えやすくなります。

 

理系学生が文字数調整で注意したいこと

理系学生のESでは、研究や実験、技術的な取り組みなど、専門性のある経験を扱う機会が多くあります。そのため、単に文字数を調整するだけでなく、どの情報をどこまで説明するかも重要になります。

 

専門用語を増やしすぎない

研究内容を説明するとき、専門用語や略語を使うことで、短い文章に多くの情報を盛り込める場合があります。しかし、ESを読む採用担当者が、必ずしも同じ分野の専門知識を持っているとは限りません。

 

専門用語が多すぎると、研究の目的や自分の取り組みが伝わりにくくなる可能性があります。専門性を維持しながらも、研究分野を知らない人が概要を理解できる表現にすることが、読みやすさにつながります。

 

研究の説明と自分の行動を区別する

ガクチカや自己PRでは、研究そのものの説明が中心になり、自分が何をしたのかが分かりにくくなることがあります。

 

例えば、研究の目的や技術的な特徴に多くの文字数を使う一方で、自分の工夫が「実験を頑張りました」の一文だけでは、経験の具体性が十分に伝わりません。研究内容を説明する設問なのか、自分の強みや取り組み姿勢を伝える設問なのかによって、適切な情報量は異なります。

 

成果を無理に大きく見せない

文字数が足りない場合、成果や実績の説明を増やそうと考えることもあるかもしれません。

 

しかし、研究で目立った成果が出ていない場合でも、課題への向き合い方や試行錯誤の過程を具体的に説明することはできます。実際の経験に基づいて、取り組みの過程や自分なりの工夫を伝えることが、ESの説得力につながります。

 

提出前に確認したいポイント

文字数を調整した後は、文章全体を読み直すことで、追加した説明や削った部分に不自然な箇所がないか確認できます。

 

特に、次のような点がチェックポイントになります。

 

・設問に対して直接回答できているか

文字数を増やすために追加した説明が、質問の意図から外れていないかという点です。

 

・自分の行動や工夫が伝わるか

研究や実験の概要だけでなく、自分が何を考え、どのように取り組んだのかが分かる内容になっているかという点です。

 

・同じ内容を繰り返していないか

特に文字数が足りずに文章を追加した場合は、似た表現や重複した説明が生じることがあります。

 

・初めて読む人にも理解できるか

専門用語や説明不足の部分がないか、研究分野の異なる人が読むことも想定した確認です。

 

・指定文字数や入力条件を守れているか

改行や記号、空白の扱いは入力フォームによって異なる場合があります。提出画面で文字数やエラーの有無を確認することも重要です。

 

また、文字数の調整に集中していると、誤字脱字や不自然な言い回しを見落とすこともあります。最後に文章全体を読み直すことで、こうしたミスにも気づきやすくなります。

 

まとめ

エントリーシートの文字数調整では、単に文章を長くしたり短くしたりするのではなく、伝えたい内容を整理することが大切です。

 

文字数が足りない場合は、行動の理由や具体的な工夫、経験から得た学びを掘り下げることで、内容を充実させられます。一方、文字数がオーバーする場合は、背景説明や重複表現を整理し、重要なエピソードに絞ることがポイントです。

 

特に理系学生は、研究や実験の説明に文字数を使いすぎず、設問に応じて自分の考えや行動が伝わる構成にすることが重要になります。文字数だけにとらわれず、読み手に伝わる文章を意識することが、納得のいくESづくりにつながります。

 

■関連情報

・面接質問集や日程管理シートなども配布中!理系就活サイト「リケイマッチ」

・理系就活の情報をYouTubeやInstagramで発信中!

 

【理系就活】ガクチカは1つに絞るべき?選び方と企業別の使い分けを解説!